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営業代行の副業案件の獲得方法は?注目の分野や獲得のコツ・注意点を解説

営業代行の副業のイメージ

「自分の営業スキルを副業で活かせないか?」
「営業代行の副業案件はどうやって探せばいいのだろう?」

本業の営業経験を活かし、さらなるキャリアアップを目指したいと考える人は多いのではないでしょうか。営業代行の副業は、高い専門性が求められる一方で、大きな可能性を秘めています。

本記事では、営業代行の副業案件の獲得方法を解説します。注目されている分野や継続的に案件を得るコツ、注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

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営業代行の副業に需要はある?

営業代行の副業に対する需要は、高まっています。

パーソルキャリア株式会社が運営する「HiPro」の調査では、2024年度の職種別副業案件ランキングで「営業/販路拡大」が1位となりました。

出典:「副業」における、2024年度の振り返りと2025年度の市場予測(HiPro)

これは、多くの企業が即戦力となる営業スキルを求めている証拠です。消費者の嗜好やニーズが多様化したことを受け、企業には新しい販路の開拓や新規事業の開発が求められています。

自社のリソース不足を補い、新たな市場を開拓したい企業にとって、プロの営業力は不可欠な存在といえるでしょう。

営業代行として副業を実施するメリット

営業代行の副業として本業とは異なる環境に身を置くことで、自身のキャリアを客観的に見つめ直す機会が得られます。特にハイクラスな専門職にとって、スキルセットの拡張や人脈形成は大きな財産となるでしょう。

ここからは、営業代行として副業を実施するメリットを解説します。

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本業では得られない新たなスキル・経験が身につく

副業では、本業の枠を超えた挑戦が可能です。たとえば、普段は大手企業で営業を担当している人が、スタートアップの新規事業立ち上げに携わったと仮定します。

スタートアップで得られる、ゼロから戦略を練ってアプローチ先を開拓する経験は、課題解決能力の向上につながるでしょう。また、異なる業界の商材を扱えば、新たな知識や営業手法も吸収できます。

こうした多角的な経験は、自身の専門性を深める貴重な糧となるでしょう。

自身の営業スキルにどれほどの価値があるかを把握できる

会社員としての評価は、必ずしも市場価値と一致しません。副業は、自身の営業スキルが社外でどれだけ通用するかを測る絶好の機会です。

クライアント企業の課題に対して自分のスキルで直接貢献し、成果に応じた報酬を得ることで、客観的な市場価値を把握できます。もし成果が出れば、それは大きな自信につながるでしょう。逆に課題が見つかれば、本業で何を補うべきかが明確になります。

自身の立ち位置を知ることで、将来のキャリア戦略を具体的に描けるようになるでしょう。

新たな人脈・ネットワークを形成できる

副業は、意図しない人脈形成の場となります。本業だけでは出会えないような、多様な業界の経営者やキーパーソンとの接点が生まれる可能性も高いです。

特に、専門性の高い営業代行では、クライアント企業の経営層と直接議論する機会も多いです。そこで信頼関係を築ければ、将来的に新たなビジネスチャンスにつながる可能性もあるでしょう。また、他の優秀な副業人材と協働する機会も存在します。業界の動向や最新のスキルについて、有益な情報交換をすることも可能です。

社外のネットワークは、自身の視野を広げ、キャリアの選択肢を増やすための重要な資産となるでしょう。

営業代行の副業で注目されている分野は?

営業代行の副業案件は、特定の分野に集中する傾向があります。特に、専門知識と高度な営業戦略を必要とする領域で、高い需要が見られます。主な分野は、以下のとおりです。

  • 高単価が集中する都市部のIT・SaaS業界
  • 地方の製造業・建設業における販路拡大コンサルティング
  • スタートアップ企業の0→1フェーズにおける営業戦略支援

従来の「数をこなす」営業ではなく、戦略的な視点を持つプロフェッショナルが求められています。自身の経験と市場のニーズが合致する分野を見極めることが重要です。

高単価が集中する都市部のIT・SaaS業界

IT・SaaS(Software as a Service)業界は、営業代行の需要が旺盛な分野です。

この業界は技術革新が速く、次々と新しいサービスが生まれています。複雑なプロダクトの価値を的確に伝え、市場シェアを拡大できる即戦力の営業を求めている企業は少なくありません。

特に都市部では競争が激しく、案件が集中しやすい傾向があります。インサイドセールスやカスタマーサクセスなど、SaaS特有の営業モデルに関する知見があれば、有利にはたらくでしょう。

専門知識を活かし、クライアントの事業成長に直結する成果を出せる魅力的な市場です。

地方の製造業・建設業における販路拡大コンサルティング

地方の伝統的な産業も、営業代行の新たな領域です。

優れた技術や製品を持つ製造業・建設業の中には、デジタル化の遅れや営業リソース不足で販路拡大に悩む企業が少なくありません。こうした企業に対し、首都圏や海外への新たな販路を提案するコンサルティング型の営業支援が求められています。

単に製品を売るだけでなく、マーケティング戦略やDX(デジタルトランスフォーメーション)支援まで踏み込む場合もあります。地域経済の活性化に貢献しながら、自身の介在価値を大きく発揮できる分野といえるでしょう。

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スタートアップ企業の0→1フェーズにおける営業戦略支援

スタートアップ企業の「0→1フェーズ(ゼロイチフェーズ)」も、高度な営業スキルが求められる分野といえます。プロダクトが市場に受け入れられるかを検証する段階では、確立された営業手法が存在しない場合が多いためです。

この分野では、以下のように営業戦略の根幹から支援する役割を担うことが多いでしょう。

  • ターゲットの仮説検証
  • 初期の顧客ヒアリング
  • 価格戦略の策定 など

決まったものを売るのではなく、市場の反応を見ながらプロダクト自体を改善していく提案も必要です。不確実性が高い環境ですが、事業の急成長を間近で支える貴重な経験が得られます。

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営業代行の副業の案件例

営業代行の副業案件は、その業務範囲によって多岐にわたります。アポイント獲得のような一部のプロセスを担うものから、戦略策定といった上流工程までさまざまです。

自身のスキルセットや副業に割ける時間に応じて、最適な案件は異なります。具体的な例を知ることで、自身が貢献できる領域をイメージしやすくなるでしょう。

地方メーカーの販路拡大営業

地方メーカーの販路拡大営業は、地方に拠点を置くメーカー企業の優れた製品を首都圏や海外市場に展開するための営業支援です。

主な業務は、以下のとおりです。

  • 新規の販売代理店やパートナー企業の発掘
  • 展示会への出展支援
  • 商談のクロージング など

単なる営業活動に留まらず、現地の市場ニーズをフィードバックし、製品のローカライズを提案することもあります。

その地域の企業が持つポテンシャルを引き出し、全国区のビジネスへ成長させるダイナミックな役割です。自身の持つ人脈や広範な市場知見が直接活かせる案件といえるでしょう。

営業コンサルティング会社のフィールドセールス領域

営業コンサルティング会社がクライアントから受注した案件の一部を、業務委託として担う案件も存在します。特定の業界や商材に関する高度な専門知識が必要です。

主な役割は、インサイドセールスが獲得したアポイント(商談機会)を引き継ぎ、顧客訪問やオンライン商談を通じてクロージング(成約)まで導くことです。すでに営業戦略の全体像は設計されているため、実行部隊のプロフェッショナルとして、高い成約率を期待されます。

本業で培った商談スキルやクロージング力を活かせる案件です。

ベンチャー企業の営業戦略策定支援

ベンチャー企業の営業戦略策定支援は、リソースが限られるベンチャー企業(スタートアップ)の営業部門を、戦略面からサポートする案件です。

先に紹介した「0→1フェーズ」支援に近いですが、より上流工程に特化します。具体的な業務は、以下のとおりです。

  • 市場調査
  • ターゲット顧客(ペルソナ)の定義
  • 営業プロセスの設計
  • KPI(重要業績評価指標)の設定

時には、営業チームの採用や育成に関わることもあります。自身の営業経験を「仕組み化」「再現性のある戦略」へと昇華させて組織全体の営業力を底上げする、難易度の高い仕事です。

BtoB商材のアポイント獲得代行

BtoB(Business to Business)商材の新規顧客開拓において、アポイント獲得に特化した業務です。クライアント企業が指定するターゲットリストに基づき、電話やメール、問い合わせフォームなどを通じてアプローチします。

BtoB商材のアポイント獲得代行では「いかにして決裁者に効率よくたどり着き、商談の席についてもらうか」という点が重要です。高度なトークスクリプトの作成能力や、相手のニーズを瞬時に引き出すヒアリング力が求められます。

短時間で成果を出しやすい一方、精神的なタフさも必要とされる業務です。

クラウドツール利用企業のカスタマーサクセス

クラウドツール利用企業のカスタマーサクセスは、近年SaaS業界で急増している案件です。「売って終わり」ではなく、契約後の顧客を成功に導くための支援活動も行います。主な業務は、以下のとおりです。

  • ツールの導入支援(オンボーディング)
  • 活用方法のレクチャー
  • 定期的な利用状況のヒアリング
  • アップセル(上位プランの提案)やクロスセル(別商材の提案)

顧客の解約を防ぎ、LTV(顧客生涯価値)を最大化することが求められます。

高いコミュニケーション能力と顧客のビジネスを深く理解する姿勢が求められる、コンサルティング要素の強い営業職です。

営業代行の副業案件を獲得する方法

質の高い営業代行案件の獲得には、自身のスキルや実績を適切にアピールし、信頼できるルートから情報を得ることが大切です。

ハイクラスな案件ほど、人脈や実績が重視される傾向にあります。ここでは、副業案件を獲得するための主要な3つの方法を紹介します。

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副業マッチングサービスを活用する

現在は、個人が企業や案件と直接つながれる副業マッチングプラットフォームが数多く登場しています。プロフィールに経歴やスキルを登録すると、企業側からスカウトが届いたり、自分で希望条件に合う案件に応募したりすることが可能です。

副業エージェントのようにコンサルタントを介さずに自ら案件を選べるため、スピーディーかつ柔軟に活動できる点も魅力です。

ただし、サービスごとに得意分野や案件単価、サポート内容は異なります。複数のプラットフォームを比較し、自分のスキルやはたらき方に合ったサービスを選びましょう。

過去の取引先や同僚など人脈からの紹介を受ける

信頼性が高く、良質な案件につながりやすい方法が人脈(リファラル)による紹介です。過去の取引先や、本業の同僚・上司、異業種交流会で知り合った人など、自身のスキルと人柄を理解してくれている人からの紹介のことを指します。

信頼を基盤にしているためミスマッチが少なく、良好な条件で契約できる可能性が高いでしょう。日頃から自身の副業意欲や得意分野を周囲に伝えておくことが大切です。

営業代行の副業で継続的に案件を獲得するコツ

営業代行の副業では、一度案件を獲得して終わりではありません。クライアントの期待を超える成果を出し、信頼を積み重ねることが重要です。

ここでは、プロフェッショナルとして信頼されるためのコツを解説します。

クライアントの課題やニーズに寄り添った提案・仕事を心がける

クライアントが営業代行に期待するのは、「自社では解決できない課題」を解決してくれるパートナーとしての役割です。

そのため、常にクライアントの事業全体を俯瞰し、真の課題(潜在ニーズ)はどこにあるのかを考えましょう。「こうした方が成果が出る」という積極的な提案が求められます。

こうした姿勢が、「あなたに任せたい」と長期的な信頼関係を築く基盤となるでしょう。

得意業界・商材を明確にして専門性を高める

営業代行の市場では「何でもできます」というジェネラリストよりも、特定の分野に精通したスペシャリストが重宝されます。自身の得意な業界や商材、営業手法を明確にしましょう。

「BtoB SaaSのインサイドセールス立ち上げ専門」「製造業の新規代理店開拓専門」といった具体的な「売り」を作ることが重要です。

専門性を高めることで、自身の単価を上げる交渉もしやすくなります。また、クライアント側も、自社の課題に最適な人材として選びやすくなるでしょう。自身のキャリアの「軸」を定め、その分野の知識を深め続ける努力が必要です。

成果データやフィードバックを定期的に共有し、信頼を積み重ねる

営業活動は、プロセスが見えにくい「ブラックボックス」になりがちです。クライアントの不安を払拭するため、活動内容と成果の「見える化」を徹底しましょう。

アポイント件数や成約率といった定量的なデータはもちろん、商談で得られた顧客の生の声(定性的なフィードバック)の共有も重要です。これらを定期的にレポートとして共有し、次の戦略を共に考える姿勢を見せましょう。

透明性の高いコミュニケーションは、クライアントに安心感を与え、信頼関係を強固にします。問題が発生した際も早期に共有することで、迅速な対策が可能です。

速やかな報告・連絡・相談(報連相)を徹底する

副業であっても、ビジネスの基本である「報連相(ほうれんそう)」の徹底は不可欠です。

特に、本業と並行して業務を行う副業者は、クライアントから「すぐに対応してもらえないのではないか」という懸念を持たれやすい傾向があります。懸念を払拭するためには、レスポンスの速さが重要です。

たとえすぐに回答できない内容でも、後日詳細の連絡を入れるという一次返信をするだけで、相手の安心感は大きく変わります。小さな約束を守り、速やかなコミュニケーションを続けることが、業務委託における信頼関係の土台となるでしょう。

最新の営業ノウハウや事例を積極的に吸収する

営業の世界は日々進化しています。特に、デジタル技術を活用した「セールステック」の分野は、新しいツールや手法が次々と登場します。

本業のやり方に固執せず、常に最新の営業ノウハウや他社の成功事例を学ぶ姿勢が重要です。高い専門性を維持し続けるためには、継続的なインプットが欠かせません。

副業で得た新しい知見を本業に活かしたり、逆に本業で学んだことを副業クライアントに還元したりすることで、相乗効果も期待できるでしょう。

時間がないなかで営業代行の副業をするコツ

本業を持つ会社員が副業を行う際、「時間の確保」は重要な課題です。限られた時間の中で最大限の成果を出すには、戦略的な案件選びと効率化が欠かせません。

ここでは、時間的制約の中で賢く副業を行うコツを紹介します。

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短時間高効率型の営業代行案件を選ぶ

限られた時間で成果を出すには、自身の得意分野に特化した案件を選ぶべきです。

たとえば、業界知識が豊富な分野なら、ゼロから市場調査をする必要がありません。短時間で成果に直結しやすいでしょう。また、アポイント獲得のみやクロージングのみといった、営業プロセスの一部に特化するのも一つの方法です。

自身の「強み」が最も発揮できる業務に絞ることで、時間対効果の高いはたらき方が可能になります。逆に、未経験の業界に挑戦する場合は、相応の学習時間や成果を出せるようになるまでの期間が必要になることを覚悟しましょう。

スクリプト化と自動化を徹底する

営業活動の中には、定型的な作業(ルーティンワーク)が数多く含まれます。たとえば、顧客へのアプローチメールや、アポイント後のフォローアップ連絡などです。これらの作業は、あらかじめ「スクリプト(営業台本)」や「テンプレート」として整備しておきましょう。毎回ゼロから文章を考える時間を大幅に削減できます。

また、ITツールを活用することで、事務作業にかかる時間を最小限に抑えられます。案件のステータスに応じて次のアクションを自動で割り当てる機能などを有するITツールを活用し、業務を自動化することも有効です。

創出した時間を、商談や戦略設計といった人間にしかできない高付加価値な業務に集中させましょう。

スポット型の案件を選択する

営業代行の副業を効率的に行うには「スポット型の案件」を選ぶこともおすすめです。スポット型とは、単発または短期間で完結する営業支援の案件を指します。

長期契約型に比べてスケジュール調整がしやすく、本業の合間や休日を活用して取り組めるのがメリットです。

まずは自分の得意分野に合ったスポット案件から挑戦し、経験を積むことから始めてみましょう。

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営業代行の副業をする際の注意点

営業代行の副業は多くのメリットがありますが、いくつか事前に把握しておくべき注意点が存在します。トラブルを未然に防ぎ、長期的に活動を続けるためにも、必ず確認しておきましょう。

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副業を開始する前に本業の就業規則や副業規定を必ず確認する

副業を始める前に、まず本業の会社が副業(兼業)を許可しているかを確認します。就業規則や副業規定を熟読し、許可制なのか届出制なのかを把握しましょう。

特に注意すべきは「競業避止義務」です。労働者が労働時間以外の時間をどのように利用するかは基本的に労働者の自由とされています。ただし、競業により企業の利益を害する場合には、副業が制限される可能性があるため注意が必要です。

また、副業が許可されていても、本業の信用を傷つける行為や、業務に支障をきたすことは禁止されているのが一般的です。ルールを守り、本業の会社と良好な関係を保つことが、副業を続ける大前提となります。

出典:副業・兼業の促進に関するガイドライン(厚生労働省)

取り扱う商材やサービス内容を十分に理解してから営業する

営業代行は、クライアント企業の「顔」として顧客と接します。取り扱う商材やサービスについて、曖昧な知識のまま営業活動を行うことは避けましょう。顧客からの信頼を失うだけでなく、クライアント企業のブランドイメージを大きく損ねる危険性があります。

副業であってもプロとして、商材の強み、弱み、競合他社との違いを深く理解することが責務です。十分な学習時間を確保し、自信を持って提案できる状態を整えましょう。

契約時に営業活動の責任範囲・成果条件・報酬条件を明確にする

業務委託契約の内容の曖昧さにより、副業でトラブルが発生することがあります。

業務委託契約は口頭でも成立しますが、後日の紛争を防止するためにも、業務委託契約書を書面(または電子契約)で締結しましょう。その際、主に以下の点を確認することが大切です。

  • 「どこからどこまでが自分の業務範囲か」
  • 「何を達成すれば『成果』とみなされるのか(KPI)」
  • 「固定報酬か成果報酬か、支払時期はいつか」

たとえば、アポイント獲得がミッションの場合、「有効なアポイント」の定義を明確にしておかないと、後で認識の齟齬が生まれます。必要経費(交通費など)の負担者についても、必ず事前に合意しておきましょう。

営業先の顧客情報・商談内容を適切に管理する

営業活動では、クライアント企業の機密情報や、営業先の顧客の個人情報を扱います。これらの情報管理は、厳格に行わなければなりません。

万が一、情報を漏洩させてしまった場合、クライアントからの損害賠償請求や、社会的な信用の失墜につながる重大な問題となる可能性があります。

情報管理に関するクライアントのルール(セキュリティポリシー)を遵守し、細心の注意を払って業務にあたりましょう。

本業に影響が出ない範囲に副業の業務内容を調整する

副業に熱中するあまり、本業がおろそかになっては本末転倒です。副業はあくまで、本業の基盤があってこそ成り立ちます。

本業の仕事中に副業の連絡をしたり、副業の疲労で本業のパフォーマンスが低下したりする事態は避けなければなりません。自身の体力やスケジュールを客観的に把握し、無理のない業務量に調整することが重要です。

クライアントにも、本業があるため「平日の日中は対応が遅れる可能性がある」といった事情を事前に伝えておくと、スムーズな連携が取りやすくなります。

副業の所得が20万円を超える場合は確定申告をする

副業によって得た所得(収入から必要経費を引いた金額)が年間で20万円を超える場合、原則として確定申告(所得税の申告)が必要です。

会社員の場合、会社が年末調整を行いますが、副業の所得はそこに含まれません。自身で税務署に申告し、納税する義務があります。確定申告を怠ると、追徴課税などのペナルティを課される可能性があります。

また、確定申告の際に必要なため、副業で使った必要経費の領収書は保管しておくことが大切です。税務に関する知識が不安な場合は、税理士などの専門家に相談することも検討しましょう。

なお、副業の所得が20万円以下の場合でも、住民税の申告は別途必要となる場合があります。お住まいの市区町村への住民税申告義務については、各自治体にご確認ください。

出典:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人(国税庁)

営業代行の副業でよくある質問

これから営業代行の副業を始めるにあたり、多くの方が抱く疑問があります。未経験の分野への挑戦や、万が一のトラブル対応など、不安な点を解消しておきましょう。

ここでは、よくある質問とその回答を紹介します。自身の状況と照らし合わせながら、参考にしてください。

実績がない場合はどのようにアピールすべき?

営業代行としての「副業実績」がゼロの場合は、本業で培ったスキルを「再現性のある形」で提示することが重要です。ただ、単に「営業成績1位でした」と伝えるだけでは足りません。下記4つを具体的に説明しましょう。

  • 「どのような課題を持つ顧客に対し」
  • 「どのような戦略を立て」
  • 「いかなるプロセスで」
  • 「いくらの売り上げ(または何件の成約)を達成したか」

本業の実績を、副業クライアントが抱える課題の「解決策」として伝えることが大切です。営業の実績が少ないと感じる場合は、汎用性の高いポータブルスキルも示すことで、状況をカバーできる可能性もあります。

営業経験が豊富なら、未経験の業界でも挑戦できる?

挑戦は可能ですが、慎重な準備が必要です。営業経験が豊富であっても、業界特有の商慣習や専門知識がなければ、成果を出すまでに時間がかかる可能性が高いでしょう。

クライアントは「即戦力」を期待しているため、未経験であることは不利にはたらく可能性があるでしょう。もし未経験業界に挑戦する場合は、その業界に関する徹底的な事前学習が不可欠です。

また、最初は報酬(単価)が低くなることも受け入れる必要があるかもしれません。まずは、自身の経験が活かせる「近しい業界」から始め、徐々に領域を広げていくのが現実的な戦略といえるでしょう。

適切に準備をして、営業代行の副業でキャリアアップを目指そう

本記事では、営業代行の副業案件の獲得方法や注目分野、継続のコツ、注意点を解説しました。営業代行の副業需要は高く、特にIT・SaaS業界や地方企業の販路拡大などで専門家が求められています。

案件獲得はマッチングサービスや人脈を活用し、成果を出し続けることで継続的な受注につながります。まずは、本業の就業規則を確認することから始めてみましょう。その上で、自身の経験がどの分野で活かせるのか、棚卸しをしてみることが大切です。

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