プレスリリース
2025年7月1日
「HiPro(ハイプロ)」、熊本県でスキルリターンを開始
~副業・兼業のプロ人材活用の浸透により、熊本県内企業と地域経済への寄与を目指す~
かねくら株式会社と株式会社フジバンビにおけるプロ人材活用事例を公開
転職サービス「doda」などを提供するパーソルキャリア株式会社のプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro(ハイプロ)」は、「スキル循環社会」の実現に向けたアクションである「スキルリターン」を熊本県で開始いたします。
本日7月1日(火)に行った発表会では、熊本県内で副業・兼業の受け入れを推進する株式会社熊本銀行、肥銀オフィスビジネス株式会社による取り組みの紹介と、プロ人材活用実績のある同県内企業のかねくら株式会社と株式会社フジバンビをゲストに迎えたトークセッションを行いました。
特設サイト: https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/kumamoto/

株式会社熊本銀行 営業推進部 法人営業グループ 部長代理 植田 啓介氏
肥銀オフィスビジネス株式会社 取締役執行役員 建部 博氏
パーソルキャリア株式会社 執行役員 エージェントサービス事業部 事業部長 兼 タレントシェアリング事業部 事業部長 鏑木 陽二朗
かねくら株式会社 代表取締役 反後 人美氏
株式会社フジバンビ 代表取締役社長 松本 順次氏
「HiPro」が取り組む、「スキルリターン」プロジェクト
日本の「少子高齢化」「労働人口減少」による人材不足は重要課題となり、地域における人材不足に関する課題は特に深刻です。そこで「HiPro」は、1社でも多くの地域企業にとってプロ人材の活用が当たり前になることで、人材不足の解決に繋げたいという想いから、2023年6月に「スキルリターン」プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、個人が雇用によらず、より多くの企業にスキルを還元することで、個人と企業がともに成長し合う「スキル循環社会」の実現を目指す取り組みです。「スキルリターン」の展開は、鳥取、山形、福岡、広島、京都、秋田、愛媛、愛知に続き、熊本県は9地域目となります。
熊本県の産業特性と課題
熊本県は全国屈指の農業県であり、農業産出額は全国5位※1、複数の農産物が全国1位※2の収穫量を誇ります。また、水資源に恵まれていることなどを背景に、半導体や輸送用機器をはじめとする大手メーカー工場が集積しており、二次産業も盛んな地域です。
一方、日本全国で課題となっている人口減少は熊本県も例外ではありません。県人口は2024年4月1日現在で48年8か月ぶりに170万人を割り込み※3、また、2020年と比較し2050年には38万人の減少※4が予測されています。熊本県の産業が今後も成長し続けるためにも、人材不足の解決は重要なテーマです。
※1:「生産農業所得統計」(令和5年/農林水産省)
※2:「農林水産省統計表」(令和5年度/農林水産省)
※3:「熊本県推計人口調査結果報告」(令和6年版/熊本県)
※4:「日本の将来推計人口」(令和5年推計/国立社会保障・人口問題研究所)
熊本県における「HiPro」の取り組み
「HiPro」では、熊本県内企業の人材不足解決に向け、2020年より同県企業へのサービス提供を開始し、数多くのマッチングに携わってまいりました。2024年度における企業とプロ人材のマッチング件数は昨年度比で1.5倍に伸長し、直近では「システム」や「マーケティング」といった領域を中心にプロ人材の活用が広がっています。オーガニック食品や雑貨の流通事業を展開するかねくら株式会社では、千葉県在住のプロ人材の支援を受け、ECサイトや在庫管理体制の改善と強化、販路拡大を行い、出荷件数が2倍に伸長。菓子の製造・販売事業を展開する株式会社フジバンビでは、埼玉県在住のプロ人材の支援を受け、賞味期限延長に伴う試験方法の確認などを実施し、さらなる販路拡大に向けた取り組みを推進中です。
このように熊本県ではプロ人材を活用する企業が着実に増えてきていることから、さらに多くのプロ人材活用を後押しすべく、同県で「スキルリターン」を実施いたします。本取り組みでは、スキルリターンのサイトに熊本県の特設ページを開設し、 “先導的事例”を掲載。企業がプロ人材を活用するためのノウハウや成果を蓄積していきます。これにより、熊本県内企業へプロ人材活用によって広がる可能性を発信し、プロ人材活用を浸透・加速させることを目指します。
こうした取り組みを通じて、自らのスキルを還元することで熊本県に貢献したいと考えるプロ人材と、課題を解決したい熊本県内企業をつなぐことで、企業のさらなる成長と経済の活性化に貢献してまいります。
掲載事例
【事例】かねくら株式会社

ECサイトの改善・強化で新規顧客獲得を目指す。
人材教育やオペレーション改善にも取り組み、
出荷件数が2倍に伸長。
掲載ページ:
https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/kumamoto/kanekura.html
【事例】株式会社フジバンビ

賞味期限を延長し、商品をより多くのお客様に。
期限設定における試験方法を第三者視点で評価。
2か月半でプロジェクトが完了し次のステップへ。
掲載ページ:
https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/kumamoto/fujibambi.html
協力

プロ人材活用の浸透により、地域企業と経済の発展への寄与を目指す取り組み「スキルリターン」
< https://hipro-job.jp/skilljunkan/skillreturn/ >

「スキルリターン」とは、都市部ではたらきながらも、「地域を発展させたい」「この企業の可能性を信じている」という想いを持つプロ人材のスキルを“ふるさと”に還元(リターン)する取り組みです。
日本では、少子高齢化に伴い、生産年齢人口は1995年をピークに減少※し続けています。とりわけ地域では、労働力不足がすでに深刻を極めています。
労働力不足を解決する手段の1つとして、プロ人材活用を国を挙げて推進している一方、プロ人材活用を選択肢として持つ企業は一部企業に留まり、地域企業におけるプロ人材活用は進んでいるとは言い難いのが現状です。
こうした課題を解決すべく、1社でも多くの地域の企業にとって、プロ人材の活用が当たり前になることを目指し、2023年6月に「スキルリターン」プロジェクトをスタートしました。
※総務省「情報通信白書令和4年版」
スキル循環社会について< https://hipro-job.jp/skilljunkan/ >
「HiPro」は、「スキルを解放し、社会を多様にする。」をパーパスに掲げ、2023年5月25日に「スキル循環社会」の実現を目指すことを宣言しました。「スキル循環社会」とは、個⼈が持つさまざまな経験、スキルを1社の中に閉じずに、他の企業でも活かし、個⼈が持つスキルは、必要とする企業の中で柔軟に活用。更に、そこで培った経験・スキルがまた他の企業で活かされる。この繋がりにより、企業と個⼈が相乗的に成⻑し、日本経済の発展へと繋げていく。このような社会の実現を⽬指しています。
プロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」について
< https://hipro-job.jp/ >
「HiPro(ハイプロ)」は、「スキルを解放し、社会を多様にする。」をパーパスに、課題に向き合う企業と、副業・フリーランス人材をつなぐ、プロフェッショナル人材の総合活用支援サービスです。企業の人材獲得の難易度が高まり、個人のはたらき方が大きく変わる中、「HiPro」は企業が必要とする人材と出会い、個人は自分のスキルに合ったプロジェクトを見つける機会を「HiPro Biz」「HiPro Tech」「HiPro Direct」の3つのサービスを通じ提供します。これまでの経験とスキルを活かしながら自身の可能性を広げたい個人と、複雑化する課題に対応したい企業に選択肢を増やし、社会を多様にしていきます。
プロフェッショナル人材による経営支援サービス「HiPro Biz」
< https://biz.hipro-job.jp/ >
経営課題解決に取り組む企業向けに、経営層・CxO ・エキスパートクラス等、高度な課題を解決できる個人と共に、課題解決に導く経営支援サービスです。
IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス「HiPro Tech」
< https://tech.hipro-job.jp/ >
IT・テクノロジー領域の課題解決に取り組む企業向けに、エンジニア・ ITコンサルタント・技術顧問・ PM/PMO 等、 IT 分野に精通した個人を紹介するエージェントサービスです。
副業・フリーランス人材 マッチングプラットフォーム「HiPro Direct」
< https://direct.hipro-job.jp/lp/pro/ >
課題を解決できる副業・フリーランス人材と企業がプラットフォーム上で直接つながり、最短即日で業務の受発注ができるマッチングプラットフォームサービスです。
パーソルキャリア株式会社について
< https://www.persol-career.co.jp/ >
パーソルキャリア株式会社は、-人々に「はたらく」を自分のものにする力を-をミッションとし、転職サービス「doda」やハイクラス転職サービス「doda X」を通じて人材紹介、求人広告、新卒採用支援などを提供しています。2022年5月にはプロフェッショナル人材の総合活用支援サービス「HiPro」を立ち上げ、副業・フリーランス領域にも本格参入。グループの総力をあげて、これまで以上に個人の「はたらく」にフォーカスした社会価値の創出に努め、社会課題に正面から向き合い、すべての「はたらく」が笑顔につながる社会の実現を目指します。
当社のミッションについて :https://www.persol-career.co.jp/mission_value/