転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社のプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro（ハイプロ）」＜ https://hipro-job.jp/ ＞は、プロ人材活用の浸透により、地域企業および地域の経済発展へ寄与を目指す「スキルリターン」＜ https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/ ＞に取り組んでいます。そしてこの度、スキルリターン第一弾の実施エリアとなる鳥取県で生まれた「副業事例」を紹介するコンテンツを鳥取県内メディア各局と制作し、番組内で放映することをお知らせします。

スキルリターン「鳥取県」特設サイト：https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/tottori/

「スキルリターン」とは

「スキルリターン」とは、都市部ではたらきながらも、「地域を発展させたい」「この企業の可能性を信じている」という想いを持つ副業やフリーランスといったプロ人材のスキルを“ふるさと”に還元（リターン）する取り組みです。

日本では、少子高齢化に伴い、生産年齢人口は1995年をピークに減少^※し続け、とりわけ地域では、労働力不足がすでに深刻を極めています。こうした状況を受け、2018年に厚生労働省は「副業・兼業の促進に関するガイドライン」を発表。同タイミングで「モデル就業規則」から副業禁止規則が削除されるなど、労働力不足を解決する手段の１つとして、副業などのプロ人材活用を国を挙げて推進しています。しかし、プロ人材活用を選択肢として持つ企業は都市部の一部大手企業に留まり、地域企業におけるプロ人材活用は進んでいるとは言い難いのが現状です。

こうした課題を解決すべく、パーソルグループは、2020年より地域企業と副業人材をつなぐサービス提供を開始し、今日に至るまで延べ1,000件を超えるマッチングに寄与してまいりました。サービスの運営を通じて、地域には発展・成長の可能性を無限に秘めている企業が多く存在し、プロ人材が持つスキルによってその可能性を形にすることができるという、確かな手応えを感じています。そこで、1社でも多くの地域企業にとって、プロ人材の活用が当たり前になることを目指し、2023年6月に「スキルリターン」プロジェクトを開始。労働力不足やプロ人材受け入れが進んでいないという課題が顕著に表れている“地域”に焦点を当て、プロ人材が持つスキルを地域企業に解放、循環させ、副業・フリーランスといった雇用によらない人材活用の選択肢を地域から日本全国へと浸透させることを目指しています。

※総務省「情報通信白書令和4年版」

本取り組みについて

“副業の聖地 鳥取県“で誕生した先導的な副業事例を、「山陰放送」「日本海テレビ」「TSKさんいん中央テレビ」にて放映いたします。番組では、鳥取県内企業がプロ人材活用によってビジネス課題を解決に導いたノウハウや成果や、それらによって広がる可能性を発信し、鳥取県におけるプロ人材活用を浸透・加速させることを目指します。

本取り組みを通じて、自らのスキルを還元することで鳥取県に貢献したいと考えるプロ人材と、課題を解決したい鳥取県内の企業をつなぎ、関係人口の創出・増加、人材流動化を促進し、地域経済の活性化により一層貢献してまいります

放映予定

鳥取県コメント（鳥取県商工労働部雇用人材局　鳥取県立鳥取ハローワーク　所長　北村 勇治）

鳥取県は人口最少県、そして中小零細企業が99.9％を占めます。このため、企業が抱える経営課題の解決に県内から人材を確保するのにも限界がありますし、また、そうした人材をフルタイムで雇用するだけの体力をお持ちでない企業も少なくありません。

そこで鳥取県では、都市部で働き様々な経験やスキルをお持ちの方に、“副業”というライトな手段で県内企業の経営者に寄り添っていただく「鳥取県で週１副社長」プロジェクトを令和元年度からスタートしたところ、これまで約9,000名の方から鳥取県での副業にご応募いただくまでに至りました。

このプロジェクトを通じて多くの個人のみなさまが鳥取県で活躍され、そして１人でも多く鳥取ファンになっていただくことはもちろん、1社でも多くの県内企業の経営課題の解決につながる一手になれば大変嬉しく思います。