転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社のプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro（ハイプロ）」＜ https://hipro-job.jp/ ＞が運営する、副業・フリーランス人材 マッチングプラットフォームサービス「HiPro Direct（ハイプロ ダイレクト）」＜ https://direct.hipro-job.jp/lp/pro/ ＞は、2023年7月7日でサービス提供開始1周年を迎えました。「HiPro Direct」の1年間の実績と利用企業の声をご紹介いたします。

個人サイト：https://direct.hipro-job.jp/lp/pro/　
法人サイト：https://direct.hipro-job.jp/lp/company/　

＜個人＞
副業・フリーランスを希望する個人の登録者数は10,000名を突破。
登録者の約7割が年収600万以上の管理職・エキスパートといったハイクラス人材

「HiPro Direct」の登録者数は、サービス提供開始から1年で10,000名を突破。内訳としては、年収600万円以上の管理職やエキスパートなどのハイクラス人材が7割を占めています。そして、「新規事業開発／事業企画」「マーケティング／PR」「営業／販路拡大／営業企画」「IT／クリエイティブ」など、ビジネス領域を中心に、幅広い分野で経験を持つ、さまざまな人材に登録いただきました。

登録者数は右肩上がりで増加し、政府による副業解禁の後押しや新型コロナウイルスをきっかけとしたリモートワークの浸透により、個人のはたらき方やキャリア形成の新しい選択肢として副業・フリーランスのニーズが高まっていることが伺えます。

＜法人＞
利用企業のユーザー件数は1,000件を突破し、40％が従業員数1,000名以上の準大手・大手企業。
案件掲載後のマッチング率は90％に迫る

「HiPro Direct」の利用企業ユーザ件数は1,000件を突破し、利用企業の規模は、従業員数1,000名を超える準大手以上の企業が40％を超えています。これらより、労働力不足の課題が恒常的な中小企業だけではなく、準大手以上の企業においても、人材獲得の手段として正社員採用だけではなく、“副業・フリーランスといったプロ人材の活用”を選択していることが明らかになりました。

また、募集案件数は年間600件を超え、募集案件カテゴリーは、1位「新規事業開発／事業企画」、2位「営業／販路拡大／営業企画」、3位「マーケティング／PR」、4位「人事」、5位「経営企画」となり、事業を推進するうえで重要な領域でプロ人材活用のニーズが高いことが伺えます。特に「新規事業開発」のようにフェーズによって求めるスキルや知見が異なる場合は、必要なスキル・知見をもったプロ人材をスポットで活用することでスピード感をもって推進していきたいという企業側の想いから、プロ人材のニーズが高いと考えられます。

さらに、募集案件掲載後は88％の案件がプロ人材とのマッチング（契約締結）につながっており、多くの企業とプロ人材の出会いが生まれています。

「HiPro Direct」利用企業の声

●森ビル株式会社／ARCH企画運営室
～プロジェクトを成功へ導くきっかけはプロ人材が持つスキルと知見。
　大企業の新規事業創出を支援する伴走パートナーを～

当社が運営する「ARCH」は、世界で初めて大企業の新規事業創出をミッションとする組織に特化して構想されたインキュベーションセンターで、常時120社ほどの事業をサポートしています。立ち上げから3年が経過し、次のフェーズとしてより大企業の新規事業創出を加速させていくための仕掛けを開発したいと考え、新規事業領域で多様なプロ人材を抱える「HiPro Direct」を利用しました。非常に驚いたのは、面談の場で候補者の方が当社の依頼内容にそのまま応えるのではなく、前提の整理含めて我々の意図や背景、目的を捉えながら面談の場をリードしてくださったことです。見えていなかった視点でのアドバイスも含めて、抽象的な状態での依頼に関して具体化されていくようなイメージがあり、ここにプロ人材活用の価値があると感じました。

●エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社／クラウドビジネス部
～自社で蓄積したいスキルや知見を、惜しみなく提供してもらえるのがプロ人材を活用する価値～

クラウドサービスの営業や新規ビジネスの開発機能を持っている当社のクラウドビジネス部では、短期間でスポット的に有識者の知識やリソースが必要となります。しかし、正社員採用には時間とコストがかかり、また外部業者への委託となると様々な手続きが必要になります。今回、短いスパンでスキル・ノウハウを獲得できる1つの手段として、「HiPro Direct」でのプロ人材の活用に踏み切りました。案件募集後はすぐに複数名のプロ人材とマッチングし、面談時には候補者の方から支援内容の提案もいただけたので、比較検討したうえで最適にプロ人材に出会うことができました。実際に業務を依頼した後も積極的に業務を推進するとともに、弊社社員へのレクチャーも含めて実施いただいたおかげで、現在では内製でも運用を回せるようになり、プロ人材活用が非常に有意義なスキームだと感じることができました。

●堺アルミ株式会社／営業部・開発部
～プロ人材が保有する専門的な一次情報にアクセス。　
　新規事業創出における市場ニーズの調査を通じて、市場参入の妥当性を適切に判断～

当社では既存事業のアルミニウム関連製品の開発から販売に加え、新たにバスバー市場への参入を検討していますが、社内やお客様への独自のヒアリングだけではマーケットにおけるニーズが見えづらい状況でした。「HiPro Direct」で募集を開始したところ、ニッチ市場のテーマながら複数の応募があり、最終的には技術系、営業系の方2人にインタビューを実施。パーソルキャリアが抱える人材の幅広さに期待しトライアルの利用を始めましたが、探索活動が気軽にできる入り口になるため、今後も単発での「スポットコンサルプラン」をメインとし、事業の方向性等を見極める有用な一手段として活用を検討したいと考えています。

●AironWorks株式会社／HR Department
～ミスマッチ解消は業務委託活用から。
　事業拡大に伴う短期的な人員強化および中長期的な正社員採用を視野に入れたプロ人材活用～

サイバーセキュリティ訓練・教育SaaSを提供する当社では、事業の拡大に伴い人員体制の強化を目的に「HiPro Direct」の利用を始めました。スタートアップということもあり、正社員採用には流動性の高い環境へ適応できるかなどの不安やリスクを抱えていました。そこで、解決手段として選択したプロ人材活用は、短期的な人材調達としてはもちろん、結果的に中長期観点においてもお互いのマッチ度を適切に摺り合せることができるメリットがあると感じています。実際に応募のあった複数名のプロ人材と面談をし、優秀なスキルや知見だけではなく、当社の意図や背景などを汲み取り、適切にコミュニケーションがとれ、一緒に仕事をしたいと思った方とのマッチングが生まれています。

タレントシェアリング事業部 Business Innovation統括部 
エグゼクティブマネジャー 兼　HiPro Direct責任者 大里 真一朗（おおさと しんいちろう）コメント

この１年を振り返ると、専門的なスキル・知見をお持ちの数多くの副業・フリーランスの方々にご登録いただき、また、利用企業の観点としては、業界をリードする大手企業から、これから市場を創っていくスタートアップの企業までご利用いただいています。このように、多くの個人・企業の皆様に支えていただき、1周年を迎えることができたこと改めて御礼申し上げます。

「HiPro Direct」は、労働人口が減少し、人材獲得の難易度が増し続ける状況下で、社員採用だけでは対応し切れない、事業課題解決を支援すべく、サービスをスタートいたしました。実際に、森ビル様の新規事業推進で実務を担う人材を中長期的に活用する事例や、堺アルミ様の新市場への参入検討時に知見をスポットで活用した事例など、事業課題に応じて、契約期間・依頼業務を柔軟に調整できる点について多くの企業から評価をいただいています。

一方で、日本におけるプロ人材活用は、まだまだ一般化していません。一部の企業から「プロ人材活用は不安」「本当に課題解決は進むのか」などのご意見をいただくことがあります。一般化していない市場だからこそ、「HiPro Direct」は企業・個人それぞれが感じる不安に寄り添い、課題解決に向けた手立てを一緒に考えていきたい。そして、1社でも多くの企業の成長、個人のはたらき方の選択肢を広げることに貢献するとともに、プロ人材活用が当たり前となる社会を目指し邁進してまいります。