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フリーランスのはたらき方とは?特徴やメリットとデメリットを解説

フリーランスのはたらき方のイメージ

コロナ禍でニューノーマルなはたらき方が普及して以降、フリーランスというはたらき方はより身近になっています。しかし、フリーランスとしてはたらきたいとお考えの方も、多くの疑問や不安があるのではないでしょうか。

フリーランスというはたらき方は、会社員とは大きく異なります。「収入が上がりそう」「自由にはたらけそう」というメリットだけにとらわれることには注意が必要です。

本記事はフリーランスとして独立したい方向けに、フリーランスのはたらき方や必要な知識を紹介します。独立の不安を軽減し、行動に移すための参考になれば幸いです。

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フリーランスとは?

フリーランスとは会社や組織に属さず、個人で仕事を契約し、収入を得ている人のことです。はたらく場所や時間を自身のライフスタイルに合わせて選択できる特徴があります。

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フリーランスとは?はたらき方や仕事内容、必要な準備、仕事の選び方などまとめて解説!

フリーランスと会社員との違い

フリーランスのはたらき方には、就業時間や出勤などの概念がありません。契約した期日までに仕事を遂行できるのであれば、時間に縛られず、自由にはたらけます。

一方、会社が決めた就業規則を守ってはたらくのが会社員のはたらき方です。フルフレックスなどの制度が採用されていない場合、会社員は決められた時間に出勤し、業務を開始することが求められます。

また、もうひとつの違いが給与面です。会社員は固定給制が一般的ですが、フリーランスは成果に応じて変動する傾向にあります。

フリーランスと個人事業主との違い

フリーランスと似た意味で使われる言葉に個人事業主があります。似ているようで異なるため、違いを理解することが大事です。

はじめに、フリーランスは人やはたらき方を指します。雇用関係はなく、個人事業主、法人であってもフリーランスと呼称できます。

一方、個人事業主は税務署に開業届を提出し、事業を法人ではなく、個人として営む人のことです。税務上、法人とは明確に区分して扱われます。

フリーランスのはたらき方の特徴

フリーランスのはたらき方は、会社員と異なります。独立前にフリーランスの特徴やはたらき方を理解しておきましょう。
はじめにフリーランスのはたらき方の特徴は、以下のとおりです。

  • 契約形態が会社員と異なる
  • 労働基準法が適用されない
  • 取引先を自分で探して獲得する必要がある
  • 確定申告を自身でおこなう必要がある

フリーランスと会社員ではたらき方や契約形態、手続きなど、どのような点が異なるのかを具体的に解説していきます。

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はたらき方にはどんな種類がある?雇用形態や勤務時間による違いを解説

契約形態が会社員と異なる

フリーランスと会社員の主な違いは、契約形態です。フリーランスは「業務委託契約」、会社員は「雇用契約」を結びます。

業務委託契約とは、受託案件ごとにクライアントと契約期間や報酬、業務内容を定めた契約です。フリーランスとしてはたらく場合は、継続的に案件が発生するわけではなく、案件ごとに業務委託契約を結びます。

一方、雇用契約とは、雇用主と労働者の間で結ばれる契約です。会社の就業規則に従った労働を提供することで報酬を得ることを指します。

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フリーランスと業務委託契約の違いは?契約の種類や締結の流れを徹底解説

労働基準法が適用されない

フリーランスというはたらき方の場合、労働基準法が適用されないことがあります。労働基準法が適用されるために必要なのが、労働関連法令における「労働者」に該当すると判断されることです。

厚生労働省が発表したフリーランスのはたらき方に関するガイドラインでは、労働者に該当するための要素が主に3点示されています。

  1. 案件の依頼や指示に対する拒否ができない場合
  2. 業務の内容や遂行方法に関して発注者等から指揮命令を受けている場合
  3. 発注者等から勤務の場所や時間が指定され、管理されている場合

※出典:フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン(厚生労働省)

他にも事業者性や代替性のなさ、専属性の高さが当てはまると、労働者に該当する場合があります。これは正社員に関わらず、契約社員やアルバイト、パートであっても同様です。

自分で取引先を開拓する

フリーランスのはたらき方では、取引先を自分で探して獲得する必要があります。なぜならフリーランスは、会社員のように会社から業務内容を指示されるはたらき方ではないからです。

そのため、フリーランスとして仕事を始める際は、取引先を探す負担を減らすために、案件を紹介してくれるクラウドソーシングの使用も視野に入れるとよいでしょう。

確定申告を自分で行う

会社員は税金関係の手続きを年末調整というかたちで会社が代行しますが、フリーランスとしてはたらく場合、確定申告や納税を自身で行う必要があります。

自身で請求書の発行から入金確認、会計ソフトなどでの帳簿管理、確定申告書を作成するといった事務作業が多いのも、フリーランスのはたらき方の特徴です。

確定申告などの手続きは、税金に関する知識がないと苦労します。事務作業に時間を取られて本来の業務が滞る場合は、経費と割り切って税理士に依頼するのも選択肢の1つです。

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【税理士監修】フリーランスは確定申告が必要?ケース別の判断基準やメリット、やり方を解説

フリーランスのはたらき方の種類

フリーランスのはたらき方は、自身のライフスタイルやキャリアプランに合わせて、最適なスタイルを選択することが重要です。

ここでは、3つの切り口からフリーランスのはたらき方を分類して解説します。

  • はたらく場所|客先常駐型・フルリモート型
  • 期間の長さ|スポット型・継続型
  • 業務の関わり方|アドバイス型・実務支援型

はたらく場所|客先常駐型・フルリモート型

フリーランスの作業場所は、大きく分けてクライアントのオフィスに赴く「客先常駐型」と、場所を選ばない「フルリモート型」があります。

客先常駐型はエンジニアやコンサルタントに多く、チームの一員として密なコミュニケーションを取りながら業務を遂行する点が特徴です。

一方、フルリモート型は自宅やコワーキングスペースで作業を行い、チャットツールやWeb会議で連携を図ります。

主なメリット・デメリットを表にまとめました。

種類

主な作業場所

メリット

デメリット

客先常駐型

クライアントのオフィス

設備が整っている、相談しやすい

移動が発生する、時間の制約がある

フルリモート型

自宅・カフェ・海外など

取引先への移動がない、居住地を問わない

自己管理が難しい、孤独感を感じやすい

職種によっては「週3日は常駐、残り2日はリモート」といったハイブリッドな形式を導入しているケースもあります。

期間の長さ|スポット型・継続型

案件の期間設定には、単発で完了する「スポット型」と、長期間の契約をする「継続型」の2種類が存在します。スポット型は新しい技術の習得や人脈作りに適しており、継続型は業務の深い理解と安定した報酬につながる点が特徴です。

HiProの調査データによると、ハイクラス層とメンバークラス層では、関わる案件の性質に以下のような傾向が見られます。

出典:副業・フリーランス人材白書2025(HiPro)

以下、フリーランス部分について表にまとめました。

 

ハイクラス層(※1)

メンバークラス層(※2)

スポット型に携わる割合

28.1%

34.5%

継続型に携わる割合

49.7%

45.1%

※1:高度な事業課題を解決できる経験・スキルを有する人材層。「副業・フリーランス人材白書2025」における基準として「年収総額(一時的な収入や不労所得除く)が800万円以上」とした。
※2:日常的に発生する業務に従事する人材層。「副業・フリーランス人材白書2025」における基準として「年収総額(一時的な収入や不労所得除く)が800万円未満」とした。

データから分かるとおり、層を問わず約半数近くが「継続型」の案件を軸にしており、収入の安定性を確保していることが伺えます。

業務の関わり方|アドバイス型・実務支援型

クライアントの課題に対してどのように貢献するかという「関わり方」も、フリーランスの個性が分かれるポイントです。専門知識を活かして戦略や改善案を提示する「アドバイス型」と、実際の作業や運用を担う「実務支援型」に大別されます。

HiProの調査データでは、フリーランスの半数以上が実務支援型に携わっていることがわかりました。

 

ハイクラス層

メンバークラス層

アドバイス型に携わる割合

18.1%

11.9%

実務支援型に携わる割合

54.8%

61.8%

出典:副業・フリーランス人材白書2025(HiPro)

クライアントと深く関わりたい場合は実務支援型、知見を活かしたサポートをメインで行いたい場合はアドバイス型を選択するとよいでしょう。

フリーランスのはたらき方のメリット

フリーランスのはたらき方の代表的なメリットを3つご紹介します。

  • 収入や業務量をコントロールできる
  • はたらく時間を選べる
  • 年齢やキャリアによる制限を受けにくい

フリーランスのメリットを理解し、ぜひ実際にフリーランスになる際の検討材料にしてみてください。

収入や業務量をコントロールできる

フリーランスのメリットは、収入や案件数をコントロールできることです。

仮に1か月で3か月分の報酬を得られれば、約2か月間は仕事をしなくても問題ありません。つまり、収入をコントロールできることは、スケジュール調整がしやすいことを意味します。混雑している曜日や時間帯を避けることで、効率的に時間を使えるでしょう。

また、フリーランスは、スキルや実績次第で案件単価が大きく上がることがあります。スキルや実力主義の側面が強く、仕事の成果が報酬や案件獲得に直結しやすいです。

一方、会社員は、基本給やボーナスの上限値が決められているケースもあり、昇給幅も規定があることが多く、収入には一定の限界があります。

フリーランスの収入

会社員の収入

成果に応じて報酬単価が変動する

固定給の会社が多い

はたらく時間を選べる

職種によりますが、フリーランスはある程度はたらく時間を自由に選べます。エンジニアやデザイナー、Webライターなどのフリーランスは、納期こそ決まっているものの、納品までのはたらき方は決められていないことが一般的です。

フリーランスには就業時間が定められていないため、起床時間は自由で、平日に休暇を取得することも可能です。もしフリーランスの業務スケジュールやキャッシュフローが安定しているのであれば、長期休暇も実現できます。

年齢やキャリアによる制限を受けにくい

フリーランスは年齢やキャリアに関係なく、スキルがあれば活躍できるはたらき方です。

たとえば学生のうちからフリーランスとして安定的な収入を得られれば、会社に就職せずにフリーランスとしてはたらくこともできます。また、定年退職後でもフリーランスとして活躍するケースもあるでしょう。

フリーランスのはたらき方のデメリット

フリーランスのはたらき方は、一見メリットが目立ちます。しかし、デメリットも知っておくことが重要です。代表的なデメリットは以下の通りとなります。

  • 収入やはたらき方が安定しにくい
  • 事務処理が煩雑になる・各種審査が通りにくい

収入やはたらき方が安定しにくい

フリーランスは、会社員のように安定した収入を得るのが難しいことがデメリットです。努力次第で高収入が狙える反面、収入の変動が起こりやすいリスクもあります。

たとえば、ある月が高収入だったとしても、翌月には契約が打ち切りとなり、収入が下がることもあるでしょう。また、体調不良や、災害・不慮の事故によって仕事ができない場合、成果物の提供が難しく、結果的に報酬が下がります。

対処法としては、フリーランスになる前に十分な預貯金を蓄えることや、複数の取引先を確保して、リスクを分散することです。

複数の取引先を開拓するときには、取引先との信頼関係を築くことが求められます。長期的な関係を築くには、成果物を納品するだけでなく、クライアントや取引先の要求に応えることが重要です。

事務処理が煩雑になる

フリーランスは、確定申告をはじめとした事務処理が煩雑になりやすいのがデメリットです。特に経費や税金について、会社員時代には意識しなかった方も多いのではないでしょうか。

経費の管理や、見積書や契約書、業務委託契約書の作成、確定申告などの事務作業をフリーランスはすべて自身で対応します。

事務処理の労力を軽減するためには、税理士への依頼や会計ソフトの導入などの方法があります。しかし、費用がかかるうえに税理士への依頼も自分で行うことになるため、やることが全てなくなるわけではありません。

近年では、フリーランスの事務・経理処理をサポートしてくれるソフトやクラウドサービスがあるため、使いやすいものを導入して作業の効率化を検討すると良いでしょう。会計クラウドサービスは月額費用が発生するものの、本来の業務と直接関係ない事務処理を軽減できるため、コストパフォーマンスを考慮することが大切です。

各種審査が通りにくい

フリーランスは、会社員と比較すると住宅ローンやクレジットカードなど、各種審査が通りにくい場合があります。フリーランスは収入の不安定さゆえに継続的な安定収入が見込みにくく、会社員や公務員に比べて支払いが難しいのではないかと判断されてしまう可能性があるからです。

これによって独立後にクレジットカードの発行や銀行口座を開設しようとしたものの、なかなか審査に通らないといったケースも見受けられます。

もちろん、フリーランスだからといってクレジットカードや住宅ローンの審査が通らないわけではありません。また、フリーランス市場の拡大にともなって、フリーランス専用のクレジットカードや保険、シェアハウスなど、フリーランスのはたらき方に配慮したさまざまなサービスが整備されつつあります。

フリーランスのはたらき方に向いている人の特徴

フリーランスは自由度が高い反面、すべての意思決定と責任を自分一人で負わなければなりません。成功しているフリーランスには共通の資質があり、特に重要とされる特徴は、以下の4つです。

  • 自己管理が得意
  • 主体的に行動できる
  • 収入の増減にも耐えられる
  • 学習意欲が高く変化を楽しめる

以下、それぞれ具体的に解説します。

自己管理が得意

フリーランスにとって、時間と健康を律する自己管理能力は欠かせません。

会社員のように始業・終業時間が決まっていないため、油断すると生活リズムが崩れ、納期遅延や体調不良を招くリスクがあるためです。タスクの優先順位を自分で判断し、作業に集中できる環境を自ら構築できる人は、フリーランスとして長く活躍しやすいでしょう。

具体的には、以下のようなルーティンを確立できる能力が求められます。

  • 納期から逆算して日々の作業量を配分する
  • 適切な休憩を取り、過度な長時間労働を防止する
  • 自身のメンタルヘルスや体調の変化を敏感に察知して調整する

上記を「誰も見ていない場所」で継続できる力が重要です。

主体的に行動できる

クライアントの期待を超える価値を提供するためには、自ら課題を発見して解決策を提案する主体性が欠かせません。受動的に仕事をするだけではなく、「どうすればより良くなるか」を常に考え、自発的にアウトプットを出しましょう。

主体的な行動の例としては、以下が挙げられます。

  • 業務フローの非効率な部分を指摘し、改善案を提示する
  • クライアントが気づいていない潜在的なリスクを事前に報告する
  • 自身のスキルセットを活かした新しい施策を提案する

自分自身を一人の経営者と捉え、当事者意識を持って案件に取り組む姿勢が重要です。

収入の増減にも耐えられる

フリーランスの報酬は、案件の有無や作業量によって毎月変動するのが一般的です。月によっては収入がゼロになるリスクや、逆に想定以上の報酬が入ることもあり、金銭的な耐性が必要となります。

収入の安心感がない中で将来を見据えた貯蓄や資金繰りを冷静に行える人でなければ、精神的な不安により仕事に影響する可能性が高いといえそうです。

  1. 生活費の数か月分を常にプールしておく
  2. 収入が多い時期でも、むやみに生活水準を上げない
  3. 報酬の未払いや遅延に備えた契約書の整備を行う

こうしたリスク管理をストレスなく行える性質が、フリーランスという不安定な土俵で生き残るための前提条件です。

学習意欲が高く変化を楽しめる

市場価値を維持し続けるためには、常に最新の技術やトレンドを追い続ける姿勢が不可欠です。

フリーランスには会社のような研修制度はなく、自費と自らの時間を投じてスキルをアップデートし続けなければなりません。

変化の激しい現代において、新しいツールや手法が登場した際に「面白そうだ」と飛び込む好奇心は武器になります。具体的に求められる学習内容は、以下のとおりです。

  • 専門分野の周辺知識を広げ、希少性の高い「掛け合わせスキル」を作る
  • 業界のミートアップやセミナーに参加し、外部刺激を取り入れる
  • 自身の失敗を分析し、次の案件に活かすPDCAサイクルを回す

学びを止めることは、フリーランスとしてのキャリアの終焉を意味すると考えても過言ではありません。

フリーランスになる際に必要な手続き

フリーランスになるには、以下の手続きが必要です。

  • 国民年金や国民健康保険への加入
  • 開業届を出す必要がある

それぞれ解説していきます。

▼関連記事
フリーランスになるには?フリーランスの始め方を5ステップで解説

国民年金や国民健康保険への加入

フリーランスとして独立した場合、国民年金と国民健康保険への加入が必要です。国民年金への加入は、お住まい付近の市区町村役場でおこなえます。
手続きに必要なものは、以下のとおりです。

  • 年金手帳
  • 退職・離職証明書
  • 社会保険の資格喪失書

退職後はできるだけ早く、手続きをしましょう。

また、フリーランスになると会社に所属しなくなり、年金や健康保険の取り扱いが異なります。会社の健康保険を2年間任意継続する方法もありますが、最終的には、国民健康保険への加入が必要です。手続きの方法次第で支払う保険料は異なるため、事前に調べてから進めるようにしましょう。

会社員が加入する健康保険、厚生年金保険は、会社が半額負担する仕組みになっていますが、フリーランスの場合、社会保険を全額自分で支払う必要があるため、金銭的な負担が増加します。フリーランスの社会保険料は、会社員時代と比べて約2倍支払うと試算しておきましょう。

開業届を出す必要がある

フリーランスとして独立し、事業として活動を実施する場合は、個人事業主と同様に開業届を提出しましょう。

開業届は原則、事業開始後1か月以内に届け出る必要があるため、早めの手続きが必要です。開業届を提出すれば、特別控除を受けるための青色申告が利用可能になります。

青色申告を選択するなら「青色申告承認申請書」の提出が必須

フリーランス(個人事業主)として活動を始める場合、まず提出すべきなのが「個人事業の開業・廃業等届出書(開業届)」です。

また、「青色申告承認申請書」の提出も検討するとよいでしょう。これを提出することで、所得税の計算において最大65万円の「青色申告特別控除」を受けることが可能になります。

加えて、青色申告には赤字の繰越や家族の給与を必要経費として計上できるなど、多種多様なメリットが存在します。

項目

白色申告

青色申告

特別控除額

なし

最大65万円

帳簿の形式

簡易帳簿でOK

複式簿記(65万円控除の場合)

赤字の繰越

原則不可

3年間の繰越が可能

家族への給与

制限あり

必要経費に算入可能(条件あり)

出典:No.2070 青色申告制度(国税庁)
出典:No.2075 青色事業専従者給与と事業専従者控除

青色申告の承認を受けるには、原則として開業から2か月以内、またはその年の3月15日までに申請書を税務署へ提出しなければなりません。

期限を過ぎるとその年は白色申告しか選べなくなるため、早めの準備を心がけましょう。

フリーランスになる前にやっておくべきこと

最後に、フリーランスになる際にやっておくべきことを紹介します。事前にできることを進めてから独立しましょう。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。

  • 必要な審査を済ませる
  • 事業用の口座を作る

それぞれ解説していきます。

必要な審査を済ませる

フリーランスになる前に、必要な審査を済ませておきましょう。前述の通り、フリーランスは、会社員と比較すると審査に通りにくい傾向にあります。

そのため、クレジットカードの作成や住宅ローン・賃貸契約の審査が必要な場合は、フリーランスになる前に済ませておいたほうが良いでしょう。

事業用の口座を作る

事業用のお金と個人用のお金を分けて考えておかなければ、経理の作業が煩雑になるため、事業用の口座を作っておくことも重要です。事業用の口座があることで、確定申告や経費の計算、税金納付において収入と支出を明らかにした際、個人用と事業用で収支が混同することを避けられます。

また、事業用の口座を作るメリットには、税務調査に対応しやすい点があげられます。税務調査とは、税務署が確定申告の内容を調べ、誤りがあるのであれば納税者に通知する調査を指します。税務調査が行われる場合、通帳や資料を提出しなければなりません。この場合に、個人用の支出が事業用の通帳に記入されていた場合、私的に経費を計上しているのではないかと疑われる可能性があります。

事業用口座と個人用口座を区分していれば、仕分け作業が容易にできるため、青色申告をスムーズにおこなえます。

フリーランスとして仕事を獲得する方法

ここでは、現代のフリーランスが活用している主な4つの仕事の獲得ルートを紹介します。

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フリーランスの案件獲得方法は?高単価案件の探し方・継続して受注するコツを解説

エージェント・マッチングサイトを活用する

効率的に案件を探せるのが、フリーランス専門のエージェントやマッチングサイトの活用です。

エージェントは、専任の担当者がスキルや希望条件に合った案件を提案してくれるサービスです。契約交渉や債権回収を行ってくれるエージェントも存在します。営業活動に時間を取られることなく、実務に集中できるのがメリットです。

一方、マッチングサイトは数ある案件から自分で選択することが可能です。小規模な案件から始めやすく、実績を積む場として適しています。自身のスキルレベルや営業にかける時間に応じて使い分けるとよいでしょう。

SNS・ブログで発信して依頼を受ける

XやFacebook、技術ブログなどを通じて自身の専門性を発信する「セルフブランディング」も有効な手段です。

日々の学習内容や実績を可視化しておくことで、それを見たクライアントから直接メッセージが届く可能性があります。

この方法で獲得した案件は、最初から信頼関係が構築されている場合が多く、単価交渉がスムーズに進む点がメリットです。しかし、SNS発信には以下の注意点も伴います。

  • 定期的な更新が必要であり、成果が出るまで時間がかかる
  • 軽率な発言が炎上を招き、社会的信用を失うリスクがある

長期的な資産を作るつもりで、一貫性のある情報発信を続けることが重要です。

知人・前職からの紹介(リファラル)を受ける

過去の同僚や知人からの紹介(リファラル)による獲得方法も選択肢の一つです。これまでの仕事ぶりが評価されていれば、面談の手間が省けたり、好条件で契約できたりするケースも少なくありません。

特に独立直後は実績が乏しいため、前職の会社から業務委託として仕事を引き受けることで、スムーズにフリーランス活動を開始できるでしょう。

知人・前職からの紹介(リファラル)を考えている際は、以下の3点に注意が必要です。

  1. 退職時、円満な関係を保ちつつ「独立後も協力できること」を伝えておく
  2. 定期的に近況を報告し、自分の現在のスキルを周囲に知らせていく
  3. 交流会などに参加し、緩やかな人間関係を広げておく

「あの人に頼めば間違いない」といった信頼の貯金を日頃から作っておきましょう。

企業のホームページなどから直接営業をする

自分が「どうしてもこの企業の仕事がしたい」というターゲットが明確な場合は、直接営業を行うのも一つの手です。

企業のホームページにある「パートナー募集」の枠に応募したり、お問い合わせフォームから提案を送ったりするとよいでしょう。直接営業で成功するためのポイントは、以下のとおりです。

  • 企業の課題をリサーチし、具体的な解決策を添えて提案する
  • 過去の実績をまとめたポートフォリオを添付し、一目で実力を伝える
  • 断られても挫けず、タイミングを改めて再度アプローチする

精神的なハードルは高いですが、競合が少ないブルーオーシャンを狙える戦略といえるでしょう。

フリーランスとしてはたらくポイント

フリーランスとしてはたらく際、特に重要なポイントとなるのが、「業務委託契約書を結ぶ」「コミュニケーションスキルを身に付ける」の2点です。

業務委託契約書を結ぶ

クライアントとのトラブルを未然に防ぐため、業務委託契約書を結びましょう。また、正しく契約を結ぶためには、業務委託契約の種類を理解することが重要です。

業務委託契約には、「委任契約」「準委任契約」「請負契約」の3種類があります。それぞれの違いをまとめると以下のとおりです。

委任契約

準委任契約

請負契約

法律行為を受託する契約

業務の処理を受託する契約

仕事の完成を引き受ける契約

委任契約

委任契約とは、委託者が法律行為を受託者に委託することです。法律行為とは、意思表示で権利の発生や消滅などの法的効果が生じる行為を指しています。

準委任契約

準委任契約は、委託者が法律行為以外の仕事を受託者に委託することです。委任契約と準委任契約の共通点は「業務遂行」で、結果が出なくても業務を遂行した場合は契約履行とされます。

たとえば、ITコンサルタントとして準委任契約を結び、戦略策定やIT課題分析や提案などのコンサルティング業務を提供した場合、準委任契約では高度なサービスを提供することが契約の目的になるため、コンサルティング業務での成果にかかわらず報酬が発生します。

請負契約

請負契約とは、受託者が成果物を納品して、その対価として委託者が報酬を支払う契約するはたらき方です。委任契約や準委任契約と異なる点として、請負契約では仕事の完成が求められます。

そのため、成果物を納品できない場合、報酬は発生しません。また、契約で定めた内容通りの成果が達成されていない場合も、報酬が支払われないことになります。

たとえば、フリーランスのプログラマーがアプリケーション開発の請負契約を結ぶ場合、成果物はアプリの完成です。しかし、期日までに成果物を納品したものの、アプリがバグだらけで使い物にならない状態であった際は、契約で示した成果物が納品されるまで、フリーランス側には改善対応が求められます。

コミュニケーションスキルを身に付ける

フリーランスとして収入を増やすには、営業スキルも重要です。どれほど専門性のある業務ができたとしても、コミュニケーションが上手くいかない場合、結果的にコミュニケーションコストが肥大化するため、委託者としても単価を上げにくい傾向にあります。

そのため、フリーランスはコミュニケーションスキルを身に付けたほうが、継続的な契約はもちろんのこと、人脈の形成や単価のアップにも有利にはたらくでしょう。スムーズなコミュニケーションが評価され、契約先から別の案件を紹介されるケースも出てくるかもしれません。

コミュニケーションはあらゆるスキルの土台であるため、フリーランスとして生き残るためにもコミュニケーションスキルは必要です。

フリーランスのはたらき方について理解を深め、キャリアプランを立てよう

本記事ではフリーランスのはたらき方の特徴やメリット・デメリットなどを解説しました。会社員とははたらき方が大きく変わるため、フリーランスのメリットだけを考えて安易に独立することはおすすめできません。

そのため、デメリットも適切に理解し、活動に必要な準備を済ませてから、フリーランスになりましょう。

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フリーランスとしての一歩を踏み出す際、案件獲得の手段としてぜひご活用ください。

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