プレスリリース

2023年9月28日

<副業がもたらす仕事への意識変化に関する実態調査>
副業開始前と後では、仕事に対するモチベーションが1.7倍上昇
~副業は働きがいに繋がりSDGs達成にも影響を与える可能性~

転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社が運営する、プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro(ハイプロ)」https://hipro-job.jp/ >(編集長:鏑木 陽二朗)は、副業をしている全国の会社員(経営者・役員含む)400名を対象に、「副業がもたらす仕事への意識変化に関する実態調査」を行いましたので、その結果をお知らせします。

<調査背景>

SDGsの目標の1つに「働きがいも 経済成長も」が掲げられ、「HiPro」は“副業というはたらき方”の実現を通じて、個人が働きがいを持ち、自分らしくはたらくことができる環境づくりに取り組んでいます。現に、場所や時間などにとらわれないはたらき方が浸透しつつある今、副業を希望する個人は増加傾向にあります。しかし、副業解禁を行う企業はまだ一部に留まります。

そこで今回、副業による仕事のやりがいやモチベーションの変化と、本業への影響を紐解くことで、企業の副業解禁を促したいという想いから、副業をしている400名を対象に、「副業がもたらす仕事への意識変化に関する実態調査」を行いました。

【調査結果サマリー】

・「副業をすることで仕事のやりがいやモチベーションが上がった」と57.0%が回答。
最も多い理由は「新しい視点が生まれた・視野が広がった(51.3%)」。
・仕事に対するモチベーションについて、副業開始前「高かった」と回答した人は3割以下(29.3%)。
一方で、副業開始後は半数以上(50.7%)が「高い」と回答し、21.4ポイント上昇。
・「副業をすることが本業に良い影響を与えている」と55.1%が回答。
さらに55.5%が副業を続けた場合に「本業に対するやりがいやモチベーションが上がる」と感じていることが判明。
また転職を検討していた約3人に1人が、副業を開始して思い留まったことが明らかに。

<調査結果>

副業をすることで仕事のやりがいやモチベーションが上がった人は57.0%。
理由として「新しい視点が生まれた・視野が広がったから(51.3%)」「役立つスキルや生産性の向上に繋がったから(39.9%)」「新たな成果を生みだせたから(39.5%)」が上位に。

副業をしている会社員を対象に、「副業による仕事のやりがいやモチベーションの変化」を聞いたところ、やりがい・モチベーションのいずれかが「上がった」と回答した人は半数を超える57.0%に。その理由として、「新しい視点が生まれた・視野が広がったから(51.3%)」「役立つスキルや生産性の向上に繋がったから(39.9%)」「新たな成果を生みだせたから(39.5%)」が上位を占める結果となりました。(【図1】、【図2】参照)

仕事に対するモチベーションについて副業開始前「高かった」と回答した人は3割以下(29.3%)。一方で、副業開始後は半数以上(50.7%)が「高い」と回答し、21.4ポイント上昇。

副業が与える影響をさらに紐解くため、「仕事に対するモチベーション」について10段階評価を用いて聞いたところ、副業をする前に「高かった」と回答した人は29.3%、副業開始後には50.7%が「高い」と回答し、21.4ポイント上昇。副業によって、仕事のモチベーションも上がることが伺える結果となりました。(【図3】参照)

※6~10を選択した人の合計を「高かった」「高い」として算出

55.1%が「副業をすることが本業に良い影響を与えている」と回答。さらに、55.5%が副業を続けた場合に「本業に対するやりがいやモチベーションは上がる」と感じていることが判明。
また転職を検討していた約3人に1人が、副業を開始して転職を思い留まったことが明らかに。

「副業による本業への影響」を聞いたところ、55.1%が「良い影響を与えている」と回答。さらに、「副業を続けた場合の本業に対するやりがいやモチベーションの変化」を聞いたところ、55.5%が、やりがい・モチベーションのいずれかが「上がると思う」と回答しました。(【図4】、【図5】参照)

また、副業する前に転職を希望していた人を対象に、「副業をすることでの転職に対する考え方の変化」を聞いたところ、32.5%が「転職を考えていたが、副業を開始して転職を考えるのをやめた」と回答。本業への取り組み方や考え方が、副業によって変化している結果といえます。

「HiPro」編集長 鏑木 陽二朗(かぶらぎ ようじろう) コメント 

個人のはたらき方が多様化する中、副業というはたらき方を選択する人が増加しています。また、今回の調査から、副業を行うことで、本業を含めた仕事に対するモチベーションや、やりがいが向上することが明らかになりました。

特に、モチベーション・やりがいが向上した理由に、「新しい視点の獲得」「スキルや生産性の向上」「新たな成果の創出」が挙がり、仕事のパフォーマンス向上や、自己成長にも繋がっていることが伺えます。副業を行うことで、より働きがいを持ち、個人が求めるキャリアの実現に近づいているといえるでしょう。こうしたことから、企業が副業を解禁することが、個人の自分らしいはたらき方の実現に繋がり、SDGs達成に向けた1つの手段になり得ると推測されます。

副業は個人、そして企業にとっても多くの利点があるにも関わらず、副業解禁、そして副業者の受け入れを行う企業はまだまだ一部に留まるのが現状です。「HiPro」では今後も、副業をはじめとする雇用によらないはたらき方を広める取り組みを通じ、より多様な社会の実現を目指してまいります。

【プロフィール】
2001年株式会社インテリジェンス(現:パーソルキャリア)入社。
企業の採用支援や、転職希望者のキャリア支援などを経験し、その後複数の部署でマネジメントに従事。2011年に、プロ人材による経営支援サービス「i-common」(現:HiPro Biz)を立ち上げ、事業責任者として組織を牽引し、2021年10月には執行役員に。2022年5月、業界初となるプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro(ハイプロ)」の立ち上げを行い、HiPro編集長に就任。

調査概要
集計対象数:全国の20代~50代の会社員(経営者・役員含む)400名
調査手法:インターネット調査
調査期間:2023年9月6日~9月8日
調査機関:シグナルリサーチ

【本リリースの引用・転載時のお願い】
調査結果を引用いただく際は【パーソルキャリア プロフェッショナル人材の活用総合サービス「HiPro」調べ】を引用元として記載ください。

プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」について
< https://hipro-job.jp/ >

人生100年時代への突入、コロナ禍でリモートワークが普及・浸透したことなどにより、はたらき方や雇用のあり方が大きく変わってきています。企業を取り巻く環境も劇的に変化し、産業構造も変わりつつあります。こうした中、複雑なビジネス課題を解決するためには、企業と従業員の雇用契約だけでは対応しきれない状況も生まれています。こうした現状を変え、新しい人材活用(タレントシェアリング)を当たり前にするために誕生したのが、「HiPro(ハイプロ)」です。「HiPro」は「スキルを解放し、社会を多様にする。」をパーパスに、企業は課題解決に必要な人材と出会うことができ、個人は自分のスキルにあったプロジェクトを探すことができる、業界初のプロフェッショナル人材の総合活用支援サービスです。「HiPro」の展開により、これまでの経験とスキルを生かしながら自身の可能性を広げたい個人と、複雑化する課題に対応したい企業に選択肢を増やし、社会を多様にしていきます。

パーソルキャリア株式会社について
< https://www.persol-career.co.jp/ >

パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。

当社のミッションについて :
https://www.persol-career.co.jp/mission_value/detail/

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