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【宅建士監修】宅建士資格を活かせる副業・フリーランスのおすすめは?案件の探し方や注意点を解説

宅建士の副業・フリーランスのイメージ

「未経験だけど、宅建の資格を活かして副業で活動したい…」と考えている方もいるのではないでしょうか。本記事では、宅建士資格を活かせるおすすめの副業を6つご紹介します。案件の探し方や、副業をする際の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

バナー:副業・フリーランスとして活動希望の方

宅建士として重要事項説明や35条書面・37条書面への記名を行う場合は、登録と宅建士証が必須

宅建士(宅地建物取引士)として、その資格を活かして業務を行う場合、試験に合格しただけでは不十分です。必ず、都道府県知事の「資格登録」を受け、「宅地建物取引士証(宅建士証)」の交付を受ける必要があります。

宅建士証は、宅建士として業務を行う上で必須の証明書であり、これがないと、重要事項説明や契約書への記名といった宅建士の独占業務を行えません。不動産取引の専門家として、責任をもって業務を遂行するためにも、必ず登録と宅建士証の交付を受けましょう。

宅建士として登録を受けると、以下の3つの独占業務を行えるようになります。

  • 重要事項説明
  • 重要事項説明書(35条書面)への記名
  • 契約書(37条書面)への記名

なお、宅建士の登録を受けるためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 宅建試験に合格していること
  • 2年以上の実務経験を有すること、または国土交通大臣が指定する講習(登録実務講習)を修了していること
  • 欠格事由に該当しないこと

資格登録自体に定期的な更新はありません。宅建士証の有効期間は5年間で、独占業務を継続する場合は更新手続きが必要です。登録時の費用に加え、更新時には法定講習の受講費用と宅建士証の交付手数料がかかります。これは副業でもフリーランス(独立)でも変わりません。独立後に宅建士として独占業務へ関わる予定がある場合は、宅建士証の有効期限を切らさないよう、更新時期と費用をあらかじめ把握しておきましょう。

宅建士として副業を始める前に、これらの手続きを済ませておくようにしましょう。

登録の流れは以下の通りです。

ステップ

内容

1.登録申請

試験に合格した都道府県知事に対して登録申請を行います。

2.登録審査

都道府県知事による審査が行われます。

3.登録完了

登録が完了すると、宅建士証の交付申請が可能になります。

4.宅建士証交付申請

宅建士証の交付申請を行います。

5.宅建士証交付

宅建士証が交付されます。

手続きは複雑で、準備すべき資料もたくさんありますので、余裕をもって準備を進めましょう。

出典:宅地建物取引業法 35条・37条(e-Gov法令検索)

宅建士資格は副業・フリーランスでどのように活かすと価値が高いか?

宅建士資格は、不動産取引の専門家としての知識・スキルを証明する国家資格です。副業・フリーランスのどちらで活かしても、以下のような価値が生まれます。

  • 専門知識を活かせる:宅建士の知識は、不動産売買、賃貸、管理など、幅広い分野で役立ちます。これらの知識を活かして、副業で収入を得られます。
  • 高単価案件に挑戦できる可能性:専門的な知識やスキルが求められる案件は、比較的高単価な傾向があります。宅建士資格を活かすことで、高収入を目指せる副業に挑戦できます。
  • 将来の独立・起業の準備になる:副業を通じて実務経験を積むことで、将来的に不動産業界で独立・起業するための準備ができます。

宅建士資格を活かして副業・フリーランスをするメリット

宅建士資格を活かして副業を始めることは、収入アップだけでなく、キャリアアップにもつながる多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットを5つご紹介します。

専門性を活かして高単価案件に参画できる

宅建士の資格は、不動産取引に関する専門知識の証明です。そのため、資格を活かした副業では、専門性の高い業務を担え、高単価な案件に参画できる可能性が高まります。たとえば、不動産売買をする際の重要事項の説明や35条書面への記名、契約成立時に交付する37条書面への記名は宅建士の独占業務であり、専門的な知識とスキルが求められるため、高単価な報酬が期待できます。

在宅ワークが可能な案件も多い

Webライティングや記事監修、コンサルティングなど、宅建士の知識を活かせる副業の中には、在宅でできる案件も豊富にあります。場所を選ばずに仕事ができるため、本業の合間や、育児・介護の合間など、自分のライフスタイルに合わせて柔軟にはたらくことが可能です。パソコンとインターネット環境さえあれば、すぐにでも始められる手軽さも魅力です。

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在宅でできるおすすめの副業14選!安全な副業の選び方や案件獲得方法・注意点を徹底解説

複合スキルの獲得でキャリアの幅が広がる

宅建士の資格を活かした副業を通じて、Webライティングスキル、マーケティングスキル、コンサルティングスキルなど、さまざまなスキルを身につけられます。これらのスキルは、本業にも活かせるため、キャリアの幅を広げられるでしょう。たとえば、Webライティングのスキルを習得すれば、不動産に関する情報を効果的に発信できるようになり、集客やブランディングに貢献できます。

「宅建士×◯◯」の独自ポジションが築ける

宅建士の資格に加えて、Webマーケティング、デザイン、金融などのスキルを組み合わせることで、「宅建士×Webマーケター」「宅建士×デザイナー」「宅建士×ファイナンシャルプランナー」といった独自のポジションを築けます。これにより、他の宅建士との差別化を図り、より専門性の高い案件を獲得したり、独自のサービスを提供したりすることが可能になります。

独立・起業への準備段階として機能する

副業で宅建士の経験を積むことは、将来的な独立・起業に向けた準備段階として非常に有効です。副業を通じて、顧客とのコミュニケーションスキル、業務遂行能力、経営感覚などを養える可能性があります。また、独立・起業に必要な資金を貯めることもできます。副業で実績を積み重ねることで、独立・起業への自信を深められるでしょう。

宅建士資格を活かせるおすすめの副業・フリーランスの仕事6選

宅建士資格を最大限に活かせる、おすすめの副業を6つご紹介します。未経験からでも始めやすいものから、専門知識を活かせるものまで、幅広くピックアップしました。ぜひ、ご自身のスキルや目標に合わせて、副業を選んでみてください。

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専門スキルを活かせるおすすめの副業は?選び方や案件獲得方法・注意点を徹底解説

独占業務の代行

宅建士の資格がなければできない、独占業務の代行は、高単価が期待できる副業です。具体的には、以下のような業務が該当します。

  • 重要事項説明
  • 35条書面への記名・37条書面への記名

これらの業務は、不動産取引において非常に重要な役割を担うため、専門知識と責任が求められます。実務経験が少ない場合は、最初は不動産会社などで経験を積むことをおすすめします。経験を積むことで、より高単価な案件を獲得できるようになるでしょう。

「重要事項説明」「35条書面への記名・37条書面への記名」は宅建士(資格者)に認められた独占業務ですが、ただしこれを“副業”として宅建士個人が自ら売買・交換・代理・媒介を業として行う場合は宅建業免許が必要です。一方、宅建業者から重説等を受託する場合は、委託元宅建業者の責任・従業者管理の下で行う必要があり、具体的な体制は免許行政庁に確認してください。宅建業免許を受けずに、宅地・建物の売買・交換、または売買・交換・貸借の代理・媒介を業として行った場合は、無免許営業として宅建業法に違反します。

  • 副業として引き受ける場合:必ず「宅地建物取引業者※」に雇用/業務委託され、その事業者名義のもとで担当する。
  • 個人として引き受ける場合:事務所、専任の宅建士、欠格事由、営業保証金の供託または保証協会への加入等の要件を満たし、宅建業免許を受ける。

出典:宅地建物取引業について(国土交通省関東地方整備局)

不動産メディアWebライティング

宅建士の知識を活かして、不動産に関するWebコンテンツを作成する仕事です。物件情報の紹介、不動産投資、住宅ローンなど、専門的な知識が求められる分野で活躍できます。未経験でも、宅建士の資格があれば、専門知識をアピールできるため、比較的案件を獲得しやすいでしょう。SEOライティングの知識を身につけることで、さらに高単価な案件を獲得することも可能です。

不動産メディアの記事監修

Webライティングされた記事の専門性を担保するために、記事の監修を行う仕事です。記事の内容が法的に問題ないか、最新の情報に基づいているかなどをチェックし、必要に応じて修正を行います。Webライティングに比べて、さらに専門的な知識と経験が求められますが、その分、高単価な案件が多い傾向にあります。

宅建士試験の講師

宅建士の資格取得を目指す人を対象に、試験対策講座の講師を行う仕事です。予備校や通信講座の講師としてはたらく以外にも、オンラインで独自の講座を開講することも可能です。自身の知識を共有することで、自身のスキルアップにもつなげられます。

不動産系スタートアップ・SaaSの支援

不動産テック系のスタートアップ企業や、不動産業界向けのSaaS企業で、宅建士の知識を活かして、サービスの企画・開発・営業などを支援する仕事です。業界の知識や顧客ニーズを理解している宅建士は、企業にとって非常に貴重な存在といえます。スタートアップ企業では、裁量が大きく、さまざまな業務に携われるため、スキルアップを目指したい方におすすめです。

ただし、宅地・建物の売買・交換、または売買・交換・賃貸の代理・媒介を業として行う場合は、宅建業免許が必要です。法人が免許申請する場合は、登記上の目的に宅地建物取引業を含める必要があるか、免許行政庁の手引を確認してください。

地方創生・空き家活用に関するアドバイザー

地方自治体やNPO法人などと連携して、空き家問題の解決や、地域活性化に関するアドバイスを行う仕事です。宅建士の知識に加えて、地域に関する知識や、コミュニケーション能力が求められます。社会貢献に関心がある方や、地域活性化に貢献したいと考えている方におすすめです。

副業の種類

業務内容

活かせるスキル

独占業務の代行

重要事項説明、35条書面・37条書面への記名

宅建士資格、不動産取引の知識

不動産メディアWebライティング

不動産に関する記事作成

宅建士資格、文章力、SEO知識

不動産メディアの記事監修

記事の専門性チェック、修正

宅建士資格、不動産法務の知識

宅建士試験の講師

試験対策講座の実施

宅建士資格、講師経験、コミュニケーション能力

不動産系スタートアップ・SaaSの支援

サービス企画、開発、営業支援

宅建士資格、不動産業界の知識、ITスキル

地方創生・空き家活用に関するアドバイザー

空き家問題解決、地域活性化アドバイス

宅建士資格、地域知識、コミュニケーション能力

宅建士資格を活かせる副業・フリーランス案件の探し方

宅建士の資格を取得したなら、それを活かして副業で収入アップを目指したいところです。ここでは、宅建士資格を活かせる副業の探し方を具体的にご紹介します。自分に合った方法で、理想の副業を見つけましょう。

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副業マッチングプラットフォームで探す

近年、スキルや経験を活かしたい個人と、それを求める企業とをつなぐ副業マッチングプラットフォームが増加しています。これらのプラットフォームでは、宅建士資格を活かせる多様な案件が見つかる可能性があります。

メリット

  • 多様な案件に出会える:不動産関連企業だけでなく、異業種の企業が宅建士の知識を求めているケースもあります。
  • 自分のスキルをアピールできる:資格や経験だけでなく、得意な分野や実績を詳細に登録することで、企業からのスカウトを受けやすくなります。
  • リモートワーク案件も豊富:場所を選ばないはたらき方を希望する方にとって、リモートワーク可能な案件が多いのは大きな魅力です。

デメリット

  • 競争率が高い:人気の案件は応募が殺到しやすく、獲得が難しい場合があります。
  • 手数料が発生する:プラットフォームによっては、案件成約時に手数料が発生する場合があります。

探し方のポイント

  • キーワード検索を活用する:「宅建」「不動産」「法律」などのキーワードで検索し、自分のスキルに合った案件を探しましょう。
  • プロフィールを充実させる:資格、経験、スキル、実績などを詳細に記載し、企業にアピールしましょう。
  • 積極的に応募する:気になる案件には積極的に応募し、チャンスを広げましょう。

クラウドソーシングサイトを利用する

クラウドソーシングサイトは、企業や個人が不特定多数の人に業務を委託するプラットフォームです。Webライティングや記事監修など、宅建士の知識を活かせる案件が多く掲載されています。

メリット

  • 未経験でも始めやすい:経験不問の案件も多く、未経験からでもチャレンジしやすいのが魅力です。
  • 自分のペースではたらける:時間や場所にとらわれず、自分の都合に合わせて仕事ができます。
  • 実績を積める:さまざまな案件を対応することで、スキルアップや実績作りにつながります。

デメリット

  • 単価が低い傾向がある:未経験者向けの案件は、単価が低い傾向があります。
  • 競争率が高い:多くの人が利用しているため、案件獲得競争が激しい場合があります。

探し方のポイント

  • 得意な分野の案件を選ぶ:不動産関連の法律、税金、市場動向など、得意な分野の案件を選びましょう。
  • ポートフォリオを作成する:過去の制作物や実績をまとめ、スキルをアピールしましょう。
  • 提案文を工夫する:自分のスキルや経験を具体的に示し、なぜ自分がその案件に適しているのかを伝えましょう。

企業に直接営業をかける

不動産会社や建築会社など、宅建士の知識を必要とする企業に、直接副業の提案を持ちかけるのも一つの手段です。

メリット

  • 高単価案件を獲得できる可能性がある:企業が直接依頼するため、クラウドソーシングサイトなどに比べて単価が高い傾向があります。
  • 自分のスキルを最大限に活かせる:企業が求めるスキルや経験に合わせて、自分の強みをアピールできます。
  • 信頼関係を築ける:企業との直接的なコミュニケーションを通じて、長期的な関係を築ける可能性があります。

デメリット

  • 営業スキルが必要:企業に自分のスキルや経験を効果的に伝えるための営業スキルが求められます。
  • 時間と手間がかかる:企業リストの作成、連絡、面談など、時間と手間がかかります。

営業のポイント

  • 企業研究を徹底する:企業の事業内容、強み、課題などを事前に把握しておきましょう。
  • ニーズに合わせた提案をする:企業のニーズを理解した上で、自分のスキルや経験がどのように企業に貢献できるかを具体的に示しましょう。
  • 実績をアピールする:過去の業務経験や実績を具体的に示し、信頼性を高めましょう。

知人に紹介してもらう

友人や知人に、宅建士の資格を持っていること、副業を探していることを伝えておくことで、思わぬ案件を紹介してもらえることがあります。

メリット

  • 信頼できる案件を紹介してもらえる可能性が高い:知人からの紹介のため、安心して仕事に取り組みやすいです。
  • 企業との交渉がスムーズに進む:知人が間に入ってくれることで、企業とのコミュニケーションが円滑に進むことがあります。

デメリット

  • 必ず紹介してもらえるとは限らない:タイミングや状況によっては、紹介案件がない場合もあります。
  • 断りにくい場合がある:知人からの紹介なので、条件が合わない場合でも断りにくいことがあります。

紹介してもらうためのポイント

  • 積極的にアピールする:友人や知人に、宅建士の資格を持っていることや副業を探していることを積極的に伝えましょう。
  • 具体的な希望を伝える:希望する仕事内容、業務時間、報酬などを具体的に伝えておきましょう。
  • 感謝の気持ちを伝える:紹介してくれた知人には、感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。

探し方

メリット

デメリット

副業マッチングプラットフォーム

多様な案件、スキルをアピール可能、リモートワーク案件

競争率、手数料

クラウドソーシングサイト

未経験OK、自分のペース、実績作り

低単価、競争率

企業に直接営業

高単価の可能性、スキルを活かせる、信頼関係

営業スキル、時間と手間

知人の紹介

信頼性、交渉がスムーズ

紹介がない場合、断りにくい

宅建士資格を活かして副業・フリーランスを始める流れ

宅建士資格を活かした副業・フリーランスは、次の4つのステップで始められます。まず全体の流れを表で確認しましょう。

ステップ

内容

①資格の確認

宅建士登録・宅建士証の有無を確認する。独占業務に関わるなら、登録の有効性と更新時期もあわせて確認する

②はたらき方を決める

本業を続けながらの副業にするか、独立してフリーランスになるかを決める

③案件を探す・契約する

マッチングプラットフォーム・クラウドソーシング・直接営業・紹介などで案件を探し、契約する

④税務の準備をする

個人が新たに事業を開始した場合は、原則として開業届を、事業開始の事実があった日の属する年分の確定申告期限までに提出。所得区分は活動実態等を踏まえて判断する

個人が新たに事業を開始した場合は、税務署へ「個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)」を提出するのが原則です。副業・フリーランスの収入を「事業所得」として継続的に得る場合は、青色申告を利用できます。

開業届とあわせて「青色申告承認申請書」を提出すると、55万円控除の要件を満たし、さらに優良な電子帳簿保存またはe-Taxによる期限内申告等の要件を満たした場合は、最大65万円の青色申告特別控除などの税制上の優遇を受けられます。

なお、退職後は、健康保険について任意継続・国民健康保険・家族の被扶養者等から該当する制度を選び、年金についても再就職や配偶者の扶養の有無に応じて切替手続も必要になる点も覚えておきましょう。

出典:No.2090 新たに事業を始めたときの届出など(国税庁)No.2070 青色申告制度(国税庁)

宅建士資格を活かして副業・フリーランスをする際の注意点

宅建士資格を活かして副業を始めるにあたっては、いくつかの注意点があります。これらの注意点を守ることで、安心して副業に取り組め、本業にも悪影響を及ぼすことなく、副収入を得ることが可能になります。

名義貸しなどの怪しい案件は避ける

宅建士の資格は、不動産取引において重要な役割を果たすため、その名義を利用しようとする悪質な業者も存在します。

宅地建物取引業法第13条では、宅建業者が自己の名義を他人に貸し、その他人に宅地建物取引業を営ませることを禁じています。宅建業者による名義貸しは宅建業法第13条、宅建士が他人に自己の名義を使用させる行為は同法第68条に関係し、行政処分や登録への影響、法的責任が生じる可能性があります。

高額な報酬を提示されたとしても、業務内容が不明確であったり、法外な利益を謳ったりするような案件は避けるようにしましょう。

出典:宅地建物取引業法第13条(e-Gov法令検索)

本業の就業規則・副業禁止規定を確認する

副業を始める前に、必ず本業の就業規則を確認しましょう。従業員の副業を禁止または制限する規定を設けている場合があり、副業が発覚すると、懲戒処分を受ける可能性もあります。副業が許可されている場合でも、事前に会社への申請が必要な場合があるので、注意が必要です。

宅建士登録や宅建士証の交付を受ける

重要事項説明や35条・37条書面への記名を行う場合は、資格登録と有効な宅建士証が必要です。宅建業者の従業者として業務に従事する場合は従業者証明書を携帯し、重要事項説明を行う際は相手方に宅建士証を提示します。

これらの手続きを行わずに業務を行った場合、宅建業法違反となる可能性があります。登録手続きは、各都道府県庁の担当部署で行えます。なお、宅建士証は業務を行う際に必ず携帯しましょう。

宅建業法に関する知識を最新状態に保つ

宅建業法は、社会情勢や法改正によって頻繁に内容が変更されます。常に最新の知識を習得し、業務に活かすことが重要です。宅建協会が開催する研修会やセミナーなどに積極的に参加し、知識のアップデートを怠らないようにしましょう。

給与所得者は副業所得等が20万円を超える場合などに確定申告の要否を確認する

年末調整済みの給与所得者で一定の要件を満たす場合、給与以外の所得が20万円を超えると原則として所得税の確定申告が必要です。20万円以下でも、他の理由で確定申告をする場合や住民税の申告については別途確認してください。

確定申告を怠ると、追徴課税や延滞税が課される可能性があるので、忘れずに手続きを行いましょう。税務署の窓口や税理士に相談することも可能です。

注意点

詳細

名義貸しなどの怪しい案件は避ける

名義貸しは違法行為です。宅建士資格を失う可能性や法的責任を問われる可能性があります。

本業の就業規則・副業禁止規定を確認する

就業規則違反による懲戒処分の可能性があります。事前に会社への確認が必要です。

宅建士登録や宅建士証の交付を受ける

宅建士登録や宅建士証の交付がなく宅建業者の業務に従事すると、宅建業法違反となる可能性があります。宅建士の登録・宅建士証の交付申請は、試験に合格した都道府県(知事)の担当窓口で行います。

宅建業法に関する知識を最新状態に保つ

法改正に注意し、研修会やセミナーなどに参加して知識をアップデートしましょう。

給与所得者は副業所得等が20万円を超える場合などに確定申告の要否を確認する

確定申告を怠ると、追徴課税や延滞税が課される可能性があります。

出典:確定申告が必要な方(国税庁)

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【税理士監修】会社員の副業には確定申告が必要?20万円以下でも申告する必要があるケースとは

宅建士の副業・フリーランスの将来性とAIの影響

宅建士の副業・フリーランスには、今後も需要が見込まれるのでしょうか。資格の特性とAIの影響の両面から解説します。

宅建士の副業・フリーランスは将来性がある

宅建士の副業・フリーランスには、将来性があります。宅建士は法律で定められた独占業務を持っており、不動産取引が続く限り一定の需要が見込まれるためです。

宅地建物取引業法では、重要事項の説明や重要事項説明書(35条書面)・契約書面(37条書面)への記名は、宅地建物取引士が行うと定められています。これらの業務は資格を持つ人しか担えないため、有資格者には今後も一定の需要が見込まれます。

不動産取引は売買・賃貸ともに社会に欠かせない取引であり、その専門家である宅建士の役割は引き続き求められるといえるでしょう。

出典:宅地建物取引業法(e-Gov法令検索)

宅建士の副業・フリーランスはAIに代替されにくい

宅建士の独占業務のすべてがAIに置き換わる可能性は、現時点では低いといえるでしょう。重要事項の説明などの独占業務は法律で宅建士に限定されており、AIがそのまま代わりに行うことはできないためです。

物件調査や書類作成といった定型的な業務はAIで効率化が進む一方、取引内容の最終的な判断や説明の責任は宅建士が担います。

AIに任せられる業務は今後増えていきますが、人間にしかできない提案や判断業務に集中することで、さらに価値を高められるでしょう。

宅建士資格を活かしたフリーランス・副業を始めたい人からよくある質問

Q1.実務未経験でも案件の獲得は可能?

実務未経験でも宅建士の知識を活かした副業案件の獲得は可能です。宅建士資格は、不動産業界での一定の知識を有していることの証明になります。実務経験がなくても、資格取得のために学んだ知識や法律の知識は、さまざまな副業で活かせます。たとえば、Webライティングや記事監修など、知識をアウトプットする仕事は未経験でも比較的挑戦しやすいでしょう。また、不動産投資に関する知識をブログやSNSで発信するなど、情報発信を通じて案件獲得につなげる方法もあります。

Q2.土日・週1のみのはたらき方ができる案件はある?

結論、土日・週1のみのはたらき方ができる案件は存在します。特に、リモートワークが可能な副業は、時間や場所にとらわれずにはたらけるため、土日や週1日のみの活動でも可能な案件が見つかりやすいでしょう。たとえば、Webライティングや記事監修、オンライン講師などは、自分の都合に合わせて仕事量を調整できます。また、不動産会社によっては、週末のみのアルバイトやパートの募集を行っている場合もあります。副業マッチングプラットフォームやクラウドソーシングサイトなどを活用して、条件に合う案件を探してみましょう。

Q3.専任の宅建士でも副業・フリーランスは可能?

専任の宅建士は、原則として、他の業者との兼務や兼業はできません。ただし一定の条件下では専任の宅建士として登録している場合でも、副業は可能です。また本業の就業規則で副業が禁止されている場合は、就業規則を遵守する必要があります。

副業を行うことで本業に支障をきたすことのないように、時間管理や体調管理には十分注意しましょう。副業の内容によっては、宅建業法に抵触する可能性もあるため、事前に確認しておくことが重要です。

まとめ|宅建士資格を活かした副業・フリーランスの知識を身につけて活躍しよう

本記事では、宅建士資格を活かしたおすすめの副業6選、案件の探し方、そして副業を行う際の注意点について解説しました。宅建士資格は、専門性を活かして副業案件に参画できるだけでなく、在宅ワークが可能な案件も多く、柔軟なはたらき方を実現できます。

副業マッチングプラットフォームやクラウドソーシングサイトなどを活用し、ご自身のスキルや経験に合った案件を見つけて、宅建士資格を活かした副業でキャリアアップを目指しましょう。副業を始める際には、本業の就業規則や宅建業法に関する知識のアップデート、確定申告など、注意すべき点も忘れずに確認してください。

宅建士資格を最大限に活用し、副業を通じてキャリアの幅を広げていきましょう。

*本記事は一般的な情報提供を目的としており、具体的な手続き・判断については専門家(弁護士・税理士・社会保険労務士など)にご相談ください。

(監修日:2026年7月21日)

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【監修者】松田 充正 ミツノブ行政書士事務所|行政書士・宅地建物取引士

ミツノブ行政書士事務所(https://www.mitsunobu-gyosei.com/)|行政書士・宅地建物取引士

ファッション業界からキャリアをスタートさせ、総合広告代理店在籍時に独学で行政書士と宅地建物取引士の資格取得。現在は通信会社でデジタルマーケティングと、自身の行政書士事務所の運営を行いながら、宅建士としてIT重説にも従事。

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