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副業で月3万円を目指すには?副業アイデアや案件探しの注意点を解説

月3万円の副業のイメージ

「副業で月3万円」と聞くと難しく感じるかもしれません。しかし、時給2,000円の案件なら月15時間程度、週に3〜4時間の活動で到達できる水準です。副業で月3万円に必要な時間は、前提とする時間単価によって変わります。

本記事では、時間単価から逆算する考え方、月3万円以上の報酬を得ている人の割合などから、月3万円を稼ぐための方法を解説します。本業の専門領域別の副業アイデアや案件の探し方、引き受ける前に確認すべき点も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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副業で月3万円に必要な時間は「時間単価」によって変わる

副業で月3万円を目指す際、必要な活動時間は時給単価次第で大きく変動します。「何時間はたらくか」ではなく「どのくらいの単価で仕事を受けるか」から考えることが大切です。

たとえば、時間単価1,500円なら月20時間、3,000円なら月10時間、5,000円なら月6時間程度で月3万円に到達します。

時間単価

月3万円に必要な活動時間

1,500円

20時間

3,000円

10時間

5,000円

6時間

副業で月3万円の収入を得たいなら、活動時間の量ではなく、このように時間単価から逆算して考えましょう。

副業で月3万円以上稼ぐ人の割合は?

「副業・フリーランス人材白書2026」では、業務委託契約で副業をしている人のうち、1か月あたり3万円以上の報酬を得ている割合は、メンバークラス層(※1)では約70%、ハイクラス層(※2)では約86%でした。

出典:副業・フリーランス人材白書2026(HiPro)

(※1)日常的に発生する業務に従事する人材層。「副業・フリーランス人材白書2026」における基準として役職の目安は「一般社員・従業員(リーダークラス含む)」とした。
(※2)高度な事業課題を解決できる経験・スキルを有する人材層。「副業・フリーランス人材白書2026」における基準として役職の目安は「課長クラス以上の管理職·エキスパート」とした。

また、1か月あたりの報酬の分布は次の通りです。 

1か月あたりの報酬

ハイクラス層(n=363)

メンバークラス層(n=323)

3万円未満

13.8%

30.3%

3万〜5万円未満

9.1%

15.2%

5万〜10万円未満

19.8%

25.7%

10万〜20万円未満

24.8%

15.2%

中央値

10.0万円

5.0万円

業務委託で副業をしている人にとって月3万円は、上位層だけが達成できる金額ではありません。メンバークラス層でも7割近くが、ハイクラス層では8割半ばがこの水準を超えています。

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月3万円以上を目指す場合の副業の選び方

副業で月3万円以上を目指すうえで見るべきなのは、案件の内容と契約の条件です。時間単価は案件を引き受けたあとに交渉して動かすものではなく、案件の条件を確認する段階でおおむね見えています。

  • 業務範囲が自分の専門領域の中心と重なる案件かを確認する
  • 活動時間で契約するか成果物で契約するかを見極める
  • 継続的に依頼してもらえる案件を選択する
  • ハイクラス人材向けの副業マッチングプラットフォームを活用する

それぞれ詳しく解説します。

業務範囲が自分の専門領域の中心と重なる案件かを確認する

案件情報を見るときは、業務範囲が自分の専門領域の中心と重なっているかを確認しましょう。中心と重なる案件ほど、高い単価を目指しやすくなります。

HiProの調査「副業・フリーランス人材白書2026」によると、企業が副業・フリーランス人材に1人1か月あたり30万円以上を支払っている割合は、高度な事業課題を解決できる経験・スキルを持つハイクラス層で45.7%、日常的に発生する業務を担うメンバークラス層で36.5%でした。

出典:副業・フリーランス人材白書2026(HiPro)

任される課題の難易度により、報酬の差が出ていると見て取れます。案件情報に書かれた業務範囲を読み、担当する工程と成果物が本業で日常的に判断している範囲に入るかを確かめることが大切です。

活動時間で契約するか成果物で契約するかを見極める

案件情報では、報酬が活動時間に対して決まるのか、成果物に対して決まるのかを確認しましょう。どちらであるかによって、時間単価を上げられる余地が変わります。

活動時間で契約する場合、報酬は時間単価に活動時間を掛けた金額です。時間単価は契約時点で決まるため、作業を早く終わらせてももらえる金額は増えません。

一方、成果物で契約する場合、報酬は成果物一つあたりの金額で決まります。同じ成果物をより短い時間で仕上げられれば、その分だけ自分の時間単価は上がります。

継続的に依頼してもらえる案件を選択する

月3万円以上を継続して得たいなら、1回で終わる案件よりも、継続した依頼が発生しやすい案件を選びましょう。毎月の収入の見込みが立ち、案件を探す時間を作業時間に当てられます。

継続案件には、単価の面でも利点があります。同じ企業から続けて依頼を受けていれば、事業の背景や社内の事情を毎回説明してもらう必要がなくなり、同じ作業時間でも踏み込んだ提案ができるようになります。任される業務範囲が広がれば、契約更新のタイミングで報酬の見直しを相談しやすくなるでしょう。

案件情報では、契約期間と更新の有無、1か月あたりの想定活動時間を確認してみてください。記載がない場合は、面談の場で継続の見込みと更新の判断時期を確認しておきましょう。

ハイクラス人材向けの副業マッチングプラットフォームを活用する

自分の専門領域の案件を獲得したいなら、ハイクラス人材向けの副業マッチングプラットフォームを使うのがおすすめです。

専門領域や契約形態を指定して掲載案件を検索できるため、業務範囲・報酬の決め方・関与の形という3つの観点を実際の案件情報で確認できます。

企業と副業・フリーランス人材をつなぐマッチングプラットフォーム「HiPro Direct」では、企業が掲載する案件を専門領域ごとに確認できます。まずは自分の専門領域でどのような案件が、どのような契約形態で掲載されているかを見てみてください。

【本業の専門領域別】月3万円以上を目指せる副業アイデア

本業の専門領域ごとに、副業として受けやすい仕事の形は変わります。ここではHiProの調査「副業・フリーランス人材白書2026」で報告された副業の担当業務をもとに、4つの領域に分けて整理します。

  • IT・テクノロジー領域
  • マーケティング・企画領域
  • バックオフィス領域
  • 専門知識を活かした領域

それぞれ詳しく解説します。

IT・テクノロジー領域

IT・テクノロジー領域の経験があれば、月3万円は十分に目指せます。

エンジニアを社内に確保できない中小企業やスタートアップが、開発の一部や技術的な判断を外部に任せたいというニーズを持っているためです。

具体的な副業の例は、以下の通りです。

副業の例

主な業務内容

本業で活きる経験

IT・DX・システム開発の支援

システム開発や社内のデジタル化に関する実務支援、技術面の相談対応

開発・インフラ・データ基盤などの実務経験

業務プロセスの改善・効率化

既存業務の流れを見直し、ツール導入を含む改善策を設計する

業務要件の整理や業務改善を担ってきた経験

商品開発・技術検証

製品・サービスの仕様検討や、技術的な実現可能性の確認

自社製品の企画・開発に携わった経験

なかには、実装をすべて引き受けなくても、技術選定の相談や設計の確認だけで依頼が成立するケースもあります。

マーケティング・企画領域

マーケティング・企画領域は、施策を実行する立場よりも、方針を決める段階から関わる依頼が多い領域です。事業計画や新規事業を進めたいものの、社内に経験者がいないという企業からの相談が発生する場合もあります。

具体的な副業の例は、以下の通りです。

副業の例

主な業務内容

本業で活きる経験

マーケティング・広告宣伝

集客・販促施策の設計、効果検証、改善方針の提示

予算や数値目標を持って施策を運用した経験

新規事業創出・推進

事業構想の策定、市場調査、立ち上げ期の推進支援

新規事業や新サービスの立ち上げに携わった経験

経営・経営企画

事業計画の策定支援、経営指標の設計、意思決定に必要な材料の整理

部門や事業の計画立案・管理を担ってきた経験

事業計画の策定や施策の効果検証のように、本業で実施している何気ない作業でも副業では価値につながるでしょう。

バックオフィス領域

バックオフィス領域では、制度や仕組みを整えたい企業からの依頼が中心になります。管理部門に専任者を置けない企業が、必要な期間だけ経験者に関わってほしいと考えるためです。

たとえば、以下のような仕事が考えられます。

副業の例

主な業務内容

本業で活きる経験

人事・組織づくりの支援

人事制度や評価制度の設計支援、参画者を見極める基準づくり

人事制度の運用や組織づくりに携わった経験

経理・財務の支援

月次決算の体制構築、資金計画の策定支援、管理会計の整備

経理実務・財務管理・予算統制の経験

法務業務の運用支援

契約管理フローの整備、法務業務プロセスの構築、コンプライアンス体制の整備

法務部門での業務運用経験

特に、制度や仕組みの整備は、数か月かけて進める依頼になりやすい仕事です。契約期間が決まっていることで、w毎月の報酬の見込みが立つため、月3万円を続けやすい領域といえます。

専門知識を活かした領域

専門知識を活かした領域では、自身の経験や知見を企業に提供する仕事が中心です。

企業には、特定の分野に詳しい人材が社内にいない場合があります。そのため、専門領域に関する知識や経験を持つ人に記事の執筆や監修、調査、研修などを依頼するケースがあります。

副業の例

主な業務内容

本業で活きる経験

専門記事の執筆・監修

専門領域に関する解説記事の執筆、専門家としての内容確認

業界の実務知識や、根拠を示して分かりやすく説明する力

データ分析・技術調査

データ分析の設計や結果の解釈、技術動向の調査

分析や検証を業務として行ってきた経験

研修・講師

社員向け研修の企画・実施、セミナー登壇

専門知識を人に教えたり説明したりした経験

執筆や監修、研修などは成果物単位や案件単位で報酬が決まることが多く、活動時間に合わせて受注量を調整しやすい仕事です。

また、実績を積み重ねることで専門性が評価されやすくなり、継続案件や紹介案件につながる可能性もあります。

月3万円以上の副業案件を探す方法

月3万円以上の案件を探す経路は、大きく4つあります。

  • クラウドソーシングサイト
  • 副業マッチングプラットフォーム
  • 直接営業
  • 知人からの紹介

副業が初めてで、まずは一件引き受けて社外で通用するかを試したい人は、クラウドソーシングサイトから始めるとよいでしょう。前職の同僚や取引先とつながりがある場合は、知人の紹介がおすすめです。

複数の経路から並行して案件を獲得することで、同じ専門領域の案件がどのような条件で出ているのかを比較できます。比較の対象が増えるほど、自分の相場を把握しやすくなるためおすすめです。

月3万円以上を目指して案件を引き受ける際の注意点

副業を始める前に確認しておきたいのは、主に本業との関係です。

  • 競業避止義務に違反しないかどうかを確認する
  • 就業規則で副業の可否と条件を確認する
  • 本業と合わせて無理のない範囲を決めておく

それぞれ詳しく解説します。

競業避止義務に違反しないかどうかを確認する

案件を引き受ける前に、その案件が本業と競合する領域に当たらないかを確認しておきましょう。

競業避止義務とは、労働者が本業先の正当な利益を不当に害する行為をしてはならないという考え方です。例えば、本業先の営業秘密を利用して競合他社の業務を行ったり、本業先の利益を直接損なう活動をしたりする場合には問題となる可能性があります。

厚生労働省の資料では、労働者は誠実義務に基づいて秘密保持義務・競業避止義務を負うとされており、使用者は競業避止の観点から副業を禁止または制限できる場合があると整理されています。特に、専門領域を活かして副業をする人ほど注意が必要です。専門性を活かそうとするほど、本業と近い領域の案件になる恐れがあります。

仕事を引き受ける前に確認するのは次の3点です。

  • 本業先の就業規則や誓約書で、競業とされる業種・職種の範囲がどう定められているか
  • 案件の発注元や業務内容が、本業先と競合するおそれがないか
  • 本業で得た秘密情報を持ち込まずに、その案件を完了できるか

なお、特定の案件が競業避止義務に違反するかどうかは、業務内容や自分の立場によって判断が変わります。自分で判断がつかない場合は、就業規則や副業に関する社内ルールを確認し、必要に応じて人事部門や上長へ相談しましょう。

出典:副業・兼業の促進に関するガイドライン(厚生労働省)

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【弁護士監修】副業は会社に報告すべき?報告の進め方・競業避止義務違反にならないための注意点を解説

就業規則で副業の可否と条件を確認する

副業を始める前に、本業先の就業規則で副業の可否と条件も確認しておきましょう。

副業が認められている場合でも、無条件とは限りません。厚生労働省の資料では、企業が副業・兼業に伴う労務管理を適切に行うために、届出制など副業の有無・内容を確認する仕組みを設けることが示されており、届出様式例も公開されています。

つまり、副業が認められている企業でも、事前の届出や許可が条件になっているケースがあるということです。

以下の4つを確認してから仕事を受けましょう。

  • 副業が原則認められているか、条件付きで認められているか
  • 届出制か許可制か、提出のタイミングはいつか
  • 届出書に記載が必要な項目(副業の内容・契約形態・活動時間など)
  • 秘密保持や社内設備の使用に関する禁止事項

出典:副業・兼業の促進に関するガイドライン(厚生労働省)

本業と合わせて無理のない範囲を決めておく

副業を始める前に、1か月あたりの活動時間の上限を自分で決めておきましょう。

パーソル総合研究所の調査では、副業により過重労働となり仕事に支障をきたした、または体調を崩したと回答した人が26.9%でした。また、本業の残業時間と副業時間の通算が45時間以上の人は34.1%で、そのうち50.9%が本業先に副業を知らせていませんでした。

出典:第四回 副業の実態・意識に関する定量調査(パーソル総合研究所)

業務委託で副業をする場合、活動時間の上限は自分で決めることになります。前提とする時間単価から必要な活動時間を先に出し、その時間が本業と両立できる範囲かどうかを引き受ける前に判断しましょう。

副業で月3万円稼ぎたい人からよくある質問

副業で月3万円を目指す方から寄せられることの多い3つの質問に回答します。

  • 副業の単価はどう決まりますか?
  • 本業の専門経験は報酬にどう反映されますか?
  • 月3万円の副業でも確定申告は必要ですか?

順番に回答します。

Q1.副業の単価はどう決まりますか?

副業の単価は、業務範囲、求められる専門性、契約形態などで決まります。職種名だけで一律に決まるものではありません。

同じ職種名の案件でも、担当する業務範囲・裁量の大きさ・成果物の定義が違えば、報酬の決まり方も変わります。また、活動時間に対して報酬が決まる契約か、成果物に対して報酬が決まる契約かによっても変わります。

自分の単価を知るには、自分の専門領域の案件情報を具体的に確認することが大切です。

Q2.本業の専門経験は報酬にどう反映されますか?

本業の専門経験が報酬にどう反映されるかは、案件によって変わります。経験年数がそのまま報酬に換算される仕組みではありません。

ただし、本業で培った専門性や実績が直接活かせる案件ほど、報酬も高くなりやすいのは事実です。案件情報の業務範囲を読み、自分の経験が活かされるかどうかを確認しておきましょう。

Q3.月3万円の副業でも確定申告は必要ですか?

月3万円の副業を1年間続けた場合、確定申告が必要になる可能性が高いと考えられます。月3万円を1年間続けると収入は36万円になります。確定申告の要否は収入ではなく所得(収入から必要経費を差し引いた金額)で判断されますが、経費を差し引いても所得が20万円を超えるケースが多いため、確定申告が必要になる可能性が高いでしょう。

あわせて注意したいのが住民税です。所得税の確定申告が不要であっても、住民税の申告が必要になる場合があります。手続きの詳細は自治体によって案内が異なるため、お住まいの自治体の情報を確認してください。

出典:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人(国税庁)

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まとめ|副業で月3万円を目指すなら適切な知識を身につけることが大切

副業で月3万円は、業務委託で副業をしている人の多くが到達している水準です。自分の専門分野を活かせる仕事であれば、達成は難しくないでしょう。

まずは自分の専門領域を棚卸しし、本業先の就業規則と手続きを確認したうえで、自分の領域の案件がどのような条件で掲載されているかを見てみてください。

本業の就業規則や競業避止義務に違反しないかどうかもチェックしながら、無理のない範囲でできる仕事を探しましょう。

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