【募集の背景】
日本の建設・インフラ産業は、国土強靱化や経済安全保障を背景とした旺盛な需要の一方で、ゼネコンを頂点とする多重下請け構造のもと「現場の不確実性(天候・地盤・資材高騰・人手不足)を下請けに押し付ける一括請負型のプロジェクトマネジメント」が限界を迎えています。リスク吸収力が失われた結果、プロジェクトの遅延・頓挫という形で発注者自身に損失が跳ね返る事態が常態化しています。
一般社団法人Future City Data Institute(FCDI)は、この構造的課題に対し、GeoAI(空間情報×AI)を「不確実なリスクを透明化し、ステークホルダー間でフェアに分担するための客観的プラットフォーム」として再定義する新しいエグゼクティブ教育プログラム「GeoAI都市建設マネジメント エグゼクティブスクール」を開講します。本スクールは東京大学 住宅都市再生研究センターの新スクール設立提案に基づくもので、経営層(発注者・元請けのエグゼクティブ)と、現場でAIを実装している実務家・開発者を同じテーブルに集めるハイブリッド型で運営します。
このたび、本スクールの企画・運営・指導を担う教育スタッフおよびメンターをHiProにて公募します。
【プロジェクトの説明】
■ カリキュラム(3か月・超実践型)
・Month 1:発注者主導型PMとGeoAIリスクマネジメント
日本型「一括請負・リスク丸投げ」の限界を直視し、欧米の先進的コントラクトモデルとデータ透明性の関係を学ぶ。
・Month 2:空間分析理論とデジタルレイバー演習
空間的応用一般均衡モデル(SCGE)、空間的サーチ・マッチング理論、地域間産業連関分析を用いて多重下請け構造の利益滞留をデータ化。Agentic GISによりインフラ点検・労働力アサインの直接結合をシミュレーション。
・Month 3:Vibe Codingによるアプリ構築
FCDIの「Geo AI Studio」に自社プロジェクトの空間データを投入し、受講者自身が「フェアな費用負担割合を自動算出するダッシュボード」を構築。
■ 実証フィールドと出口戦略
八重洲・日本橋エリアを実証サンドボックスとして活用し、英・Geovation、星・GeoWorks等の海外スタートアップ技術ともプラグイン連携します。スクールで生まれたプロトタイプは、経済産業省・NEDO「GENIAC-PRIZE」への応募(GeoAIコンソーシアム公式プロジェクトチーム)を経て、資金獲得と社会実装へ接続します。東京大学 松尾・岩澤研究室をはじめとする学術機関とも連携します。


