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フリーランスに向いている人の特徴まとめ|向いていない場合の対策も紹介

フリーランスに向いているかわからず考えている人のイメージ

フリーランスとしてはたらくことに興味があるものの、「自分に向いているのだろうか」と不安を感じる方は多いのではないでしょうか。会社勤めから独立してフリーランスになることで得られる自由度や可能性は魅力的ですが、自分の性格や得意分野との相性を把握しなければ、思わぬ苦労をすることもあります。

本記事では、フリーランスに向いている人、向いていない人の特徴を具体的に解説したうえで、向いていないと感じた場合の対策やフリーランスのメリットとデメリットについてご紹介します。

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フリーランスに向いている人の特徴

フリーランスに向いている人のイメージ

フリーランスに向いている人には、以下のような特徴があります。

  1. 自己管理ができる
  2. 主体的に仕事を進められる
  3. 柔軟な対応ができる
  4. 一人での作業が苦にならない
  5. 行動力がある
  6. 挑戦や変化を楽しめる
  7. 継続的に学習できる
  8. 専門性を高めたい
  9. 自分をアピールできる
  10. 資金管理ができる

順番に見ていきましょう。

1. 自己管理ができる

フリーランスは会社員のように決まった出勤時間や業務時間の制約が少ないため、自分で生活リズムやスケジュールを管理する必要があります。自己管理を徹底できる人は、フリーランスに向いているといえるでしょう。

早起きや健康的な生活習慣の維持はもちろん、仕事の優先順位を考えて計画的に進めなければなりません。納期までに余裕を持って仕事を完成させるためにも、自分を律して行動できるかが重要です。自己管理ができることは、フリーランスとして成功するための最初の一歩といえるでしょう。

2. 主体的に仕事を進められる

フリーランスは誰かの指示を待つのではなく、自ら案件を獲得し、納期や報酬の条件を交渉しながら仕事を進めます。主体的に動いて結果を出せる人は、フリーランスに向いているといえます。新規クライアントを見つけるためにSNSや案件のマッチングサービスを活用したり、既存のクライアントへ継続的に提案を行ったりするなど、常に主体的に動く姿勢が大切です。

3. 柔軟な対応ができる

クライアントによって求められる要件や納期、予算などはさまざまです。そのため、案件ごとにコミュニケーションの方法を工夫したり、業務の進め方を調整したりと、柔軟な対応が求められます。

また、突発的な依頼内容の変更やスケジュールのずれに対しても冷静に対処できるかもポイントです。「変化はつきもの」と割り切って前向きに対応することが、フリーランスの仕事の継続につながります。

4. 一人での作業が苦にならない

フリーランスは基本的に一人で作業する時間が長くなる傾向にあります。対面でのやり取りが少ないことで、場合によっては孤独を感じるかもしれません。

一方、一人での作業を集中して行える人にとっては、気が散ることなく成果を出せる環境ともいえます。「黙々と仕事に取り組むほうが成果を出しやすい」という人は、フリーランスに向いているでしょう。

5. 行動力がある

フリーランスは、クライアント探しから契約、納品まで一貫して自分で動かなければなりません。積極的に情報収集や営業活動をしなければ、新しい仕事を得ることは難しいでしょう。

たとえば、「このスキルをアピールすれば需要があるのでは?」と感じたら、すぐに実績を整理してポートフォリオを作成したり、SNSで情報発信を始めたりすることで、新たなキャリアが広がります。失敗を恐れずに動き出す行動力は、フリーランスとして活動するうえで大きな武器となります。

6. 挑戦や変化を楽しめる

フリーランスの仕事は、常に安定して同じ内容が続くわけではありません。別のクライアントと新しい契約を結んだり、これまで経験のない分野の案件に応募したりと、日々変化が起こります。

「身に付けたスキルを活かして、別の分野にも挑戦してみたい」「未経験の領域だけど興味があるから挑戦してみよう」など、前向きな姿勢を持てる人はフリーランスに向いています。変化をチャンスと捉え、キャリアを広げていく意欲がある人ほど、多様な案件に巡り合えるでしょう。

7. 継続的に学習できる

フリーランスとして長期間活躍するためには、常にスキルアップや情報収集を怠らない姿勢が欠かせません。技術やトレンドの変化に対応し、クライアントに選ばれる存在であり続けるためには、新たな知識や手法の習得が必要です。

オンライン講座や勉強会に参加したり、業界の最新動向をキャッチアップしたりするなど、日々の地道な学習姿勢が収入アップや案件獲得につながります。

8. 専門性を高めたい

フリーランスは、得意分野や専門性を磨くことで案件獲得のチャンスを増やせます。特定の領域に強みがあると、その分野に特化して仕事を受けやすくなり、ほかのフリーランスとも差別化しやすくなるのです。自分の専門性をさらに高める意欲のある人はフリーランスに向いています。専門性が高まれば、報酬アップや安定した案件の獲得にもつながるでしょう。

9. 自分をアピールできる

フリーランスは「受け身」でいては仕事を得ることは難しいでしょう。どれだけ優れたスキルや経験があっても、周囲にその価値を伝えられなければ案件獲得につながらないからです。そのため、自己アピール力が求められます。ポートフォリオを充実させたり、SNSでこれまでの実績を発信したりするなど、クライアントとのミーティングや交渉でわかりやすく実績や強みを示すための努力が不可欠です。自分の魅力を人に伝えられる人ほど、フリーランスのはたらき方に向いています。

10. 資金管理ができる

フリーランスは、基本的に毎月決まった給料が振り込まれるわけではありません。案件数やタイミングによって収入に波があるため、ある程度資金に余裕を持っておくことが大切です。また、税金や年金、保険料なども自分で納める必要があります。売上が多い月に貯蓄し、予想外の出費が発生してもすぐに対応できるように準備しておくなど、資金管理ができる人はフリーランスに向いているといえます。

フリーランスに向いていない人の特徴

一方、以下のような人はフリーランスに向いていない可能性があります。

  1. セルフコントロールが苦手
  2. コミュニケーションスキルに自信がない
  3. 明確なガイドラインがあると力を発揮できる
  4. 安定を好む
  5. チームワークや協調性を重視する

1. セルフコントロールが苦手

フリーランスでは、業務時間や体調、資金の管理など、あらゆる面でセルフコントロールが必要です。自己管理が苦手な人は、納期に間に合わなかったり、生活リズムが乱れてパフォーマンスが落ちたりする可能性があります。また、収入が増えたからといって散財してしまい、税金や保険料の支払いに困るようでは、フリーランスとしての安定は難しくなります。

2. コミュニケーションスキルに自信がない

フリーランスとして仕事を獲得するには、自分のスキルや経験をクライアントに伝え、信頼してもらう必要があります。交渉の過程では、報酬や納期、契約の範囲などをすり合わせる必要があるため、コミュニケーションスキルも欠かせません。人前で話すこと、そして営業や交渉に苦手意識がある方は、フリーランスのはたらき方に難しさを感じやすいかもしれません。

3.明確なガイドラインがあると力を発揮できる

フリーランスは、案件選びからスケジュール管理、報酬設定まで、あらゆる決断を自分で下さなくてはなりません。特に、クライアントから「どんな方法でもいいから成果を出してほしい」と言われた場合など、自由度が高い反面、細かい指示がないため、自分で「どう進めるのがベストか」を考え、行動する必要があります。

そのため、明確なガイドラインがある方が力を発揮しやすいと感じる方や、ガイドラインや指示に沿った業務遂行にやりがいを覚えやすい方は、フリーランスとしての活動に難しさを感じるかもしれません。

4. 安定を好む

フリーランスは収入が大きく伸びる可能性がある一方で、急に案件が途切れたり、契約が打ち切られたりという不安定な面もあります。経済情勢や業界のトレンドにも左右されやすく、従来の収入源が急に縮小することも珍しくありません。

給与が毎月一定額支給される会社員に慣れていると、収入が月ごとに変動する生活はストレスになるでしょう。「毎月決まった収入が欲しい」というタイプの人は、フリーランスは向いていないかもしれません。

5.チームワークや協調性を重視する

フリーランスは、一人の事業主として納期を守り、成果物の品質にも責任を持つ必要があります。万が一トラブルが起きた場合も、対処するのは基本的に自分一人です。フリーランスであっても、案件内容に応じてチームワークや協調性を重視することは大切ですが、一方で、重視するがゆえに一人での業務遂行や課題解決が苦手な人は、フリーランスとしてクライアントと関係を構築するのが難しくなるでしょう。フリーランスとして成功するためには、独力で業務を完遂する力も必要です。

「フリーランスに向いていない」と感じた場合の対策

フリーランスに向いていないと感じても、適切な対策を取ることで活躍できる可能性があります。具体的には、以下のような方法が挙げられます。

  • 案件のマッチングサービスを利用する
  • 自分の役割が明確な案件から始める
  • 得意領域の副業をしてみる
  • セルフコントロールに取り組む

フリーランス向けのマッチングサービスを利用すれば、プロフィールを充実させるだけで一定のアピールができ、営業や交渉が苦手だと感じている人でも案件を見つけやすくなります。さらに、業務内容が明確な案件から始めれば、進め方に迷うことなくスムーズに仕事に取り組みやすいでしょう。

そのほか、まずは副業として得意領域の仕事を受注し、自分のフリーランスとしての適性を確認するのもおすすめです。セルフコントロールが苦手だと感じている人は、スケジュール管理ツールやタイムマネジメントの手法を活用することで、自己管理の意識も変えていける可能性が高まります。

「フリーランスに向いていないかも」と感じた場合でも、向いていない部分を回避したり工夫したりすることで、十分活躍できる可能性はあります。

フリーランスになるメリット

ここでは、改めてフリーランスになるメリットを確認しておきましょう。具体的には、以下のような点が挙げられます。

  • はたらき方を柔軟に選べる
  • ワーク・ライフバランスを整えやすい
  • 主体的にキャリアを形成できる
  • スキルアップや成長につながりやすい
  • 人間関係のストレスが生じにくい

フリーランスは、案件の選択次第ではたらく時間や場所を自由に選べるため、自分に合ったライフスタイルを築きやすいのが魅力です。仕事とプライベートのバランスを取りやすく、たとえば、育児や趣味といった時間も確保しやすいでしょう。

また、得意分野に特化して仕事を選べば、理想とするキャリア形成がしやすく、幅広い案件に挑戦することでスキルアップにもつながります。自分ではたらく環境を整えられることでストレスを低減しやすい点も、フリーランスならではのメリットといえるでしょう。

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フリーランスになるデメリット

一方、フリーランスには以下のようなデメリットもあります。

  • 収入が安定しにくい
  • 社会的信用を得にくい
  • 自己管理が求められる
  • 孤独感を感じやすい
  • 納税などの手続きが必要である

フリーランスは自由度が高い反面、企業に雇用され固定給をもらう場合と比べると収入が安定しにくく、クレジットカードの契約やローン審査などの際に信用を得るのが難しい場面があります。さらに、スケジュールや体調、資金の管理など、徹底したセルフマネジメント求められます。また、自分ではたらく環境を整えられる一方で、一人で作業する時間が多いことで、孤独感を抱いてしまう人もいるでしょう。

メリットだけでなくデメリットも理解したうえで、フリーランスになるかどうかを決断することが大切です。

フリーランスの代表的な仕事

フリーランスとして活動できる職種は多岐にわたります。プログラマーやデザイナー、ライター、動画編集者、コンサルタントなど、IT・クリエイティブ領域の仕事はもちろん、最近では営業や人事、マーケティングなど会社員として培ってきた専門性を活かしやすい仕事も増えています。

自分が得意とするスキルやこれから伸ばしていきたい能力を踏まえて、案件を選びましょう。まずは小規模なプロジェクトから実績を積み上げていくことで、将来的な高単価の案件獲得につなげられるでしょう。

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まとめ

フリーランスに向いているのは、自己管理能力や主体性、柔軟性、行動力などを兼ね備えている人だといえます。一方で、「セルフコントロールが苦手」「コミュニケーションスキルに自信がない」「安定を優先したい」という人にとっては、フリーランスとしてのはたらき方は負担になるかもしれません。

しかし、「自分はフリーランスに向いていないかも」と感じた場合でも、案件のマッチングサービスの利用や副業からのスタート、セルフコントロールの習慣作りなどの工夫をすることで、フリーランスとして活躍できる可能性は十分にあります。本記事を参考に、自分にとって最適なキャリアパスを検討し、ぜひフリーランスとしての可能性を前向きに考えてみてください。

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