30代におすすめの副業は?30代ならではの選び方・注意点を徹底解説

「今の会社で順調にキャリアを積んでいるが、30代時点での市場価値が気になる」
「30代で収入の柱をもう一つ作りたいが、何から始めるべきかわからない...」
このようなキャリアの分岐点に立ち、漠然とした不安を感じている人もいることでしょう。30代は、実務経験が豊富な時期である一方、将来へのプレッシャーも増す世代です。
本記事では、30代のビジネスパーソンが副業を始めるべき理由や、専門スキルを活かせる具体的な職種、リスク管理まで体系的に解説します。副業を通じて社外でも通用する実力を身につけ、強固なキャリアを築くためにも、ぜひ参考にしてみてください。
副業を実施している30代の割合は約10%

30代で実際に副業を行っている人は、どのくらいいるのでしょうか。
パーソル総合研究所の「第四回 副業の実態・意識に関する定量調査」によると、30代で副業をしている人の割合は男性13.3%、女性13.1%という結果が出ています。

出典:第四回 副業の実態・意識に関する定量調査(パーソル総合研究所)
パーソル総合研究所の調査によると、正社員の副業実施率は11.0%と1割強にとどまっています。一方で、副業容認率や副業受入率は3割前後まで広がっており、副業を取り巻く制度や市場環境は着実に整いつつあることがうかがえます。
同調査では、副業の目的が「収入補填」から「キャリア形成・自己実現」へとシフトしている傾向も確認されており、副業を通じてスキルの汎用性を試したり、新たな機会につなげたりする動きが、将来の選択肢を広げる要因になりつつあります。
そのため「実行している10%」側に入ることが、周囲とのキャリアに差をつける重要な要素となるでしょう。
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30代で副業を考える人が多い理由
30代が副業に関心を寄せる背景には、20代とは異なり、より現実的で戦略的な理由が存在します。単なる収入アップだけでなく、自身のキャリアパスやライフステージの変化と深く結びついているのが特徴です。
20代よりも戦略的にキャリアを広げられる可能性があるため
30代は、20代よりも戦略的にキャリアを広げられる可能性があります。
20代の副業は「スキルの習得」や「経験作り」が主な目的になりがちです。しかし30代は、すでに本業で培った「実績」という大きな強みを持っていることが多いです。この強みを活かすことで、ゼロから学ぶよりも効率的に成果を出し、報酬を得ることが可能です。
加えて、本業で培った知識や経験を活かして他社の課題解決を行うことで、専門性をさらに磨くことが可能です。本業では経験できないような他業種の知識を得ることで、ビジネスパーソンとしての視野を広げられるでしょう。
結果として、本業でのパフォーマンス向上や副業経験を活かした転職、フリーランスとしての独立など、戦略的なキャリア形成が可能になります。
自身のキャリアに迷いが生まれる傾向があるため
30代は、マネジメントに関わる役割を任されたり、専門性をより深めるポジションに就いたりと、社内での役割や期待が少しずつ定まってくる時期といえます。その一方で、これまで積み重ねてきた経験を振り返りながら、「今後どのようなキャリアを描いていきたいのか」「自分の強みをどのように広げていけるのか」といった問いを持つ人も増えてきます。
30代が感じやすいキャリアに関する悩みとしては、たとえば次のようなものが挙げられるでしょう。
- 今後のキャリアの選択肢について、より幅広く考えたいと感じている
- これまで培ってきたスキルを、社外でも生かせるか確かめてみたい
- 理想とするはたらき方や関心のある分野と、現在の業務との間にギャップを感じている
将来の方向性がある程度イメージできるようになるからこそ、「この先、どのような経験を積んでいくべきか」「新たな視点や刺激を取り入れたい」と考え始める人も少なくありません。社内での経験を大切にしながら、視野を少し外にも広げてみたくなるタイミングともいえるでしょう。
副業は、今の環境を維持したまま新しい仕事や人との接点を持てる選択肢です。転職という大きな決断を伴わずに、自身の可能性を試したり、キャリアの方向性を整理したりする機会として、前向きに活用する人が増えています。
家庭・住宅ローンなど経済的責任が増える恐れがあるため
30代は、結婚や出産、住宅購入といったライフイベントを迎える人も多く、生活設計について改めて考える機会が増える時期といえます。家族構成や住まいの変化に伴い、将来を見据えた支出について意識する場面も少しずつ増えていくでしょう。
30代前後で検討されやすい支出の例としては、次のようなものが挙げられます。
- 住宅購入に伴うローン返済や住居費の見直し
- 子どもの教育や養育に向けた費用の準備
- 将来的な親の介護や支援を見据えた備え
こうした変化を背景に、「今後の生活にどの程度の余裕を持たせたいか」「将来に向けてどのような備えができるか」といった視点から、収入や資産形成について考え始める人もいます。また、社会保険料や物価の動向など、個人ではコントロールしにくい外部環境の変化を踏まえ、収入源を一つに限定しないはたらき方に関心を持つ人もいます。
副業は、そうした将来設計を考える中で、無理のない範囲で新たな可能性を探る選択肢の一つとして捉えられることが多くなっています。
「自分の市場価値」を確かめたくなるため
会社での評価は、必ずしも自分の実力を正確に反映しているとは限りません。上司との相性や、社内の人間関係など、さまざまな要因によって左右されることもあります。そのため、30代になると、純粋なビジネススキルとして「自分にどれだけの市場価値があるのか」を客観的に知りたい人も増えてきます。
副業市場は、自分のスキルに対してダイレクトに報酬が支払われる世界です。そこで案件を獲得し、クライアントに満足してもらう経験は、自分の実力が社外でも通用するという自信につながります。
もし思ったような評価が得られなくても「何が不足しているか」を知る貴重なデータとなり、今後の成長戦略を立てるうえで役立つでしょう。
30代で副業をするメリット
30代での副業は、単に収入が増えるだけでなく、キャリアにとって大きなプラスとなります。ここでは、30代で副業をするメリットを紹介します。
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現在の市場価値やスキルレベルを把握できる
副業活動を通じて、自分市場価値をリアルタイムで把握できます。副業でわかる自分の市場価値は、主に以下のとおりです。
- 自分のスキルに対する単価の相場観
- 社外でも通用する「ポータブルスキル」の有無
- 今の自分に不足している最新知識や技術
たとえば、本業では当たり前に行っていた業務改善のノウハウが、実は他の会社では高く評価されるスキルだったことに気づくこともあるでしょう。社内の評価制度では見えなかった、自分の「本当の強み」がクライアントからのフィードバックによって発見されることも珍しくありません。反対に、最新のトレンドや技術についていけていないことに気づき、危機感を持つきっかけにもなります。
自分の強みと弱みを客観的に知ることで、今後のキャリアをどのように築いていくべきか、具体的な戦略を立てることが可能です。
これまでに培った知識・経験を役立てられる
30代の最大の武器は、これまでに培ってきた実務経験です。即戦力としてプロジェクトに貢献できる点は、クライアントにとって大きな魅力になります。特に、マーケティングや営業戦略、組織マネジメントなどの知見は、業界を問わず汎用性が高いスキルです。
ゼロから新しいことを学ぶのではなく、すでに持っている知識や経験を活かすことでさまざまな企業へ貢献できる点が30代の副業の魅力です。
資金にゆとりができ、将来の金銭的な不安を減らせる
副業によって月数万円から十数万円程度の収入が得られるようになると、家計の選択肢が少し広がったと感じる人もいます。日々の生活に余裕を持たせたり、将来に向けた備えを考えたりするうえで、心理的な安心感につながるケースもあるでしょう。
こうした収入を、投資や資産形成に充てたり、書籍やセミナーなど自己研鑽のための費用に活用したりと、中長期的な視点で使い道を検討できる点も、副業のメリットの一つです。
スキルの幅を広げ、キャリアに新たな視点を取り入れられる
業務に慣れが生まれ、新たな刺激や学びを求めたくなる場面もあるかもしれません。そうしたときに、副業を通じて異なる業界や企業文化に触れることは、視点を広げる一つのきっかけとなります。
副業を通じて得られるものとして、たとえば次のような点が挙げられます。
- 他社の取り組みや事例に触れ、自身の引き出しを増やせる
- 新しいITツールや仕事の進め方を知る機会になる
- 社外の人とのつながりを通じて、多様な価値観に触れられる
こうした経験はいわゆる「越境学習」として、これまでの考え方を見直したり、柔軟な発想を促したりする効果が期待されます。副業で得た気づきや学びを日常業務に持ち帰ることで、本業における課題への向き合い方に変化が生まれることもあるでしょう。
副業はキャリアを長期的に考えるうえで、選択肢や視野を広げる一助となる可能性があります。
30代におすすめの専門スキルを活かせる副業
30代が副業を選ぶ際は、自分の知識やスキルを活かせる仕事を選ぶのがおすすめです。ここでは、ビジネス系職種を中心とした副業を紹介します。
特定の業界知識を活かしたスポットコンサル
「スポットコンサル」は、1時間単位などの比較的短い時間で、自身の専門知識や経験を相談者に提供するサービスです。これまでの業務を通じて培ってきた知見を、必要としている人にピンポイントで共有できる点が特徴です。
特定業界の商習慣や市場の動向、新規事業立ち上げ時の留意点、過去の取り組みから得た教訓など、実務の中で得られた経験談は、参考情報として重宝されることがあります。特に、事前調査だけでは把握しにくい現場視点の情報に関心を持つ企業や担当者も少なくありません。
事前にテーマの整理や準備は必要になるものの、本業と両立しながら無理のない範囲で取り組みやすい副業の一つです。
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BtoB領域の業務改善アドバイザー・DX支援
多くの企業、特に中小企業では、業務効率化やDX(デジタルトランスフォーメーション)が急務となっていますが、人材が不足しているのが現状です。
本業でSFA(営業支援システム)やMA(マーケティングオートメーション)ツールの導入・運用経験があれば、そのノウハウは重宝されるでしょう。具体的な支援内容の例は、以下のとおりです。
- 導入支援:ツールの選定・導入
- フロー構築:ペーパーレス化、電子契約のフロー設計
- 定着支援:社内向け勉強会の実施、マニュアル作成
ツールの選定から社内定着のためのマニュアル作成まで、実務に即した支援を行うことで、月額固定の顧問契約につながることもあります。また、チャットツール導入によるコミュニケーション改善や、ペーパーレス化の推進といった、基礎的なIT化支援も依然として高い需要があります。
現場の泥臭い課題解決経験こそが、強力な武器になる領域です。
採用戦略の立案・人事制度設計のアドバイザー
人事や採用の実務経験を持っているなら、採用媒体の選定、求人票のブラッシュアップ、面接官トレーニングなどの支援が可能です。人事系副業では、主に以下のような役割が求められます。
- 求人票の作成・改善(スカウト文面の作成)
- 面接代行・面接官トレーニング
- 評価制度・賃金テーブルの素案作成
特に近年は、エージェント任せにしない「ダイレクトリクルーティング」や「リファラル採用」のノウハウを求める企業も少なくありません。また、ベンチャー企業などでは、評価制度や賃金規定が未整備なケースも多く、人事制度設計の初期フェーズに関与するニーズもあります。
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リブランディング戦略や広報・PR戦略の策定支援
魅力的な商品を、世の中に広めたい企業はたくさん存在します。マーケティングや広報の経験があれば、プレスリリースの作成支援だけでなく、中長期的なブランディング戦略の立案に関わることが可能です。
重要なのは「誰に・何を・どう伝えるか」という戦略から考えることです。また、社外への発信だけでなく、社内の理念浸透を図る「インナーブランディング」の領域も重要視されています。
経営者の壁打ち相手となり、企業の認知拡大に貢献することは、数字として成果が見えやすく、大きなやりがいを感じられるでしょう。
スタートアップ企業の外部PM・組織構築支援
急成長中のスタートアップでは、事業の拡大スピードに組織作りが追いついていないことも珍しくありません。そこで、プロジェクトマネージャー(PM)や組織構築支援の役割が重要視されています。外部PMや組織構築支援の主な役割は、以下の3つです。
- 会議の進行・議事録・ネクストアクション管理
- ガントチャートの作成と進捗の可視化
- メンバー間のタスク漏れ防止・フォロー
大企業で培った「プロジェクト進行管理」や「会議のファシリテーション」のスキルは、スタートアップにとっては価値のあるものです。将来的にCXO(最高責任者)としての参画を打診される可能性もあり、キャリアのアップサイドが大きい選択肢といえるでしょう。
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若手・中堅社員向けの1on1メンタリング・コーチング
マネジメント経験があるなら、他社の社員に対するメンターの副業も選択肢としてあります。コーチング資格があれば尚良いですが、実務でのマネジメント経験に基づいた具体的なアドバイスであってもクライアントにとっては十分な価値となります。
社内の上司には相談しにくい悩みも、利害関係のない外部のメンターになら話せるというケースは多く存在します。
加えて昨今は「心理的安全性」の確保も企業課題となっており、離職防止施策として外部メンターによる客観的なサポートは注目を集めている分野です。
専門分野に関する企業内研修の講師
自分の専門分野について体系的に話せるなら、企業研修の講師という道もあります。研修のテーマは、以下のようにさまざまです。
- 営業研修
- コンプライアンス研修
- ビジネスライティング研修 など
人に教えることは、自分の知識の定着にもつながり、プレゼンテーション能力も向上するため、本業にも良い影響を与えるでしょう。
30代が副業を選ぶ際に大切な4つの視点
ここでは、30代が副業を選ぶ際に大切な4つの視点について紹介します。
本業のスキル・経験を活かせるか
副業を検討する際には、これまでの業務を通じて培ってきたスキルや経験と、どの程度親和性があるかを意識してみることも一つの視点です。慣れ親しんだ領域であれば、比較的スムーズに取り組める場合もあります。
たとえば、営業職の方がまったく未経験の分野としてプログラミングに挑戦する場合、実務として通用するレベルに到達するまでに、一定の学習時間や試行錯誤が必要になるケースも考えられます。一方で、本業で身につけた営業力や顧客理解を生かし、中小企業の営業支援や営業代行といった形で関わる選択肢もあります。
このように、本業での経験を土台に副業を検討することで、準備にかかる負担を抑えやすくなることがあります。また、自身の強みや実績を言語化しやすいため、業務内容や条件について相手と合意形成を図りやすい点も特徴です。
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本業への相乗効果が見込めるか
副業での経験が、本業のパフォーマンスアップにつながるかどうかも重要な視点です。
たとえば、マーケティング担当者が他社のマーケティング支援を副業で行うと、自社では試せない新しい施策を経験できます。そこで得た知識やノウハウを本業に持ち帰ることで、自社のマーケティング戦略を改善したり、新しいアイデアを生み出したりすることが可能です。本業と副業が互いに良い影響を与え合うことで、相乗効果が生まれます。
将来のキャリアチェンジや独立につながる実績となるか
副業を選ぶ際には、それが将来のキャリアチェンジや独立につながる可能性も考慮しましょう。履歴書や職務経歴書に「〇〇社の売り上げを××%改善した」「新規事業の立ち上げをリードした」など、具体的で定量的な成果を記載できるような案件を選びましょう。
実績として語れる案件の特徴は、以下のとおりです。
- 自分の名前で成果物が残る
- 数値(売り上げ、削減コストなど)で貢献度を示せる
- クライアントからの推薦コメント(リファレンス)が貰える
副業を通じて自分の名前で仕事をし、実績と信頼を積み重ねていくことで、自身のブランド価値が高まります。強力なポートフォリオとなり、将来の選択肢を広げてくれるでしょう。
本業と両立可能な「業務形態」か
30代は本業でも責任ある立場を任されていることが多く、残業や急なトラブル対応が発生することも珍しくありません。そのため、副業を選ぶ際は、時間や場所に縛られない柔軟なはたらき方ができる案件を選ぶことが重要です。
たとえば、以下のような点を確認しましょう。
- フルリモートが可能か
- 成果物ベースでの評価か
- ミーティング時間は調整可能か
また、副業を始める際には、クライアントに「本業があるため、連絡は夜間になることが多い」ということを事前に伝えておくことで、トラブルを避けられます。
本業がおろそかにならないよう無理のないペースで、持続可能なはたらき方ができる環境を選ぶようにしましょう。
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30代が副業をする際に注意したいリスクと対策
副業にはメリットがある一方で、30代ならではのリスクも存在します。事前にリスクを把握し、対策を講じておくことで、安心して副業に取り組むことが可能です。
ここでは30代が副業をする際に注意したいリスクと対策について、ご紹介します。
目標が曖昧になりキャリア選択に迷う恐れがある
副業をするなかで、本来のキャリア目標を見失ってしまうことがあります。「何のために副業をするのか」という目的が曖昧になると、本業にも身が入らなくなり、中途半端な状態に陥ってしまう可能性があるでしょう。
このような状態を避けるために、副業を始める前に目的を明確にしておきましょう。定期的に自身のキャリアプランを見直し、副業がそのプランに沿っているかを確認する時間を設けることも重要です。
家族やパートナーの理解を得る
副業に取り組むにあたっては、仕事以外の時間の使い方にも目を向けておくことが大切です。副業に充てる時間が増えることで、家族と過ごす時間や家事・育児とのバランスについて、改めて考える必要が出てくる場合もあります。
特に子育て世代の30代にとっては、日々の生活リズムや役割分担との兼ね合いから、パートナーや家族の理解を得ながら進められるかどうかが、無理なく続けるためのポイントになることもあるでしょう。
副業を始める前に、あらかじめ家族と話し合い、取り組む時間帯や頻度について共有しておくことで、お互いに納得感を持ちやすくなります。スケジュールを可視化するだけでも、生活全体の見通しが立てやすくなる場合があります。
副業に時間が取られ、本業のキャリアに悪影響が出るリスクがある
睡眠時間を削りながら副業に取り組むと、本業中の集中力が落ちたり、疲れを感じやすくなったりすることがあります。その結果、本業のパフォーマンスに影響が出てしまうと、周囲との連携に支障が生じる可能性も否定できません。
そのため、本業を大切にしながら、副業はあくまで補助的な位置づけとして取り組むことが望ましいでしょう。本業が忙しい時期には副業の量を調整するなど、無理のない範囲での時間管理を意識することがポイントになります。
考え方の一例としては、以下のような点が挙げられます。
- 本業の繁忙期には、副業の案件数を控えめにする
- 十分な休息を意識し、生活リズムを大きく崩さない
- 競業避止義務や守秘義務に抵触しかねない案件の受注は避ける
社内の就業規則やガイドラインを事前に確認し、競業や情報の取り扱いに関するルールを理解したうえで行動することも大切です。安心して副業に取り組むためにも、基本的なルールの確認と自己管理を心がけましょう。
税金・社会保険の負担が増え、確定申告が必要になる
会社員の場合、年末調整で税務処理が完了しますが、副業所得が年間20万円を超えると、原則として確定申告が必要です。申告を怠ると「無申告加算税」「延滞税」などのペナルティが科される可能性があり、社会的信用を失うことにもつながりかねません。
副業の収入が増えてきたら、会計ソフトを導入したり、税理士に相談したりすることを検討しましょう。開業届の提出や青色申告の活用など、最低限の税務知識を身につけ、正しく納税する準備を整えておくことが大切です。
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30代の副業に関するよくある質問
最後に、30代が副業を始めるにあたって抱きがちな疑問に回答します。
Q1.本業が多忙でも副業を両立するコツは?
「隙間時間」の徹底活用と「やらないこと」を決めることが大切です。
通勤時間や移動時間を活用してスマートフォンで連絡を済ませたり、朝の1時間を副業に充てたりと、細切れの時間を積み重ねましょう。また、飲み会を減らしたり、テレビやSNSを見る時間を削ったりと、時間を捻出する覚悟も必要です。
Q2.家事や育児と両立しやすい副業はある?
場所と時間を選ばない「オンライン完結型」かつ「納期に余裕がある」案件がおすすめです。
たとえば、スポットコンサルなら事前に日時調整が可能ですし、アドバイザリー業務もチャットベースでの相談がメインであれば、子供が寝た後に対応できます。
また、家族の急な病気など不測の事態にも対応できるよう、クライアントとは常に密なコミュニケーションを取っておくことが大切です。
Q3.30代でも高単価な副業は可能?
30代でも高単価な副業は十分に可能です。むしろ30代は、社会人経験を通して専門スキルや知識を培ってきていることが多いため、高単価な副業に挑戦しやすい年代といえます。
高単価を得るためには、「課題解決」を提供することを意識しましょう。クライアントの売り上げ向上やコスト削減につながる提案ができれば、報酬は自然と高くなります。
自分のスキルを安売りせず、プロフェッショナルとして対等な立場で交渉する姿勢を持つことも大切です。
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30代からの副業でキャリアアップを目指そう
30代の副業は、自分の市場価値を高め、可能性を広げるために重要なキャリア戦略の一つです。
本記事では、副業を始める際の4つの視点と具体的な職種、注意すべきリスクを解説しました。副業マッチングプラットフォームに登録し、どのような案件があるのかをチェックすることから始めてみましょう。毎日少しずつでも前進することで、いつか大きなキャリアアップにつなげられるでしょう。
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