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副業で月20万円は難しい?おすすめの副業やマインドセット・ロードマップを解説

月20万円の副業のイメージ

本業に加え、副業で月20万円を得られれば、生活の質や将来への投資額は大きく変わるかも知れません。しかし、単価の低い案件に対応するだけでは、目標達成の前に疲弊してしまうのも事実です。月20万円の壁を越えるためには「時間の切り売り」から「価値の提供」へと意識を転換する必要があります。

本記事では、ビジネス職の知見を活かして月20万円を達成するための具体的な戦略と、必要なマインドセットを解説します。

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副業で月20万円は可能?約40%が20万円以上と回答

「副業で月20万円」という数字は、決して非現実的な目標ではありません。特に、本業で培った専門スキルを持つビジネスパーソンにとっては、十分に到達可能な領域です。

HiProの「副業・フリーランス人材白書2025」によると、副業を行っているハイクラス層(※)の約40%が月20万円以上の収入を得ていると回答しました。

※:高度な事業課題を解決できる経験・スキルを有する人材層。「副業・フリーランス人材白書2025」における基準として「年収総額(一時的な収入や不労所得除く)が800万円以上」とした。

出典:副業・フリーランス人材白書2025(HiPro)

スキルセットと市場選定を適切に行えば、月20万円も夢ではありません。

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副業で月20万円を目指すうえで大切なマインドセット

月数万円の副業と、月20万円を稼ぐ副業の事業づくりでは、求められる思考法が根本的に異なります。

ここでは、副業で月20万円を目指すうえで大切なマインドセットを5つ紹介します。

本業のスキルと経験を武器にする

副業で月20万円に到達するには、本業の延長線上で勝負することが大切です。全く未経験の分野に飛び込むと、スキルの習得だけで膨大な時間がかかり、初めは単価も高くなりづらいでしょう。

たとえば、普段当たり前のように作成している営業資料や事業計画書は、社外の人から見れば「喉から手が出るほど欲しいノウハウ」である可能性があります。

まずは、「自分ができること」と「市場が求めていること」の交差点を見つけることから始めましょう。ゼロから学ぶ学習コストをかけず、即戦力として価値提供できる領域で戦うことで、収益化までのスピードを上げられるでしょう。

時間単価ではなく「提供価値」で報酬を得る意識を持つ

時給思考ではたらいている限り、月20万円を稼ぐには相当な労働時間が必要となり、本業との両立が困難になります。

目指すべきは、「1時間はたらいたから〇〇円」ではなく、「この課題を解決したから〇〇円」という成果報酬型の思考です。たとえば「会議に1時間参加する」ではなく「会議での助言により、プロジェクトの遅延リスクを解消する」という価値を提案しましょう。

自身の業務がいかにクライアントの売り上げ向上やコスト削減に貢献するかを言語化し、価値に見合った価格交渉を行うことが重要です。

すぐに結果を求めず中長期的な視点で取り組む

高単価な副業案件を獲得するには、信頼の積み重ねも必要です。開始初月から安定して20万円が入ってくるケースは稀であり、実績作りや信頼構築の期間が必要な場合があります。

半年から1年スパンで自身の市場価値を高め、徐々に単価を上げていく中長期的な視座を持ちましょう。

地道に行動・改善を重ねる

持続的に月20万円を稼ぎ続ける本質的な方法は、地道なクライアントワークと品質改善の繰り返しです。

ノウハウを集めることだけに時間を費やさず、まずは目の前のクライアントに最高の結果を出すことに集中しましょう。現場で直面する課題を解決し、クライアントから直接フィードバックをもらう経験こそが、何よりの学びになります。

スケジュール・タスク・時間管理の重要性を理解する

本業を持つ副業者にとって、時間は希少な資源です。限られた時間で高品質なアウトプットを出すためには、徹底したタイムマネジメントが求められます。

作業時間の「天引き」(先にスケジュールを確保する)はもちろん、ツールの活用による業務効率化や「やらないこと」を決める勇気も必要です。

本業のスキルを活かして月20万円を狙える副業

ここでは、ビジネス職の経験を活かし、月20万円を狙える具体的な職種を8つ紹介します。

専門領域のスポットコンサルティング

特定の業界や職種に関する深い知見がある場合、スポットコンサルタントとして活動できます。1時間単位のスポットでの相談対応や、月数回の定例ミーティングへの参加で、報酬を得ることが可能です。

正社員採用が難しい局面では、必要な期間だけ外部の専門家を活用する動きが広がっています。

また、スポットコンサルの場合、実務を行うことは少ないため、効率のよいはたらき方といえます。意思決定のサポートや課題解決の提案に価値を置くことで、高単価を維持できるでしょう。

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マーケティング戦略支援・広報アドバイザー

WebマーケティングやSNS運用、広告運用などの戦略立案は、多くの企業が課題を抱えている領域です。

企業は、売り上げを作るための「道筋を示してくれる人」を求めています。投稿代行などの作業ではなく、KGI・KPI設計や施策の立案から関わることで、高単価の案件にも挑戦できるでしょう。

また、広報においても、メディアリレーションやプレスリリース作成の指導など、専門性が高く評価されるのが特徴です。成果が見えやすい領域であるため、実績が出れば継続契約や単価アップの交渉もしやすいでしょう。

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プロジェクトマネジメント(PM/PMO)支援

IT開発や新規事業開発など、プロジェクトを円滑に進めるための進行管理スキルは、業界を問わず重宝されます。要件定義や進捗管理、課題管理などを外部からサポートするPMO(Project Management Office)の役割は、フルリモートでも可能です。

複数のステークホルダーが関わる複雑な案件ほどPMの力量が問われ、報酬も高額になる傾向にあります。

人事・採用コンサルティング

採用難が続く現在、優秀な人材を獲得するための戦略立案や母集団形成のノウハウは、需要が高いです。採用要件の定義やスカウトメールの文面作成、面接官のトレーニングなど、人事のプロとしての知見は多くの企業で役立てられるでしょう。

「なぜ採用できないのか」というボトルネックを特定し、改善策を提示できる人材は希少です。HRテックの導入支援など、最新のトレンドに精通していることも大きな強みになります。

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事業開発・経営企画のスポット支援

新規事業の立ち上げや市場調査を支援するはたらき方です。経営者や事業責任者の良き相談相手となり、第三者の視点から事業の方向性を提言する「壁打ち役」としての価値が求められます。

自身のビジネス経験を総動員して意思決定をサポートするため、非常に高いやりがいを感じられるでしょう。

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財務・ファイナンスアドバイザリー(CFO支援)

資金調達や財務モデリング、管理会計の導入支援など「数字」に強い専門家は、スタートアップを中心に引く手あまたの存在です。特に常勤CFOの採用が難しいフェーズの企業では、社外CFOや財務アドバイザーを活用する選択肢が注目されています。

銀行融資の資料作成や、投資家向けのエクイティストーリー構築など、資金繰りに直結する業務は緊急度が高く、高報酬を見込めるのが魅力です。財務諸表から経営課題を読み解き、改善策を提示できる能力は強力な武器となります。

企業の経営安定化に貢献できれば、長期的な顧問契約にもつながりやすい職種といえるでしょう。

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BtoB向けの営業戦略立案・実行支援

営業プロセスの構築やトークスクリプトの改善、資料のブラッシュアップまでを担う仕事です。「売れる仕組み」を設計できる人材は希少性が高く、成果に直結するため報酬も高水準になりやすい傾向があります。

特に、属人的な手法からの脱却を目指す中小企業では、SFA(営業支援ツール)の導入・定着支援へのニーズは継続的に存在します。近年は、インサイドセールスの立ち上げ支援も需要も増えています。

セミナー・企業研修の講師

専門分野を活かし、企業研修や外部セミナーに登壇するはたらき方です。

コンテンツは一度作成すれば複数クライアントへ展開でき、準備工数に対する高い収益性が見込めます。動画教材として販売するなど、コンテンツを資産化すれば、仕事をしている時間以外でも収益を生む仕組み作りが可能です。

また、教えるプロセスは自身の知識体系化を促し、専門性を深める好機でもあります。「権威性」の証明となり、コンサルティングなど他案件を獲得するためのアピールポイントとしても機能するでしょう。

【ステップで解説】副業で月20万円を目指すロードマップ

副業で月20万円を目指すなら、闇雲に行動するのではなく、正しい手順を踏むことが大切です。ここでは、着実に月20万円に到達するための5つのステップを解説します。

ステップ1|20万円を稼ぐ戦略を設計する

まずは、「誰に・何を・いくらで」提供するかを定義します。自身のスキル(強み)と市場ニーズ(機会)が重なる領域を見極めましょう。

「何でもやります」というスタンスは、どのような価値を提供する人かが伝わりにくいため注意が必要です。「IT企業の採用広報」のようにターゲットを絞ることで、専門性が伝わりやすくなります。

また、「人事経験×IT業界×採用広報」のように、複数のスキルを掛け合わせることも大切です。スキルを掛け合わせることで競合との差別化を生み、高単価な案件も獲得しやすくなります。

さらに、月20万円達成に必要な「単価と件数」のシミュレーションも済ませておきましょう。

ステップ2|本業スキル×副業市場で需要のある領域を探す

次に、設計した戦略に市場需要があるかをリサーチします。副業サイトやクラウドソーシングサイトで実際の募集案件を確認し、相場感を掴みましょう。

企業がどのような課題を抱え、どのような形で募集しているかを把握することは、提案力の強化に直結します。また、「どの課題に、いくら払われているか」を把握することは、商品設計の精度を高めるために不可欠です。

ステップ3|高単価案件を狙える案件獲得チャネルを選定する

月20万円を目指すなら、案件を獲得する経路(チャネル)選びも重要です。以下のようなチャネルを複合的に活用しましょう。

  • 副業エージェント:プロが仲介するため、単価が高い傾向にある
  • リファラル(紹介):信頼関係がある分、受注しやすく単価交渉もしやすい
  • SNS・ブログ:専門性を発信して直接依頼を受ければ、中間マージンを排除できる

良質な案件は待っているだけでは得られません。自ら行動し、複数の獲得ルートを持つことが重要です。

ステップ4|副業の実績をアピールして高単価案件へのシフトを目指す

初期の数件は、実績作りのために相場より安く受けるのも戦略の一つです。

しかし、実績ができ次第、ポートフォリオを更新してより高単価な設定へシフトしましょう。「御社の課題を解決した実績がある」という事実は、強力な提案材料となります。

既存クライアントへのアップセル(追加提案)も効果的です。常に自分の市場価値をモニタリングし、安売りから脱却する勇気を持ちましょう。

ステップ5|安定して20万円を達成できる仕組みを構築する

単発案件ばかりでは、営業活動に追われて収益が安定しづらいでしょう。「毎月のコンサル契約」や「運用保守」など、ストック型の収益モデルを組み込みましょう。たとえば、Web制作(単発)だけでなく、その後の保守管理(継続)もセットで受注するといった形が挙げられます。

副業で月20万円を目指すなら知っておきたい税金・確定申告の知識

副業収入が増えれば、税務手続きは避けて通れません。以下を参考に、適切な知識を身につけて利益を守りましょう。

所得が年間20万円を超えたら確定申告が必要になる

給与所得者で年末調整を受けている場合、副業による所得(給与所得及び退職所得以外の所得金額)が年間20万円を超えたときは、所得税の確定申告が必要となります。なお、複数の副業を持つ場合は、全所得を合算した金額で考えられます。

月20万円を稼ぐなら、年間売り上げは240万円です。必要経費を差し引いても、年間20万円の基準は超える場合が多いでしょう。

所得税の申告と納付は、翌年の2月16日から3月15日までに行わなければなりません。期日内の申告を徹底しましょう。無申告だと、加算税や延滞税といったペナルティに加え、社会的信用を失う恐れがあるため注意が必要です。

出典:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人(国税庁)
出典:No.2024 確定申告を忘れたとき(国税庁)

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住民税の申告は所得20万円以下でも必要

「20万円以下なら確定申告をしなくていい」というのは、あくまで所得税に限った話です。住民税には20万円の免除ルールはなく、副業で1円でも利益が出れば、自治体への申告が求められます。

確定申告を済ませれば、別途住民税の申告をする必要はありませんが、確定申告を行わず副業で所得が発生した場合は、金額にかかわらず市区町村への住民税申告が必要です。

出典:住民税の申告(千代田区)

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青色申告をすると最大65万円の特別控除が受けられる

開業届と青色申告承認申請書を提出すれば、青色申告が可能になります。青色申告では、一定の要件を満たすことで、最大65万円の青色申告特別控除を受けられ、課税所得を大幅に圧縮することが可能です。

55万円の控除を受けるには、複式簿記による記帳、貸借対照表・損益計算書の添付、期限内申告が必要です。さらに65万円の控除を受けるには、これらの要件に加えて、①優良な電子帳簿保存、または②e-Taxによる電子申告のいずれかを満たす必要があります。

出典:No.2072 青色申告特別控除(国税庁)

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副業で月20万円を目指す人からよくある質問

最後に、本格的に副業に取り組む際によくある疑問に回答します。

Q1.副業で月20万円稼いだら社会保険料は変わる?

個人事業主として副業に取り組む場合、原則として副業収入は社会保険料の算定対象にならないため、本業の社会保険料(健康保険・厚生年金)が直接増えることはありません。引き続き本業の給与のみを基礎として健康保険料・厚生年金保険料が計算されます。

社会保険料は本業の給与額に基づいて算出されるため、副業での収入増が天引き額に影響しないためです。ただし、副業先と雇用契約(アルバイト等)を結ぶ場合や、法人を設立して役員報酬を得るケースでは扱いが異なるため、注意が必要です。

出典:社会保険の加入対象の拡大について(厚生労働省)

Q2.月20万円の副業と本業を両立するコツは?

月20万円の副業と本業を両立するためには「休息時間の確保」と「本業との相乗効果を意識すること」が大切です。

すべての時間を仕事に費やしていては、バーンアウト(燃え尽き)しかねません。休息も業務の一部と捉え、家族との時間やリフレッシュの機会を確保しましょう。

また、本業の知見を副業へ、副業で得たスキルを本業へと還元させる意識も重要です。双方の生産性を高める循環を作ることで、時間対効果を最大化できるでしょう。

本業のスキル・経験を活かして副業で月20万円を目指そう

副業で月20万円を稼ぐことは、単なる収入アップにとどまらず、キャリアアップのきっかけにもなります。会社という看板に頼らず個人の力で市場価値を証明できた自信は、本業にも好循環をもたらすでしょう。

まずは、スキルの棚卸しから始めてみましょう。自分はどの領域なら価値を提供できるのかを考えることで、これからのはたらき方と人生を大きく変えるきっかけになるはずです。

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