副業フリーランスとは?始め方やおすすめの職種・注意点を解説

はたらき方にも多様性が広がる昨今、会社員としてはたらきながら、フリーランスとして別の仕事を引き受ける「副業フリーランス」が注目を集めています。
本記事では、副業フリーランスとしてはたらくメリットや、はたらくうえでの注意点などをまとめています。副業を始めたいと考える方の一助となれば幸いです。
副業フリーランスとは?

副業フリーランスとは?
副業フリーランスとは、企業に雇用されつつ、業務外の時間を活用しフリーランスとして活動する形態を指します。一般的に、会社員が副業する場合は、当形態だといえます。
副業を容認する企業は増加傾向
2025年にパーソル総合研究所が発表した「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」によると、副業を容認している企業は64.3%と発表されています。この数字は、前回2023年の調査時より、3.4%増加しているとのことです。

出典:第四回 副業の実態・意識に関する定量調査(パーソル総合研究所)
またあわせて、副業フリーランスを受け入れる企業の割合も公表されています。当データでは、副業者(他社で雇用されている人材)を受け入れている企業は29.1%とされており、前回2023年の調査時より、4.7%増加しています。
このことから、企業の副業容認率・受入率が上昇していることが分かります。
副業フリーランス(業務委託)とアルバイトの違い
副業フリーランス(業務委託)とアルバイトでは、「契約形態」による法的な立ち位置に違いがあります。
フリーランスとしてはたらく場合は、企業と対等な立場で仕事をする業務委託契約が一般的です。一方、アルバイトは企業に雇用される「労働者」であり、労働基準法の保護を受けることになります。
この章では、報酬の仕組みや自由度、万が一の際の保障という3つの観点から、両者の違いを詳しく紐解いていきます。
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報酬の仕組みの違い
副業フリーランスの報酬は、労働時間ではなく「成果物」や「遂行した業務内容」に対して支払われるのが基本です。
この仕組みの利点は、自身のスキル向上によって作業時間を短縮できれば、実質的な時間単価を高められる点にあります。熟練したプロフェッショナルであれば、数時間の作業で会社員の数日分に相当する報酬を得ることも不可能ではありません。
しかし、一方で成果がクライアントの基準に達しない場合は、修正対応を求められたり、契約不適合責任を問われたりするリスクも伴います。
これに対し、アルバイトは時給や日給といった「労働した時間」に対して報酬が確定する点が特徴です。スキルの習熟度に関わらず、一定の収入が保証されるという安定性があります。
はたらく場所・時間の自由度の違い
副業フリーランスは、納期やオンライン会議の時間さえ守れば、日々の作業場所や時間は自身の裁量に委ねられます。
自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、自分が集中しやすい環境を選べるだけでなく、本業が終わった後の深夜や土日を活用するなど、柔軟なスケジュール調整が可能です。
しかし、この自由さは「徹底した自己管理能力」があって初めて成立するものです。誰も進捗を管理してくれないため、油断すると納期に間に合わなくなる可能性があります。
一方、アルバイトはシフト制などで勤務場所や時間が厳密に指定されることが一般的であり、決められた枠内ではたらく規律が求められます。自分のライフスタイルに合わせて主体的にはたらきたい方には、フリーランス形式の副業が非常に適しています。
副業でフリーランスを始める方法
初めて副業でフリーランス案件の獲得を目指す場合、以下のステップで準備を進めると良いでしょう。
- 副業の目的と目標収入を決める
- 副業に充てる時間を決める
- 獲得する案件の種類を選ぶ
- 案件の獲得方法を選ぶ
いきなり案件獲得を目指すのではなく、副業をする目的や目標を定め、それを達成できる案件は何かを考えることから始めましょう。目的や目標が定まれば、自分にあった副業の種類や案件の獲得方法を選びやすくなります。
以下で、それぞれ具体的に解説します。
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ステップ1:副業の目的と目標収入を決める
副業フリーランスを始める前に、まず何のために副業をするのかを明確にしましょう。目的が曖昧なままだと、案件選びや単価の判断がぶれやすくなります。
たとえば、生活費を補うのが目的であれば、必要な生活費の金額によって業務量は変わります。独立準備やスキルの棚卸しが目的なら、収入額よりも実績になる案件を優先した方が効果的です。
最初に目的と目標収入を言語化しておくと、自分に合う案件の難易度や、確保すべき時間の目安が見えやすくなります。また「3ヵ月で初受注」「半年で月5万円」など小さな目標に落とし込むと、途中で判断に迷いにくくなるでしょう。
ステップ2:副業に充てる時間を決める
副業フリーランスは、空いた時間を埋める感覚で始めると失敗しやすくなります。本業の繁忙期や家事、休息時間まで含めて、毎週どれだけ安定して活動できるかを先に確認しましょう。平日夜に1日2時間を3回、土日に各3時間など、曜日単位で決めると現実的です。
また、最初から仕事を多く受けすぎると、本業のパフォーマンス低下や納期遅延につながる可能性が高まります。無理なく継続できる業務量の副業から始め、慣れてから案件を増やす方が、評価も収入も安定しやすくなるでしょう。
ステップ3:獲得する案件の種類を選ぶ
副業フリーランスの案件は、単発のスポット相談・週1回の定例参加・数ヵ月単位のプロジェクト参画などさまざまな種類が存在します。自分が求める収入や使える時間に合わせて、どの種類が合うかを先に決めることが重要です。本業との両立を考えるなら、納期や会議時間、成果物の範囲も必ず確認しましょう。
受注前に期待される役割をはっきりさせるほど、業務時間の読み間違いを防ぎやすくなります。それぞれのはたらき方について詳しく知りたい人は「副業フリーランスのはたらき方の例」をご覧ください。
ステップ4:案件の獲得方法を選ぶ
案件の獲得方法によって、出会える仕事の質や単価、営業負担は大きく変わります。副業初心者なら募集条件が明確な案件のマッチングサービスやエージェントを使うと、ミスマッチを減らしやすいでしょう。
専門性が高い人は、知人からの紹介や過去の取引先からの相談の方が、条件交渉を進めやすい場合もあります。一方で、クラウドソーシングは実績作りには向くものの、単価競争になりやすい点に注意が必要です。
自分の経験値や営業に使える時間、希望単価を踏まえて、獲得経路を選ぶことが大切です。経路ごとに見せる実績や職務経歴も変わるため、応募前に強みを整理しておくと受注率を高めやすくなります。
案件の獲得方法の詳細が知りたい人は「副業フリーランスの案件を探す方法」を確認してみてください。
副業フリーランスとして活動するメリット
収入が増える
本業以外の収入導線が増えるため、単純計算で、副業フリーランスとして活躍した分の収入が増えることとなります。また、本業にプラスアルファとなるスキルや経験を得ることで、本業の成果が向上した場合、間接的に本業での評価にもつながるといえます。
知識が増え、スキルアップできる
副業フリーランスとして活躍するうえでは、本業から派生した領域で副業を行うことが一般的ですが、副業先での経験から新たなスキルが身につくこともあります。たとえば本業以外の業界で副業をするのであれば、その業界ならではの知見を得られるでしょう。
また、副業でもフリーランスとして活躍するのであれば、案件を獲得するための営業や、副業に伴う事務作業なども自分で行う必要があります。必然とビジネススキルや経験を積むことも可能です。
本業に副業経験を還元できる
副業フリーランスとして活動することによって獲得したスキルや経験は、本業へ還元することが可能です。たとえば、本業とは異なる仕事の進め方や、プロジェクトの管理方法などを本業に導入したり、副業で得た他業界のナレッジを本業でも活用したりできます。
HiProが実施した調査によれば、副業実施者の63.5%が「副業が本業によい影響を与えている」と回答しました。

出典:企業の副業人材の実態と副業実施者の本業への影響(HiPro)
副業によって、キャリア全体における市場価値を高めることが可能です。結果として、本業での評価向上や、将来的な昇進・キャリアアップを後押しするポジティブな要素となるでしょう。
節税効果を期待できる
フリーランスの場合、確定申告の際に業務で使ったお金を経費にすることができるため、節税効果も図れます。たとえば、案件を行うために必要な購入書籍やタブレットなどといった仕事用具、業務を行うために不可欠なインターネットなどの通信費も、経費として収入から差し引くことが可能となります。
時間を有効活用できる
空いている時間で収入を生み出したり、スキルを得たりできるため、時間を有効活用できるともいえます。昨今では30分や1時間程度の短時間でも副業できる案件が増えており、スキマ時間を有益な時間にすることも可能です。
独立・起業の基盤になる
副業フリーランスでは、収入増加や経営視点が身につく分、独立や起業のための基盤を築けるといえます。
いきなり経験や人脈がゼロの状態から個人事業主として独立すると、安定軌道に乗せるまでに一定の時間が必要です。しかし、副業フリーランスは会社員として安定収入を得ながらフリーランスとしての経験を積めるため、収入面の不安を軽減しながら独立のために必要な要素を身につけられるメリットがあるといえるでしょう。
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副業フリーランスとしてはたらく際の注意点
確定申告を自分で行う必要がある
基本的には、会社員であれば確定申告をする必要はありません。ただし、本業以外で年20万円を超える収入を得た場合は、確定申告を行う必要があるため注意が必要です。
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本業を第一に考える
副業を解禁している企業は、あくまでも重要なのは本業であることを前提に、副業を容認することが一般的です。副業の方に本業以上のリソースを割いてしまった場合、本業でのパフォーマンスが低下し損失となってしまうためです。
パーソル総合研究所の調査データによると、副業が原因で「過重労働となり、仕事に支障をきたした」「体調を崩した」と回答した割合は26.9%に達しました。

出典:第四回 副業の実態・意識に関する定量調査(パーソル総合研究所)
あくまでも副業はサブとしての活動であることを念頭に置いておくとともに、本業と副業の注力バランスが逆転しないよう注意が必要です。
就業規則の確認・会社へ副業する旨を報告する
就業規則に副業の認可や、副業の範囲について記載がなされている場合があります。仮に禁止されていた場合、違反するとペナルティを受ける可能性があります。
また仮に規定通りに行っていても、報告せず副業活動し、それが発覚した際の心象はあまりよいものとはいえません。リスクヘッジのためにも、会社に報告しておく方が賢明です。「副業を行うことでスキルが身につく」など、副業によって本業に還元される点を抑えて伝えておくとよいでしょう。
仕事の管理は自己責任
何らかのトラブルや不調によって、仕事が進捗通りに進まない場合でも、自分で収拾させなければなりません。たとえば体調不良となった時、会社であれば、他メンバーに代理対応を依頼し休むことができますが、副業フリーランスの場合は自分で事情説明から納期交渉を行う必要があります。
本業の競業避止義務・秘密保持義務を厳守する
副業を行う際にトラブルになりやすいのが、本業で得た機密情報や顧客リストの流用です。多くの企業の就業規則には競業避止義務(ライバル企業に利益を与える行為の禁止)や秘密保持義務が明記されています。
本業の顧客を副業の案件として引き抜いたり、社外秘のノウハウをそのまま副業の成果物に使用したりする行為は、たとえ悪意がなかったとしても違反行為となり得ます。情報の取り扱いに細心の注意を払わなければなりません。
自身のキャリアを守るためにも、副業の内容が本業の利益を侵害していないかを事前にチェックし、必要であれば会社に許可を得ることが大切です。
契約を締結してから仕事をする
副業フリーランスとして活動する上で、契約内容を事前に整理しておくことは重要なポイントの一つです。特に、相手が知人であったり、比較的小規模な案件であったりすると、口約束やメールのやり取りのみで業務を開始するケースも少なくありません。
もっとも、書面による取り決めがない場合、報酬の支払い条件や業務内容の解釈をめぐって認識のずれが生じやすく、未払いが発生したり、当初の想定を超える修正依頼を受けたりするなどのトラブルにつながることがあります。
こうした行き違いを防ぐためにも、可能な範囲で業務委託契約書を取り交わし、条件を明確にしておくケースが一般的です。たとえば、次のような項目が整理されることが多くあります。
- 業務の範囲
- 報酬額
- 支払いサイト(入金日)
- 著作権の帰属
- 中途解約の条件 など
契約内容を書面で確認しておくことは、不要な誤解を防ぎ、双方にとって納得感のある形で業務を進めるための土台になります。健全なパートナー関係を築くためにも、契約のプロセスを丁寧に進めることが大切です。
副業フリーランスのはたらき方の例
1回きりのスポット案件を受ける
いわゆる単発の案件(1回の活動で完結する案件)を指します。
HiProが副業を実施する人に対して案件の期間の長さを調査したデータによると、副業で活動するハイクラス層の39.3%、メンバークラス層の46.4%はスポット型の案件を受注していることがわかりました。

※1:高度な事業課題を解決できる経験・スキルを有する人材層。「副業・フリーランス人材白書2025」における基準として「年収総額(一時的な収入や不労所得除く)が800万円以上」とした。
※2:日常的に発生する業務に従事する人材層。「副業・フリーランス人材白書2025」における基準として「年収総額(一時的な収入や不労所得除く)が800万円未満」とした。
コンスタントに携わる案件と異なり、スケジュールに融通が利きやすいメリットがありますが、内容がシンプルであることが多く、報酬額も控えめとなりやすい傾向にあります。
週1.2回空いた時間のみの仕事を受ける
コンスタントに活動する案件の中でも、週の内1~2日を利用し作業を行うスタイルです。休日などを活動日に充てられれば、本業とのすみ分けを行ったまま、空き時間を有効活用できます。
平日夜や土日を活用し、コミットする
本業の就業後、副業に時間を割くスタイルです。HiProの調査によると、副業の会議・打ち合わせの実施時間帯は、ハイクラス層で62.6%が平日の早朝・夜+休日と回答しています。

就業後にも仕事を行うことになるため、本業に影響が出ないよう注意する必要がある一方、クライアントと長期的に契約を結ぶことが多く、安定収入を得やすいスタイルともいえます。
副業フリーランスにおすすめの職種
副業フリーランスに向いている職種の傾向として、デバイスとネットワーク環境があれば成立する職種が挙げられます。当項では、該当職種の一例をご紹介します。
経営企画・事業開発(新規事業立ち上げ・戦略立案)
経営企画や事業開発の経験がある人は、副業フリーランスでも需要が高い人材となるでしょう。経営企画・事業開発の副業では、市場調査はもちろん、新規事業の立ち上げ支援や既存事業の成長戦略を経営陣と一緒に設計します。
経営層との定期的な壁打ちや事業計画の整理、仮説検証の進め方の設計など、上流から関わるはたらき方が可能です。
営業
営業職には、テレフォンアポインターやメール営業などのインサイドセールスの案件があり、副業フリーランスとしてもはたらけます。ライフスタイルに合わせて業務時間や日数を決められ、はたらき方の自由度が高いのが特徴です。
営業経験を活かし、副業フリーランスとしてはたらきたい方におすすめの職種です。
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ライター
Webサイトやサービスにおける、コンテンツの文章制作が該当します。一口にライティングといっても、SEOのための記事から、インタビューを伴う記事までさまざまです。専門知識を必要とせず、構成の指定がある案件や、ライティングのマニュアルが整備されている案件であれば、比較的初心者でも引き受けやすい案件といえます。
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動画クリエイター
昨今はYouTubeをはじめとする、動画を活用したプロモーションの人気が高まっており、動画制作・編集を担うクリエイターの存在は需要が高まっているといえます。あわせて動画制作のみならず、動画間で放映される動画広告などの案件もあります。
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キャリアコーチング・キャリアカウンセラー
はたらき方の多様化に伴い、個人のキャリア形成を支援するコーチングやカウンセリングへの関心も徐々に高まっています。
企業の人事部門での採用業務の経験や、特定の業界で培ってきた実務経験を活かしながら、キャリアに悩む人の相談役として関わるケースも見られます。目標設定のサポートや強みの言語化を論理的に行えるスキルがあれば、継続的な相談につながることもあり、活動の幅を広げていくことが可能です。
国家資格である「キャリアコンサルタント」を保有していれば信頼性は格段に上がります。しかし、資格がなくとも特定の専門職に特化したメンターとして活動することも可能です。対人コミュニケーションスキルを磨きながら個人の自己実現を支えられる、利他的なモチベーションを持つ方に最適な職種です。
プロジェクトマネージャー(PM・PMO)
複雑なプロジェクトを円滑に進め、目標達成まで導くマネジメントスキルは、業界を問わず求められる場面が多くあります。
主な業務は、以下のように多岐にわたります。
- 進捗管理
- リソース調整
- 想定されるリスクの整理・対応検討
- 関係各所とのステークホルダーマネジメント
本業でチームリーダーやマネージャーとして業務に携わっている場合、これまでの経験や進め方を活かしながら、副業や外部案件に関与するケースも見られます。プロジェクトの状況に応じて、実務支援を中心に役割を担うこともあります。
また、単発の作業ではなく、数か月単位のプロジェクト期間にわたって関わることが多いため、業務内容や報酬条件が比較的見通しやすい点を特徴として挙げられます。
ITアーキテクト・技術顧問・リードエンジニア
ITアーキテクトや技術顧問の副業は、システムの全体設計や技術判断を支える役割が中心です。
週1回の技術相談や、プロジェクト単位での設計支援でも十分に価値を出しやすいでしょう。若手エンジニアの育成や、開発チームのマネジメント改善まで担える人は、さらに重宝されます。
経営陣と開発現場の間に入り、技術を事業の言葉に翻訳できる人ほど信頼を得やすいです。現場経験だけでなく、全体最適で考えられる人に適した職種といえます。
CxO・経営アドバイザー
スタートアップや中小企業に対し、特定の領域の責任者として参画する「CxO」もおすすめです。本業でマーケティング部長を務める人がCMO(最高マーケティング責任者)として企業の経営会議に参加し、戦略立案を行うようなケースが例として挙げられます。
この職種は、単なるスキルの提供だけでなく、企業の成長そのものにコミットする姿勢が求められます。非常に高い責任感が必要ですが、自身の専門性を使って経営に関与してみたい方にとって、刺激的な選択肢となるでしょう。
マーケティング戦略コンサルタント・CMO
マーケティング領域で高単価を狙いやすいのは、広告運用や制作代行ではなく、戦略設計を担うポジションです。誰に何を売るかという顧客戦略の整理やブランド設計、リード獲得の導線設計、KPIの見直しなどが主な支援内容になります。
企業によっては、経営陣と並走しながら、事業成長に必要な打ち手を優先順位づけする役割も期待されます。短時間でも全体方針を示せる人は、スポット相談や顧問契約と相性がよいでしょう。
施策単体ではなく、組織全体の売上や事業成長まで逆算して考えられる人ほど、上流の相談を受けやすくなります。事業視点を持つマーケターに向いている副業です。
人事・組織開発コンサルタント
人事や組織開発の経験も、副業フリーランスで活かしやすい分野です。採用広報の改善や評価制度の見直し、管理職育成など、企業が後回しにしがちな組織課題を支援できます。
特に設立間もないスタートアップ企業では、事業拡大に人事制度が追いつかず、外部の知見を必要とする場面が少なくありません。週1回の定例会議や制度設計のプロジェクト単位で関わるケースが多く、本業と両立しやすい点も特徴です。
採用数だけでなく定着やマネジメントの課題まで解決できる人材は、顧問型の支援でも力を発揮しやすいでしょう。現場運用だけでなく、経営と組織の接続を考えられる人に向いています。
副業フリーランスとして活動する際に必要な税金・確定申告の準備
開業届を提出する
副業による収入の場合、一般的に雑所得として分類されます。しかし、継続的に行われる案件の場合、事業所得として認識される場合もあります。この場合は「開業届」の提出が必要になります。
青色申告の申請をする
先項における「事業所得」として認められる場合、青色申告の申請が可能となります。青色申告の場合、確定申告における特別控除などの優遇措置が受けられます。
インボイス制度への登録を検討する
2023年10月から開始されたインボイス制度(適格請求書等保存方式)は、副業フリーランスとして活動する場合にも影響が生じる制度です。
インボイス制度では、適格請求書(インボイス)を発行できる事業者との取引であることが、取引先企業にとって仕入税額控除を受けるための要件となります。この適格請求書を発行するには、原則として消費税の課税事業者として「適格請求書発行事業者」の登録を行う必要があります。
一方で、インボイス発行事業者として登録しない場合(免税事業者のままでいる場合)、取引先企業は仕入税額控除を受けられなくなるため、取引条件の見直しや経理上の調整が必要になるケースも考えられます。その影響の大きさは、取引先の方針や契約内容によって異なります。
そのため、インボイス制度への登録については、現在の取引先との関係性や、今後の副業・事業拡大の見通しなどを踏まえながら判断されることが一般的です。判断に迷う場合には、取引先との関係性や、今後の副業の拡大予定を総合的に判断し、税理士などの専門家のアドバイスも仰ぎながら慎重に検討することが重要です。
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請求書と領収書を保存する
確定申告の際に、直接領収書や請求書を提出する義務はありません。しかし、税務調査などの際には経費計上の証明として役割を発揮するため、保存は必須といえます。また確定申告を終えた後も、7年間保管することが義務づけられています。
帳簿を作成する
「帳簿」は、正規の簿記の原則に従い、記帳を行うことが求められています。市販の会計ソフトを利用することで、簡単かつ負担なく記帳が可能です。
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副業フリーランスの案件を探す方法
クラウドソーシング
クライアントとフリーランサーのマッチングサービスを指します。クライアントは不特定多数の人に公募型で依頼先を募り、フリーランサーは応募する形で依頼を受けます。
とりわけ大型のクラウドソーシングサービスでは、案件の母数そのものが多く、特にスポットでの案件が割合を占める傾向にあるようです。そのため、未経験からスモールステップで副業を始めたい方でも、手が届きやすい案件に出会いやすい方法といえるでしょう。
求人サイト・求人検索サイト
数は少ないですが、フリーランス向けに「業務委託」で募集をかけている企業もあります。求人サイト上での募集の場合、継続的な案件が多い傾向にあるようです。
専門エージェント
クライアントのニーズとフリーランサーのスキルをもとに、適切な案件を第三者であるエージェントがマッチングするサービスです。フリーランス側は仕事探しの工数を削減できるメリットがあります。また、自分のレベルにあわせて適切な経験を積むことができ、ゆくゆくは高単価な案件にチャレンジできる(紹介を受ける)メリットもあるといえます。
知人・友人からの紹介
縁故で案件を受ける方法です。地道ではありますが、人脈を広げることで、市場に出回っていない案件受託のチャンスが広がるメリットがあります。
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副業フリーランスについてよくある質問
活動を始める前や継続中に多くの人が突き当たる、代表的な疑問とその解決策をまとめました。
Q1.本業が忙しい時期はどう調整すればいい?
副業フリーランスにおいて注意すべき点は、本業のトラブルや繁忙期と副業の納期が重なることです。あらかじめクライアントに対し「本業の繁忙期である〇月は仕事を抑えたい」と事情を正直に伝え、合意を得ておくことが欠かせません。
万が一、予定外の繁忙期で納期が遅れそうになった場合は、発覚した時点で即座に連絡し、誠実な調整案を提示しましょう。
Q2.副業禁止の会社でもフリーランスとして開業できる?
就業規則で副業が禁止されている場合、活動が発覚した際にトラブルに発展するリスクを覚悟する必要があります。
現代は多くの企業が副業解禁に舵を切っています。まずは自社の規定を正しく把握し、正当な理由を持って会社に申請しましょう。
Q3.副業で収入が増えたら社会保険料も増える?
会社員が業務委託の副業フリーランスで収入を得ても、その収入だけで健康保険料や厚生年金保険料がすぐ増えるとは限りません。
会社員の健康保険料と厚生年金保険料は、原則として勤務先から受ける給与や賞与を基にした標準報酬月額・標準賞与額で決まります。そのため、業務委託として受け取る副業収入は、原則これらの保険料計算には含まれません。しかし、副業先でも雇用契約を結んで社会保険の加入条件を満たす場合や、本業の給与自体が上がる場合は保険料が変わる可能性があります。
なお、社会保険料とは別に、所得税や住民税の負担は増える点に注意しましょう。
副業フリーランスとして開業してスキルアップを目指そう
少ないリスクで収入源を増やせる副業フリーランスですが、案件の責任はすべて個人で管理することが求められます。とくに未経験の領域で副業を始める場合は、小規模の案件からスタートし、成功体験を積み上げていくと堅実でしょう。
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