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会社員に人気の副業ランキング|キャリア形成に活かせる副業や案件獲得方法・注意点を解説

会社員副業ランキングのイメージ

副業を検討する会社員の中には、どのような選択肢が自身のキャリアや生活に適しているか悩む方も多いでしょう。「収入を増やしたい」「将来に備えたい」「スキルを広げたい」などの思いから、副業は選択肢の一つとして注目されています。

本記事では、自分に合った副業の選び方、注意しておきたいポイントまで、幅広く紹介します。

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会社員に人気の副業ランキング

会社員に人気の副業には、どんな種類があるのでしょうか。ここからは、dodaが実施した社会人15,000人へのアンケート調査「どのような副業をしていますか?(複数回答)」の回答データをもとに、人気の副業を5つ紹介していきます。(2025年8月時点情報)

出典:副業の実態調査【最新版】(doda)

1位:サービス業(接客・販売)

サービス業(接客・販売)は、特別なスキルがなくても始めやすく、シフト制で本業との両立がしやすい点が人気を集めています。人と接することが好きな方や、体を動かす仕事がしたい方に向いています。

主な仕事内容やメリット・デメリットは、以下のとおりです。

項目

内容

仕事内容

飲食店でのホール・キッチン、コンビニ店員、イベントスタッフなど

メリット

         未経験からでも始めやすい

         案件数が多く、仕事が見つかりやすい

         コミュニケーション能力が向上する

デメリット

         はたらく時間や場所が決まっている

         体力的な負担が大きい場合がある

         時給制のため収入の上限が見えている

パートやアルバイトでの活動が多く、労働時間や給与体系も明確で分かりやすい点が特徴です。ただし、時間給のためはたらける時間や収入に上限がある点はデメリットといえるでしょう。

2位:株/FX

株やFX(外国為替証拠金取引)などの投資も、会社員に人気の副業です。時間や場所を選ばずに取り組めるため、本業との両立がしやすい点が支持されています。

仕事内容やメリット・デメリットは以下のとおりです。

項目

内容

仕事内容

企業の株式や各国の通貨を売買し、その差益を狙う。

メリット

         少額からでもスタートできる

         時間や場所に縛られない

         経済や金融の知識が身につく

デメリット

         元本割れのリスクがある

         常に市場の動向をチェックする必要がある

         利益を出すには学習と経験が必要

証券会社のネット口座を開設すれば、スマートフォン一つで取引が可能です。値動きの分析や経済ニュースのチェックが欠かせないため、学習意欲が高い人に向いています。最初は少額から始め、徐々に取引に慣れていくスタイルが基本です。

ただし、元本割れのリスクが伴うため、始める前には十分な知識の習得が必要です。

3位:ネットビジネス(通販・アフィリエイト・ネットショップ運営)

ネットビジネスは、在宅で完結できることから、時間と場所を選ばずに実践できる副業として人気です。通販サイトの運営やアフィリエイトブログの運用、自作グッズの販売など、多種多様な方法があります。

主な仕事内容とメリット・デメリットを表にまとめました。

項目

内容

仕事内容

ブログで商品を紹介して広告収入を得る、ネットショップで商品を販売するなど。

メリット

         在宅で自分のペースで作業できる

         初期費用が比較的少ない

         趣味や好きなことを収益化できる可能性がある

デメリット

         成果が出るまでに時間がかかる

         集客やマーケティングの知識が必要

         収入が不安定になりやすい

初期投資を抑えて始められるものも多く、成功すれば大きな収入を得られる可能性があります。一方、成果が出るまでに時間がかかる点や、収入が不安定になる点がデメリットです。

4位:講師/家庭教師/試験監督

講師や家庭教師、試験監督の仕事は、教えるスキルが求められる副業です。

特に家庭教師や資格講座の講師は、自分の得意分野を活かしてはたらけます。登録型の派遣サービスや、オンライン指導プラットフォームを通じて仕事を得ることが可能です。

仕事内容やメリット・デメリットを以下の表にまとめました。

項目

内容

仕事内容

オンラインで生徒に勉強を教える、資格予備校で講師を務めるなど

メリット

         自分の得意分野や知識を活かせる

         人に感謝されるやりがいがある

         比較的、報酬単価が高い傾向にある

デメリット

         教えるための準備時間が必要

         専門性やコミュニケーション能力が求められる

         生徒や受講生が集まらないリスクがある

人に何かを教えることが好きな方や、特定の分野で専門知識を持っている方に適した仕事といえるでしょう。

5位:事務作業

事務作業は、データ入力や書類整理、電話対応など、オフィスでの一般的な業務を副業として行うものです。特別な専門スキルがなくても始めやすく、在宅案件も増えているため、会社員に人気があります。

主な仕事内容やメリット・デメリットは、以下のとおりです。

項目

内容

仕事内容

データ入力、書類整理、メール・電話対応、スケジュール管理など

メリット

         特別な専門スキルが不要で始めやすい

         在宅で完結できる案件もある

         仕事がシンプルで比較的負担が少ない

デメリット

         単価が低めの案件が多い傾向にある

         ルーティン作業が中心でやりがいを感じにくい場合がある

         納期や正確性の管理が求められる

クラウドソーシングサイトで案件を探せるうえ、在宅で作業を進められる点が大きな魅力です。事務作業は、安定した収入や作業時間の調整を重視する方に向いています。

スキルアップ・キャリアアップを目指す会社員向けの副業

副収入だけでなく、スキルアップやキャリアの幅を広げる目的で副業に取り組む会社員も増えています。ここからは、将来的な独立や転職にもつながる可能性を秘めた副業を紹介します。

Web制作・プログラミング

Web制作・プログラミングは、将来性と単価の高さが魅力の副業です。

副業として始めやすいのは、WordPressでのホームページ制作や、HTML/CSSを使ったコーディング業務です。慣れてくると、JavaScriptやPHPを使った機能開発、ECサイトの構築にも対応できるようになります。

仕事内容や必要なスキル、キャリアパスは以下のとおりです。

項目

内容

仕事内容

Webサイトのコーディング、Webアプリケーション開発、既存システムの改修などを行う

必要なスキル

         HTML/CSS

         PHP

         JavaScript

         Ruby

         Python

キャリアパス

         フリーランスエンジニア

         ITコンサルタント

         プロダクトマネージャー

継続的に学習することで、フリーランスエンジニアやITコンサルタントとして独立する道も見えてくるでしょう。

スポットコンサルティング

スポットコンサルティングは、業界経験や専門知識を短時間で提供する副業です。1時間単位で報酬が発生することも多いため、効率よく収入を得られます。

主な仕事内容は、業界動向のヒアリングや新規事業のアドバイスなどです。

項目

内容

仕事内容

自身の専門分野について、企業の担当者へアドバイスや情報提供を行う

必要なスキル

         特定業界での実務経験

         専門知識

         課題解決能力

         論理的思考力

キャリアパス

         経営コンサルタント

         社外取締役

たとえば、医療業界の企業に10年間勤めている会社員の場合、製薬会社のマーケティング担当者へ「現場ニーズ」についてアドバイスを行うことが可能です。自分の知見を活かして、短時間で報酬を獲得したい人に適した副業といえます。

▼関連記事
スポットコンサルが副業におすすめの理由と注意点を解説!案件の探し方も紹介

Webディレクター

Webディレクターは、Webサイトやアプリの制作全体を管理する副業です。制作チームの進行管理やクライアントとのやり取りなどを担当します。

項目

内容

仕事内容

プロジェクトの要件定義、スケジュール管理、品質管理、スタッフのディレクションなどを行う

必要なスキル

         マネジメントスキル

         コミュニケーション能力

         Webに関する幅広い知識

キャリアパス

         プロデューサー

         プロダクトマネージャー

         Webコンサルタント

実際の制作作業は外部に委託することが多く、全体像を把握しつつプロジェクトを進めます。マネジメント経験やコミュニケーション能力を活かしたい人に適した副業といえるでしょう。

SNS運用代行

SNS運用代行は、企業や個人のSNSアカウントを代わりに管理・運用する副業です。主に、投稿作成や企画立案、効果測定などを行います。

項目

内容

仕事内容

Instagram、X、Facebookなどの投稿企画・作成、効果測定、レポート作成

必要なスキル

         各SNSの特性理解

         マーケティングの基礎知識

         文章作成能力

         分析力

キャリアパス

         Webマーケター

         SNSコンサルタント

         企業の広報・PR担当

InstagramやXなど、普段から使い慣れているツールではたらける点がメリットです。フォロワー増加の戦略や投稿のPDCA運用が求められるため、マーケティングに興味がある人にも向いています。

▼関連記事
SNS運用代行の副業の始め方は?未経験から案件を獲得するコツも解説

営業資料・スライド作成代行

営業資料・スライド作成代行は、PowerPointやGoogleスライドを使って、見やすく説得力のある資料を作る副業です。

項目

内容

仕事内容

Microsoft PowerPointやGoogleスライドなどを使用し、各種資料を作成する

必要なスキル

         資料作成ツールの操作スキル

         構成力

         デザインスキル

         情報収集・整理能力

キャリアパス

         営業コンサルタント

         プレゼンテーション講師

情報整理とデザインのバランス感覚が求められます。営業職や企画職の経験がある人なら、本業のスキルをそのまま活かせるでしょう。ビジネスの現場で求められるスライドを量産する中で、伝える力や構成力も鍛えることが可能です。

業務改善・DX支援コンサル

業務改善・DX支援コンサルは、企業の課題を洗い出し、効率化を提案・実施する副業です。業務フロー設計やITツール導入を中心に行います。

項目

内容

仕事内容

現状の業務フローを分析し、ITツール導入などによる改善策を提案・実行する

必要なスキル

         業務分析能力

         プロジェクトマネジメントスキル

         各種ITツールに関する知識

キャリアパス

         経営コンサルタント

         ITコンサルタント

         プロジェクトマネージャー

実務経験がある人にとっては、現場感覚を活かせる分野です。中小企業のIT活用ニーズに応えることで、信頼性の高いキャリア実績を築けるでしょう。

広告運用

広告運用は、リスティング広告やSNS広告を使って集客を支援する副業です。小規模事業者や個人事業主の広告出稿をサポートします。

項目

内容

仕事内容

Google広告やYahoo!広告、SNS広告プラットフォームの管理・運用を行う

必要なスキル

         データ分析力

         マーケティング知識

         各広告媒体の仕様理解

         論理的思考力

キャリアパス

         Webマーケター

         広告代理店の設立

         データアナリスト

Google広告やMeta広告など、媒体ごとの仕様を理解しながら、予算内で効果を最大化する役割が求められます。分析力やレポート作成スキルも必要です。マーケティングスキルを高めたい人にとって、有効な実践の場となるでしょう。

自分に合った副業の探し方

副業を検討しても、自分に最適な業務が分からないと感じる方も少なくありません。副業を継続し、収入やスキルにつなげるには、自分に合った選び方が重要です。

ここでは3つのステップに分けて、失敗しにくい副業の見つけ方を紹介します。

▼関連記事
自分に合った副業の探し方とは?選ぶ際のポイントや注意点も解説
副業の始め方を4ステップで紹介|メリット・デメリットや注意点も解説

ステップ1:【自己分析】副業に使える「時間・スキル・目的」を洗い出す

最初は自己分析から始めていきましょう。副業を始める前に、自分が使えるリソースを正確に把握しておくことが重要です。

主に確認するべき項目は以下の3つです。

項目

洗い出す内容の例

使える時間

         平日の夜(例:21時~23時の2時間)

         休日(例:土曜の午前中に4時間)

         1週間で合計どのくらいか(例:週10時間程度)

保有スキル・経験

         本業での専門スキル(例:経理、マーケティング、法人営業)

         趣味や特技(例:英語、写真撮影、動画編集)

         保有資格(例:簿記2級、TOEIC800点)

副業の目的

         収入アップ(例:月5万円の追加収入)

         スキルアップ(例:Webデザインのスキルを身につけたい)

         人脈形成(例:異業種の人と繋がりたい)

         自己実現(例:好きなことを仕事にしたい)

たとえば、平日夜に2時間確保できる人で、本業で営業をしているなら、営業資料作成代行などが候補になります。自分が副業に何を求め、何を提供できるのかが明確になるため、仕事を選びやすくなるでしょう。

ステップ2:【目標設定】年収・キャリアなどの目標から現実的な副業を絞り込む

次に、具体的な目標を設定しましょう。目的が明確になると、副業の選択肢が現実的になります。

「1年後には副業で月5万円を安定して稼ぎ、Webマーケティングのスキルを習得する」といった、具体的で測定可能な目標を立てましょう。この目標と、ステップ1で洗い出した「時間」や「スキル」を照らし合わせることで、取り組むべき副業の選択肢が自然と絞られてきます。

▼関連記事
副業で月5万円は難しい?おすすめの仕事と収入以外に得られる価値を解説

ステップ3:【行動】副業マッチングサービスなどを活用して案件獲得を目指す

取り組みたい副業の方向性が決まったら、いよいよ行動に移します。副業を探す手段は年々多様化しており、スキルに応じた手段を使えば、副業未経験でも案件を獲得することが可能です。

主な探し方は以下のとおりです。

クラウドソーシング

副業未経験者向け

副業マッチング・エージェントサービス

スキル・専門分野を活かしてはたらきたい人向け

企業への直接営業

すでにある程度業務経験を積んでいる人向け

特に、企業とプロフェッショナル人材を繋ぐマッチングサービスは、スキルを活かしたい方にとって強力な味方になります。まずは登録してどのような案件があるのかを見てみるだけでも、自分のスキルの市場価値を知るよい機会になるでしょう。

会社員が副業案件を獲得する方法

会社員が副業案件を獲得するには、受け身ではなく能動的な行動が求められます。マッチングサービスの活用から、本業の人脈、勉強会でのネットワーキングまで、方法はさまざまです。自身のスキルと目的に合わせ、複数のチャネルを試すことが重要です。

副業マッチングサービスを活用する

案件獲得の一般的な方法として、副業マッチングサービスの活用が挙げられます。近年は、エンジニア向け・マーケター向けなど専門特化型のサービスも増えています。

副業マッチングサービスを利用することで、自分のスキルレベルに合った案件を探すことが可能です。プロフィールを充実させ、企業からのスカウトを待つこともできます。

実績がない初期段階では、単価よりも「実績作り」を優先する戦略が大切です。いきなり高単価を目指すのではなく、まずは市場価値を知る意味でも利用価値は高いでしょう。まずは複数のサービスに登録し、どのような案件が市場にあるか把握することが重要です。

本業の人脈・知人から紹介を受ける

本業の人脈や知人からの紹介は、信頼性が高い案件獲得方法です。すでにあなたのスキルや人柄が知られているため、ミスマッチが起こりにくい利点があります。

普段から周囲に「こんなスキルで貢献できる」と発信しておくことも大切です。ただし、本業と競合する業務は、就業規則で禁止されている場合が多い点に注意しましょう。また、友人関係であっても契約条件は書面で明確にする必要があります。口約束は後のトラブルの原因になりかねません。

信頼関係を基盤にしつつ、トラブルを避けるためのルールを守ることが大切です。

コミュニティやオンラインサロンに加入する

特定のテーマやスキルに特化したコミュニティ、オンラインサロンへの加入も効果的です。クローズドな環境であるため、メンバー間の信頼関係が築きやすい特徴があります。

サロン内でプロジェクトが立ち上がったり、オーナーから仕事が発注されたりする機会もあるでしょう。また、メンバー同士でスキルを教え合ったり、共同で案件を受注したりする動きも活発です。自分と同じ志を持つ仲間と切磋琢磨できる環境は、モチベーション維持にも役立つはずです。

スキルマーケットで関係構築のための案件を販売する

スキルマーケットの活用も一つの手です。スキルマーケットとは、自分のスキルを商品として出品し、購入してもらうサービスのことを指します。

最初は低単価でも「実績」と「評価」を積み重ねることが重要です。そこで質の高い成果物を提供し、クライアントと信頼関係を構築できれば、継続的な案件や高単価のプロジェクトにつながる可能性があります。

単発の取引で終わらせず、長期的なパートナーシップを目指す視点が大切です。自分のスキルを可視化し、市場の需要を探る第一歩として活用しましょう。

会社員の副業の実態

副業に取り組む会社員は年々増加傾向にあります。その背景には、終身雇用の変化や物価上昇に伴う将来への不確実性が影響していると考えられます。ここからは、副業が広がる社会的背景やメリットについて、さらに詳しく解説していきます。

▼関連記事
会社員の副業のリアル|副業市場が伸びている理由や成功するコツを徹底解説

はたらき方の多様化と収入源を複数化する傾向に

はたらき方の多様化が進み、収入源を複数に分ける人が増えています。副業を持つ会社員が増加しているのも、この流れの一環です。

総務省統計局の調査によると、非農林業従事者のうち「副業がある者」の数は、2017年には245.1万人だったのに対し、2022年には304.9万人へと大きく増加しました。5年間で60万人近く増えており、副業が一般化しつつあることが分かります。

収入源を複数にすることで、生活の安定感を高め、急な収入減や物価上昇などへの備えにもなります。複数収入源の確保は、これからの時代を生き抜く上で有効な戦略といえるでしょう。

出典:令和4年 就業構造基本調査(総務省)

実際に副業経験のある会社員は2割未満

会社員の副業経験率は、まだ少数派であるのが実情です。

HiProの「副業・フリーランス人材白書2025」によると、副業経験率はハイクラス層で17.9%、メンバークラス層で15.7%でした。

出典:副業・フリーランス人材白書2025(HIPro)

この数字は、多くの会社員がまだ副業に踏み出せていない現状を示しています。理由としては、本業の規定や時間の確保の難しさ、適切な案件が見つからないといった点が考えられます。

ただ、裏を返せば、今からスキルを磨いて行動を起こすことで、市場の中で希少な存在になれる可能性があるチャンスとも捉えられます。

副業の活動時間の中央値は20時間

HiProの同調査によれば、ハイクラス層・メンバークラス層ともに、副業の活動時間の中央値は20時間です。

出典:副業・フリーランス人材白書2025(HiPro)

月20時間とは、平日の退勤後に毎日1時間、または週末にまとめて5時間ずつ作業するイメージです。これは本業との両立も十分に可能な範囲といえます。

また、同調査では、総労働時間(本業+副業)に占める副業の割合は約30%だったことも報告されています。無理のない範囲で時間を捻出して継続していることがうかがえます。

副業の1か月あたりの報酬は13万円が目安

副業による報酬は、月13万円が一つの目安となるようです。「副業・フリーランス人材白書2025」では、ハイクラス層の1か月あたりの副業報酬の中央値が13万円でした。

出典:副業・フリーランス人材白書2025(HiPro)

これは、先に見た活動時間(中央値20時間)を考慮すると、時給換算で6,500円程度になる計算です。専門スキルを活かした副業は、高い時間単価を実現できる可能性を示しています。

会社員が副業をすることで得られるメリット

会社員が副業で得られるものは、収入だけではありません。本業では出会えない人々とのつながりや、新たな視点の獲得は、お金以上に価値のある資産となります。

主なメリットは、以下のとおりです。

本業にも活かせるスキルを獲得できる

本業にも活かせるスキルを、副業を通じて獲得したいと考える人が増えています。

パーソル総合研究所の「第三回 副業の実態・意識に関する定量調査」によると、68%が副業から「何らかの良い効果があった」と回答しました。具体的には、30.4%が「視野が広がった」19%が「業務で役立つスキル・知識が身についた」と回答しています。

出典:第三回 副業の実態・意識に関する定量調査(パーソル総合研究所)

たとえば、営業職の社員が副業でSNS運用に取り組むことで、デジタルマーケティングの知識や顧客視点を磨き、本業の提案力向上にもつなげることが可能です。他にも、本業との相乗効果が期待できるスキルには、以下のようなものがあります。

副業で得られるスキル

本業への好影響の例

Webマーケティング

自社の製品やサービスの販売戦略立案に貢献できる

プログラミング

社内の業務効率化ツールを自作し、生産性を向上させられる

デザイン

提案資料や広告のデザインクオリティを高め、顧客への訴求力を上げられる

コンサルティング

課題解決能力や論理的思考力が磨かれ、マネジメント業務に活かせる

副業を通じてスキルを磨くことで、今後のキャリア選択の幅を広げる一助になると考えられます。

雇用環境の変化に対するリスクヘッジになる

雇用のありかたが多様化している現代において、副業は会社員にとって有力なリスクヘッジの一つとなり得ます。かつては一社で勤め上げる価値観が一般的でしたが、今では多様なはたらき方やキャリア選択が広がっています。

万が一本業の収入が変動しても、副業による収入があれば生活の安定を保ちやすく、次のキャリアを考える余裕が持てる場合もあります。

異業種・同じ志を持つ人とつながる機会が増える

副業は、本業の枠を超えた「人脈」を構築する大きなチャンスといえます。会社員生活では、どうしても接点が社内や業界内に限定されがちです。副業を通じてクライアントや他の副業者と関わることで、異業種・異職種のプロフェッショナルと出会えます。

たとえば、エンジニアが副業でNPOのWebサイト制作を手伝えば、社会貢献に関心の高い人々とつながります。Webライターが専門分野の記事を書けば、その道の専門家と議論する機会も生まれるでしょう。

こうした「越境体験」で得た人脈や知見は、本業での新たなアイデア創出にも役立ちます。将来のキャリアチェンジや独立を考えた際、副業で得た人脈が大きな助けとなることも珍しくありません。副業は、自分の可能性を広げる社外ネットワーク作りの場にもなりえるでしょう。

会社員が副業を始める前に知るべき注意点

副業には収入やスキル面でのメリットがありますが、事前に確認しておくべき注意点もあります。就業規則や税金、本業との関係など、思わぬトラブルを避けるためのポイントを6つ紹介します。

就業規則をしっかりと確認してから副業を始める

就業規則の確認は、副業を始める前に必ず行っておきましょう。会社によっては、副業そのものを禁止している場合があります。

副業禁止規定のある企業で、無断で副業を行うと、懲戒処分の対象となる可能性があります。見つからなければ大丈夫と考えるのではなく、リスクを正しく理解しておくことが必要です。

必ず、就業規則の以下のポイントを確認し、不明な点がある場合は上司や人事部に相談してみましょう。

確認すべきポイント

具体的な内容

副業の可否

副業が全面的に禁止されていないか。

許可制の有無

副業を始める際に、会社への申請や許可が必要か。

禁止される業種

競合他社での業務や、公序良俗に反する仕事などが禁止されていないか。

労働時間

副業を含めた総労働時間に関する規定がないか。

安心して副業を続けるためにも、スタート時点でのルール確認を怠らないようにしてください。

▼関連記事
【社労士監修】副業の労働時間の考え方とは?本業と通算するケースや計算方法を解説

本業との両立が最重要と理解する

副業を始めるなら、本業との両立ができるかどうかは優先して確認しましょう。副業のために本業のパフォーマンスが落ちてしまうと、本末転倒です。本業の業務時間中に副業関連の連絡を取ったり、納期に追われて本業に集中できなくなったりすると、本業で信頼を失う原因になりかねません。

平日は出勤前後や休憩時間を活用し、土日に集中して副業タスクを進めるといった工夫が必要です。副業を継続するには、本業が安定していることが大きな支えになります。計画的な時間配分と、無理のないスケジュール設計を心がけましょう。

本業の競合となる副業を避ける

本業の競合となる副業には注意が必要です。競業禁止規定がある場合、違反するとトラブルになるおそれがあります。特に同業他社の支援や、自社と似た商品・サービスを個人で提供する行為は、利益相反とみなされる可能性があります。

副業を選ぶ際は、本業と異なる業種や競合にあたらない領域を選ぶのが基本です。将来のキャリアのためにも、信頼関係を意識して副業を選ぶことが望ましいです。

秘密保持を徹底して守る

本業、副業問わず、業務で知り得た情報を外部に漏らさないように注意が必要です。資料を無断流用したり、社内ノウハウを副業先に提供したりすると、会社からの信用を損なうだけでなく、法的トラブルに発展するリスクがあります。データや業務内容の管理には細心の注意が必要です。

副業と本業の線引きを明確にし、倫理的にも信頼されるはたらき方を意識してください。

「誰でも簡単に稼げる」系の副業詐欺には気を付ける

「スマホで簡単に月収100万円」など、過剰な宣伝文句の副業には警戒が必要です。特に、初期費用を求めるビジネスは慎重に調べてください。副業詐欺の典型例としては、以下のような手口があります。

  • 高額なマニュアル購入を勧誘される
  • LINEで参加する「副業グループ」への誘導
  • 「先に登録料が必要」と言われる

実態が不透明な副業に手を出す前に、運営会社や口コミ情報をチェックし、信頼できる案件かどうかを確認しましょう。自分の資産と時間を守るためにも、冷静な判断とリスク意識を持つことが必要です。

会社員の副業に関するよくある質問

副業に興味があっても、最初の一歩を踏み出す前に疑問や不安を感じることは多いです。 ここでは、会社員から寄せられる質問の中でも特に多い3つの内容について、分かりやすく回答します。

Q1. 副業禁止の会社ですが、どうしても副業したい場合はどうすればいいですか?

就業規則で副業が禁止されている場合、基本的には会社のルールに従う必要があります。どうしても副業をしなければならない場合は、会社に正直に相談してみるとよいでしょう。

また、自身が保有する専門的な知識やスキルを活かし、無報酬で非営利組織や社会的なプロジェクトに参画する「プロボノ」に挑戦する方法もあります。社会貢献やキャリア形成の一環として注目されています。

無報酬のため、副業禁止の企業に所属している場合でも参加しやすいという特長がありますが、こちらも所属企業には事前に確認を取ると安心です。

▼関連記事
「プロボノ」とは?副業以外にキャリアの幅を広げられる社外活動を解説

Q2. 副業を始めるのに、おすすめのサービスやツールはありますか?

副業を始める際には、自分の目的に合ったサービスやツールを活用することで、スムーズにスタートできます。

以下、副業案件を探す際におすすめのサービスと特徴をまとめました。

サービス

特徴

クラウドソーシングサービス

副業初心者向けの案件が豊富

スキルマーケット

自分の得意をメニュー化できる

副業マッチング・エージェントサービス

実務経験を活かせる案件が多い

目的とスキルに合ったサービスを選び、少しずつ実績を積み上げていきましょう。副業を行う際は、日々の業務を確認するためのタスク管理ツールや、確定申告のための帳簿管理ツールなどが便利です。

Q3. 副業に割ける時間が少ない場合の対処法は?

限られた時間で成果を出すには、「成果報酬型」や「ストック型」の副業がおすすめです。

まずは本業のスキルを棚卸しし、時間単価の高い仕事や、資産性のある仕事を選ぶ視点が重要です。時間の量ではなく質と使い方で勝負する戦略を立てましょう。

会社員が副業を始めるなら、まずは自己分析から始めましょう

本記事では、会社員に人気の副業ランキングから、自分に合った仕事の探し方、安全に続けるための注意点まで解説しました。

終身雇用が当たり前でなくなった現代において、副業は単なる収入アップの手段にとどまりません。新しいスキルを習得し、人脈を広げ、自身の市場価値を高めるために効果的な方法です。

何から始めれば良いかわからないという方は、まず本記事で紹介した「自己分析」から手をつけてみてください。少しでも興味のある副業が見つかったら、まずはマッチングサービスに登録してみましょう。どのような案件があるのかを確認するだけでも、刺激と発見があるはずです。

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