筑波大学では、研究シーズを基にしたスタートアップの継続的な創出に向け、研究者とともに事業化を推進する経営人材「EIR」の参画を進めています。
今回募集するのは、上野勇太先生を中心とする研究チームが開発した、感染性角膜炎の画像をAIで判別する診断支援技術の海外事業化をリードする人材です。
感染性角膜炎は、対応が遅れると視力低下や失明につながる可能性がある一方、地域によっては眼科医や専門的な診断設備が不足しています。
本技術は、スマートフォン等で撮影した角膜画像をAIで解析し、疾患や病原体の可能性を分類することで、専門医が不足する地域における早期発見と適切な医療アクセスの実現を目指すものです。
研究・臨床・AI開発の体制は構築されていますが、海外市場の検証、事業モデルの設計、規制対応、現地パートナーとの交渉など、ビジネス面を専任で推進する人材が不足しています。
単なる助言にとどまらず、研究チームとともに手を動かし、大学発医療スタートアップの海外事業をゼロから立ち上げていただける方を募集します。
■シーズ概要
『スマートフォン画像を活用した角膜疾患のAI診断支援』
本研究では、感染性角膜炎の画像をAIで解析する、2種類のプログラムを開発しています。
・角膜・前眼部疾患の分類
・感染症の原因となる病原体の分類
国内複数施設から提供された研究データを基に開発が進められ、スマートフォンで撮影した画像でも診断支援への活用可能性が確認されています。
専用の大型設備を必要とせず、スマートフォン等の身近な機器を活用できる点が特徴です。眼科医療へのアクセスが限られる地域や、遠隔地での医療支援への展開を想定しています。
国内での社会実装は関係団体を中心に別途進められており、本案件では、海外市場における事業化とスタートアップ創出を担います。
■想定する海外展開
当面は、眼科医不足や感染性角膜炎の課題があり、研究チームとの接点を活用できる複数の海外市場を想定しています。
現地の医療機関、医師、医療支援団体等とは初期的な接点がありますが、具体的な顧客や販売先、価格、提供方法は確定していません。
参画いただく方には、既存の研究ネットワークを活用しながら、以下を検証いただきます。
・どの国・地域から事業化を始めるか
・誰を顧客、利用者、費用負担者とするか
・医療機関や行政、医療支援団体にどのような価値を提供するか
・現地の規制・薬事にどのように対応するか
・自社で販売するか、現地パートナーと連携するか
・利用回数課金、期間課金、売り切り型等のうち、どの収益モデルが適するか

