転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社のプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro（ハイプロ）」＜ https://hipro-job.jp/ ＞は、「HiPro」が掲げる、個人が雇用によらず、より多くの企業にスキルを還元することで個人と企業が成長し合う社会、すなわち「スキル循環社会」の実現に向けたアクションである「スキルリターン」の第二弾を山形県で開始する運びとなりました。それに伴い、本日10月26日（木）に「スキルリターン」発表会（第一部）、トークセッション（第二部）を行いました。トークセッションでは、山形県庁、山形県内でプロ人材活用を行う企業である株式会社ホテルシンフォニーをゲストに迎え、「需要が加速する、プロ人材活用 ～山形におけるプロ人材活用とは～」をテーマにトークを繰り広げました。

特設サイト：https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/yamagata/

トークセッションの様子

左：（ゲスト）山形県 みらい企画創造部 移住定住・地域活力創生課長 槇 英毅 氏
中央：（モデレーター）パーソルキャリア株式会社 執行役員 HiPro事業責任者 鏑木 陽二朗
右：（ゲスト）株式会社ホテルシンフォニー 社長室 室長 佐藤 雄 氏

山形県内企業での副業・兼業のプロ人材活用を加速させ、経済発展に寄与

　日本において「少子高齢化」「生産年齢人口の減少」による労働力不足は重要課題となっています。山形県でも同様の課題を抱え、その打ち手として、山形県では県内での副業・兼業のプロ人材活用の促進を目的に「やまがた未来（みら）くる人材活用事業」を開始。そして、本年度に「HiPro」が本事業を受託し、山形県内企業におけるプロ人材活用を推進しています。
　「HiPro」は、山形県内におけるプロ人材活用をより一層浸透・加速させるため「スキルリターン」を山形県で開始するとともに、本取り組みの一つとして山形県特設サイトを開設。特設サイトには、山形県内企業がプロ人材を活用することでビジネス課題を解決に導いた“先導的事例”を掲載し、企業がプロ人材を活用するためのノウハウや成果を蓄積していきます。これにより、山形県内の企業へプロ人材活用によって広がる可能性を発信し、山形県におけるプロ人材活用を浸透・加速させることを目指します。
　こうした取り組みを通じて、自らのスキルを還元することで山形県に貢献したいと考えるプロ人材と課題を解決したい山形県内の企業をつなぐことで、関係人口の創出・増加、人材流動化を促進し、地域経済の活性化に貢献してまいります。

プロ人材活用の浸透により、地域企業と経済の発展への寄与を目指す取り組み「スキルリターン」

　「スキルリターン」とは、都市部ではたらきながらも、「地域を発展させたい」「この企業の可能性を信じている」という想いを持つプロ人材のスキルを“ふるさと”に還元（リターン）する取り組みです。

　日本では、少子高齢化に伴い、生産年齢人口は1995年をピークに減少^※1し続けています。とりわけ地域では、労働力不足がすでに深刻を極めています。

　労働力不足を解決する手段の１つとして、プロ人材活用を国を挙げて推進している一方、プロ人材活用を選択肢として持つ企業は一部企業に留まり、地域企業におけるプロ人材活用は進んでいるとは言い難いのが現状です。

　こうした課題を解決すべく、1社でも多くの地域の企業にとって、プロ人材の活用が当たり前になることを目指し、2023年6月に「スキルリターン」プロジェクトをスタートしました。

※1：総務省「情報通信白書令和4年版」