column
フリーランスの福利厚生費の扱いとは?節税のための経費計上や福利厚生について解説
会社員からフリーランスになることを検討している方は、福利厚生に対して不安に思う方も多いのではないでしょうか。 また、フリーランスは経費の計上や管理などを自分でおこなう必要があります。正しい経費の考え方を理解することは、結果として節税にもつながるでしょう。 当コラムでは、フリーランスの福利厚生や経費について解説します。 フリーランスの福利厚生について 福利厚生とは、企業が従業員とその家族に対して、給与や賞与など基本的な労働対価にプラスして提供する報酬あるいはサービス全般を指します。 フリーランスは企業に所属する従業員ではないため、企業が提供する福利厚生を受けることができません。その代わりにフリーランス向けの福利厚生サービスに加入することで、幅広い支援を受けることができます。 フリーランスに福利厚生は必要なのか 結論から言えば、フリーランスにとっても福利厚生は必要といえるでしょう。福利厚生は、労働者の健康や生活を向上するための制度です。フリーランスにとっても、福利厚生があれば仕事をしやすくなります。 そのうえで福利厚生には、大きく分けて「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」があります。 法定福利厚生 法定福利厚生とは、法律で定められている福利厚生のことです。代表的な法定福利厚生は、健康保険、介護保険、厚生年金、雇用保険、労災保険などの社会保険が該当し、費用の一部あるいは全部を企業が負担しています。 フリーランスは企業に属しているわけではないため、社会保険の適用外となります。この場合、フリーランスは国民健康保険などへの加入を通じて、社会保障を受けることができます。 ただし、法定福利厚生の社会保険と国民健康保険では、保険料の計算方法が異なります。 法定外福利厚生 法定外福利厚生とは、会社が独自で定める福利厚生のことです。代表的な法定外福利厚生は、住宅手当(家賃補助)や健康診断補助、慶弔見舞金などが挙げられます。 近年では、法定外福利厚生としてフィットネスジムや託児施設の利用など、健康促進や育児支援を目的とした福利厚生を整える企業も増えてきました。 フリーランスの経費について フリーランスは事業主となるため、従業員を対象としている福利厚生費は勘定項目として使用できません。確定申告で適切な税金を納めるためには、経費となる項目を適切に理解することが重要です。 経費とは 経費とは、事業をおこなうために必要な活動費のことです。 例えば、納品物の制作に必要なソフトウェア費やインターネット回線費、取引先との打ち合わせのために発生した交通費などが該当します。 納税金額は、年間の売上金額から経費・仕入金額を差し引いて計算されます。そのため、フリーランスは事業活動に必要な経費を計上することで、適切な納税額を算出できます。 経費となる基準 少しでも納税額を減らしたくても、支出のすべてを経費にすることはできません。フリーランスが支出を経費にできるかどうかの基準は、「自身の事業に関連があるものか」「売上に貢献できているかどうか」です。 では、フリーランスの「プライベートと事業の両方を兼ねている支出」はどうなるのでしょうか。例えば、在宅フリーランスの方であれば家賃が該当します。 フリーランスで自宅を事務所として兼ねている場合は、事業として使った分を費用として計上する家事按分(かじあんぶん)が必要です。 他にも光熱費や通信費など、事業に関連する費用は、家事按分したうえで経費として計上するようにしましょう。 経費として計上できるもの 実際にフリーランスが経費を計上しようとすると、どのようなものが経費になるか悩む方も多いです。正しい経費を計上するために、フリーランスが悩みやすい経費を解説します。 勘定科目 用途 水道光熱費 電気代、水道代、ガス代など 旅費交通費 取材先への交通費や宿泊代など 通信費 電話代、インターネット代など 消耗品費 10万円未満あるいは法定耐用年数1年未満の物品(パソコン、文房具など) 地代家賃 事業所や店舗などの家賃 新聞図書費 新聞購読料、書籍購入代など 支払手数料 販売手数料、仲介手数料、振込手数料など 経費の考え方としてフリーランスが注意すべきポイントは、私的な用途での利用に該当するか否かです。娯楽施設の利用費など、事業と無関係な目的で利用した費用を経費として税務申告した場合には、税務署から指摘を受け、修正申告するように指導される可能性があります。経費として勘定科目の仕訳を行う際は、事業との関連性を改めて確認しましょう。 領収書は残す 領収書とは、商品・サービスに金銭を支払ったことを証明する公的な書類です。確定申告の際は領収書を提出する必要はありませんが、保管の義務があります。 仮に税務調査を受けることになった場合、売上高や経費の根拠は領収書によって証明する必要があります。領収書がなく、支払いの証明ができない場合、追徴課税のペナルティを課されることもあるため、注意しましょう。 領収書の保管期限 確定申告が終われば領収書を処分してもよい、と思っているフリーランスの方も多いのではないでしょうか。領収書には、一定の保管期限が定められています。 フリーランスが確定申告の際に「白色申告」を選択している場合は5年、「青色申告」を選択している場合には7年の保管が必要です。 保管期限内に税務調査が入った場合には、証拠書類として提出が求められることもあるため、すぐに提出できる状態を徹底しておきましょう。 まとめ フリーランスは、福利厚生費として勘定項目を使用できません。そのため、節税を検討する際は、経費を適切に計上することが重要です。 経費計上は、慣れていないフリーランスの方にとって、手間も時間もかかります。しかし、支出が正当なものだと判断されれば、節税につながる可能性があるため、理解を深めておきましょう。
副業から起業するメリットやデメリットは?法人化のタイミングを紹介
将来的な起業を踏まえて、リスクヘッジ策として挙がるのが副業からの起業です。しかし、スモールスタートで起業の準備を進めようと考える一方で、「そもそも副業からスタートして、起業まで持っていくことができるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。副業でビジネス基盤を形成してから起業する場合、退職後すぐに起業するよりもリスクを減らすことが可能です。本コラムでは、副業で起業することのメリットやデメリット、副業をベースに起業する方法をご紹介します。「副業に興味がある」「副業から始めて将来は起業したい」と考える方は、ぜひ最後までお読みください。
副業でコンサルタントを始めるには?案件例や獲得方法・注意点を徹底解説
平日の夜や土日など、隙間時間に効率良くはたらけるのが副業の特徴です。昨今、フレックス制度やリモートワークを導入する企業が多くなり、副業を始める方が増えてきています。一方で「デザインやプログラミングなど、手に職がないと難しいのでは」と思っている方も多いのではないでしょうか。実は未経験の状態でスタートできる副業として人気なのが、コンサルティング(以下コンサル)職です。自分の経験やスキルを活かせる、空いた時間のみはたらけるなど、多くのメリットがあります。今回は、副業でコンサルをおすすめする理由を解説するとともに、コンサルの種類や案件の単価、副業でコンサルを始める方法、案件を探す方法を紹介します。副業としてコンサルを始める際の注意点も解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
パラレルワークと副業の違いは?急増の理由とメリット・デメリットを解説
近年、パラレルワークという言葉を聞く機会が増えています。パラレルワークと似た意味で副業という言葉もありますが、明確に異なる点もあるため、本記事ではパラレルワークと副業の違い、メリット・デメリット、パラレルワークにおすすめの職種についてご紹介します。 パラレルワークを検討している方はもちろん、パラレルワークが注目される背景や具体的な仕事の種類が知りたい方はぜひ本記事を参考にしてください。 パラレルワークとは パラレルワークとは、2種類以上の仕事を同時に手がける働き方のことです。パラレルワークのパラレル(parallel)は「並行」という意味で、並行して複数のワーク(work)をするという意味になります。 ただし、パラレルワークは、必ずしも営利目的の仕事を指すわけではありません。研究、社会貢献、ボランティアなど、自分自身が主体的に行う活動全般が含まれます。 つまり、パラレルワークは、報酬の有無に関わらず、仕事と並行して人生を豊かにするもう1つの活動に取り組むことなのです。 副業とパラレルワークの違い パラレルワークと似た意味の言葉が「副業」です。よくパラレルワークと同じものとして混同されますが、明確な違いがあります。 副業は、本業の他に仕事を持つことです。本業の収入を補う意味合いが強く、サイドワークとも呼ばれます。本業がメイン、副業をサブと区別していることが、パラレルワークとの明確な違いです。 増加するパラレルワーカーの背景 近年、パラレルワークを実践する人が増えています。その背景にあるのが以下の3つの要素です。 働き方の多様化 終身雇用制度の終焉 将来の収入が不安 それぞれ詳しく解説していきます。 働き方の多様化 新型コロナウイルス感染症の影響によってテレワーク/リモートワークが注目を浴び、ニューノーマルな働き方が浸透しました。ITやWebなど、限られた業界で推進されていた働き方が一般化したことで、働き方に対するニーズが多様化し、スキルやキャリア、プライベート活動に対する考え方にも変化が生まれています。 さらに、政府による副業・兼業の推進もパラレルワークの実践を後押しするかたちとなり、時短勤務、ジョブ型雇用、在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)など、さまざまなニーズに対応する企業が増えています。 終身雇用制度の形骸化 終身雇用制度の形骸化も、パラレルワークを実践する人が増加する要因の1つです。 終身雇用制度とは、企業が正規雇用した従業員を定年まで雇用する制度のことです。終身雇用制度の代表的な仕組みに年功序列型賃金があり、年齢や勤続年数に応じて賃金や役職を決定することで、収入の安定化や勤続価値を見出していました。 かつて日本の高度経済成長期を支えた終身雇用制度ですが、欧米企業では成果主義・ジョブ型雇用・パラレルワークなどが主流となっており、日本企業も終身雇用を見直す企業が増えています。 さらに、時代の移り変わりが早く、企業の平均寿命が短くなっている現在では、1つの企業に定年まで在籍する魅力が薄まっている状況です。企業にとっても従業員にとっても終身雇用を前提とする考えは、メリットが少なくなりつつあります。 将来の収入が不安 将来の見通しが極めて不透明な時代で、少子高齢化による年金問題も相まって、将来の収入に対する不安は強くなる一方です。人生100年時代と呼ばれ、長期的に働くことが求められるなか、右肩上がりに賃金を上昇させていく難易度は上がっているといえるでしょう。 また、働き方改革によって残業時間が減少し、会社員は収入の減少も余儀なくされます。さらに、2019年に金融庁が公表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」から、「老後の生活では約2,000万円が不足する」という試算が話題になりました。 ※出典:金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」(金融庁) だからこそ、年収に対する不安を解消する方法として、パラレルワークのニーズが増しているのです。 パラレルワークのメリット パラレルワークのメリットには、主に以下の4つがあります。 幅広い経験が得られる 幅広い業種の人とつながれる スキル向上にも役立つ 収入が増える それぞれ具体的に解説していきます。 幅広い経験が得られる 旧来の考えでは、新しい仕事に取り組むために今の仕事を辞めることが一般的でした。終身雇用制度によって転職が現代ほど浸透していなかったなかで、企業を辞めるのは大きな決断で、かつリスクの高い行為だったのです。 しかし、パラレルワークであれば退職せずに、複数の仕事に携われます。また、パラレルワークでは1つの仕事だけでは得られない経験ができ、スキルも磨けるでしょう。 幅広い業種の人とつながれる パラレルワークのメリットは、普段出会えないような人ともつながれることです。 1つの組織だけに留まっていると、どうしてもプロダクトや業界に閉じた関係性になりやすい傾向にあります。しかし、パラレルワークではさまざまな業種の人との会話を通じて、新しい視点や気づきを得る機会があり、結果として仕事の視野や幅が広がることもあるでしょう。 また、パラレルワークにより幅広く人脈を築けられれば、キャリアアップにつながる出会いもあるかもしれません。 スキル向上にも役立つ パラレルワークで得た知識やスキルの多くは、結果的に別の仕事でも役に立つケースが多いです。 例えば、ライターは雑誌や書籍の執筆、Web上の記事を作成するなど、多岐に渡る仕事です。ライター業で培った文章作成スキルは、別の仕事でも求められます。 他にもパラレルワークは売上や経費の管理も自分で行うことになるため、経理や会計の知識も学べます。これらの知識はどの業界でも役立ち、複数の業務で活かせる知見になるでしょう。 収入が増える ボランティアなどの営利目的でない活動以外のパラレルワークであれば、基本的には収入を得られるため、働いた分だけ収入の増加を実現可能です。 また、パラレルワークで複数の収益源があると、収入がゼロになるリスクを分散できます。仮に所属企業の経営状況が悪化し、給与の支払いが難しくなったとしても、別の仕事から収入を得られるためです。 加えて、パラレルワークによって多様な経験やスキルアップを図ることは、将来収入を増やすきっかけとなるでしょう。 パラレルワークのデメリット パラレルワークのデメリットは、主に以下の3つです。 就業規則に注意する 他の仕事に支障が出ないようにする ワークライフバランスを確保する パラレルワークに取り組むと、自分自身だけでなく周囲に迷惑をかけてしまう可能性もあります。迷惑をかけないために、次に紹介するデメリットを理解しておきましょう。 就業規則に注意する パラレルワークの実施前に確認したいのが就業規則です。企業によっては、パラレルワークと副業を同義として表現していることもあります。パラレルワークの場合、収入をともなわない社会貢献活動なども含まれますが、収入をともなう場合は特に注意が必要です。 就業規則で副業禁止と明記されている場合には、パラレルワークであっても就業規則違反になる可能性があります。まずは勤務先の就業規則をよく確認してから、パラレルワークに取り組みましょう。 他の仕事に支障が出ないようにする パラレルワークで注意したいのが、長時間労働です。休みを設けずにいると、疲労が蓄積し、寝不足になると仕事のパフォーマンスが低下することもあります。 また、パラレルワークで重要なのが、スケジュール管理です。複数の仕事に携わると、どうしてもスケジュール管理が煩雑になります。適切にスケジュールが管理できないと、パラレルワークを続けることは難しいでしょう。 自分自身が請け負える業務量を理解し、無理のない範囲で業務を遂行することが大切です。 ワークライフバランスを確保する パラレルワークで多岐に渡る仕事を請け負うと、家族や友人との時間も自由に取れなくなってしまう可能性があります。プライベートも重視したい人は、仕事と休暇のバランスを考慮し、適切に業務量を調整しましょう。 また、パラレルワークでは依頼を抱え込みすぎてしまうこともあります。過労による心身のトラブルが起きた場合は、仕事で関わる人だけでなく家族や友人とのトラブルにも発展しかねません。身体が資本であることを忘れず、自己管理を徹底することが大切です。 パラレルワーカーにおすすめの職種 パラレルワークにおすすめの仕事を5つご紹介します。 システムエンジニア・プログラマー Webディレクター ライター 動画編集・制作 フードデリバリー システムエンジニア・プログラマー システムエンジニアやプログラマーなどのIT関連人材は不足しており、パラレルワークを活用して人材を獲得しようとする企業が増えています。また、IT業界ではテレワークを導入している企業が多いため、システムエンジニアやプログラマーはパラレルワークに挑戦しやすい職種でもあります。キャリアアップのために未経験の言語に挑戦するのもよいでしょう。 ただし、実務経験がない状態からすぐにエンジニアとして働くことは難しいものです。オンラインのプログラミングスクールなどでスキルを身につけ、実務経験を積んでから挑戦してみましょう。 Webディレクター Webディレクターの仕事内容は、Webサイト制作やその他Webに関連するプロジェクトの監督・指揮・管理です。 クライアントの意向をヒアリングし、ライターやデザイナーの作業進捗や品質を管理しながら、各プロジェクトを指揮・監督します。トラブルへの対応力や、高いコミュニケーション能力が求められるポジションです。 Webディレクターは、一般的に複数のプロジェクトを並行して管理する仕事であり、社内のリソースを確保する目的で業務を外注するケースがあります。そのため、パラレルワークで仕事を獲得しやすい職種です。 ライター ライターは、副業やパラレルワークで働いている人が多い職種です。ライターの仕事内容は文章を書くことで、何らかの資料の文章を執筆する、インタビュー内容をもとに記事を作成するなどのタスクが該当します。 ライティングスキルを求められますが、文章は仕事だけでなく生活の中でも必ず関わるものです。多くの人にとって始めやすい職種でしょう。 特に、専門知識や資格を持っている場合は、その経験や知見をもとに希少性の高いライターとして活躍できるかもしれません。ライティングは多くのビジネスで役に立つため、その他の職種でも相乗効果を生みやすいスキルの1つです。 動画編集・制作 SNSでの配信や動画広告のニーズが高まる昨今では、動画編集・制作の人材を求める企業・個人も増えています。動画編集の主な仕事内容は、動画のカットやテロップ入れ、BGMの挿入などです。簡単な編集であれば、スマートフォンのアプリでも行えるでしょう。 高度な編集をする場合は、一定の経験やスキル、場合よっては企画力も求められます。また、動画制作であれば、企画や編集に加えて、現地での撮影など、幅広い領域を求められる傾向にあり、著作権をはじめとする法律的な知識も必要です。 一方でSNSの普及によって個人の発注ニーズが増えたことで、動画編集・制作はパラレルワークが可能な求人も増えてきています。 フードデリバリー フードデリバリーは、新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響で、急速にニーズが高まった宅配ビジネスです。少しの隙間時間を活用できるため、パラレルワークにおすすめの職種といえます。 また、フードデリバリーは個人事業主として登録するため、経理や確定申告などを学ぶ機会にもなるでしょう。特別なスキルを必要とせず、気軽に始められるため、すぐにパラレルワークをしたい方にも適しています。 まとめ 本記事ではパラレルワークに取り組む人が増加し始めている背景や、パラレルワークのメリットやデメリットを解説しました。 近年、働き方改革や社会構造の変化によって、働き方は多様化しています。政府の後押しもあり、複数の職場でスキルを磨くことも、着実に一般化へと近づいている状況です。 数ある働き方のなかでも、パラレルワークは副業のように収入だけに着目するのではなく、目的を持って自分のやりたいことをできるのが魅力です。パラレルワークに取り組み、スキルアップ・キャリアアップを実現すれば、将来の選択肢が広がり、収入の不安も軽減できるでしょう。 過労で体調を崩さないように自己管理しながら、パラレルワークに挑戦してみてください。
副業でフリーランスというはたらき方のメリットや注意点、始め方について解説
はたらき方にも多様性が広がる昨今、会社員としてはたらきながら、フリーランスとして別の仕事を引き受ける「副業フリーランス」が注目を集めています。 当コラムでは、副業フリーランスとしてはたらくメリットや、はたらくうえでの注意点などをまとめています。副業を始めたいと考える方の一助となれば幸いです。 フリーランスとは? フリーランスの定義 フリーランスとは、会社や団体などの特定の組織に属さず、個人として契約のうえ専門知識やスキルを提供し、対価を得る就労形態を指します。 ▼関連記事 フリーランスとは?はたらき方や仕事内容、必要な準備、仕事の選び方などまとめて解説! 副業フリーランスとは? 副業フリーランスとは、企業に雇用されつつ、業務外の時間を活用しフリーランスとして活動する形態を指します。一般的に、会社員が副業する場合は、当形態だといえます。 副業を解禁する企業は増加傾向 2021年にパーソル総合研究所が発表した副業に関するデータ(※)によると、副業を解禁している企業は55%と発表されています。この数字は、前回2018年の調査時より、3.8%増加しているとのことです。 またあわせて、副業フリーランスを受け入れる企業の割合も公表されています。当データでは、副業者(他社で雇用されている人材)を現在受け入れている企業は23.9%、また「現在受け入れていないが、受け入れる意向がある企業」も23.9%とされており、両項目を合計すると47.8%。副業者の受け入れに前向きな姿勢を示す企業が半数近くを占めていることが分かります。 (※副業に関する調査結果(企業編)/パーソル総合研究所) 副業でフリーランスを始める方法 初めて副業でフリーランス案件の獲得を目指す場合、以下のステップで準備を進めると良いでしょう。 目的、目標を決める 副業に充てる時間を決める 獲得する案件の種類を選ぶ 案件の獲得方法を選ぶ いきなり案件獲得を目指すのではなく、副業をする目的や目標を定め、それを達成できる案件は何かを考えることから始めましょう。目的や目標が定まれば、自分にあった副業の種類や案件の獲得方法を選びやすくなります。 副業でフリーランスを始める方法は、以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてください。 ▼関連記事 副業の始め方を4ステップで紹介|メリット・デメリットや注意点も解説 副業フリーランスとして活動するメリット 収入が増える 本業以外の収入導線が増えるため、単純計算で、副業フリーランスとして活躍した分の収入が増えることとなります。また、本業にプラスアルファとなるスキルや経験を得ることで、本業の成果が向上した場合、間接的に本業での評価にもつながるといえます。 知識が増え、スキルアップできる 副業フリーランスとして活躍するうえでは、本業から派生した領域で副業を行うことが一般的ですが、副業先での経験から新たなスキルが身につくこともあります。たとえば本業以外の業界で副業をするのであれば、その業界ならではの知見を得られるでしょう。 また、副業でもフリーランスとして活躍するのであれば、案件を獲得するための営業や、副業に伴う事務作業なども自分で行う必要があります。必然とビジネススキルや経験を積むことも可能です。 本業に副業経験を還元できる 副業フリーランスとして活動することによって獲得したスキルや経験は、本業へ還元することが可能です。たとえば、本業とは異なる仕事の進め方や、プロジェクトの管理方法などを本業に導入したり、副業で得た他業界のナレッジを本業でも活用したりできます。 節税効果を期待できる フリーランスの場合、確定申告の際に業務で使ったお金を経費にすることができるため、節税効果も図れます。たとえば、案件を行うために必要な購入書籍やタブレットなどといった仕事用具、業務を行うために不可欠なインターネットなどの通信費も、経費として収入から差し引くことが可能となります。 時間を有効活用できる 空いている時間で収入を生み出したり、スキルを得たりできるため、時間を有効活用できるともいえます。昨今では30分や1時間程度の短時間でも副業できる案件が増えており、スキマ時間を有益な時間にすることも可能です。 独立・起業の基盤になる 副業フリーランスでは、収入増加や経営視点が身につく分、独立や起業のための基盤を築けるといえます。 いきなり経験や人脈がゼロの状態から個人事業主として独立すると、安定軌道に乗せるまでに一定の時間が必要です。しかし、副業フリーランスは会社員として安定収入を得ながらフリーランスとしての経験を積めるため、収入面の不安を軽減しながら独立のために必要な要素を身につけられるメリットがあるといえるでしょう。 ▼関連記事 独立したいなら副業から始めるのがおすすめの5つの理由|注意点や必要なステップも解説 副業フリーランスとしてはたらく際の注意点 確定申告を自分で行う必要がある 基本的には、会社員であれば確定申告をする必要はありません。ただし、本業以外で年20万円を超える収入を得た場合は、確定申告を行う必要があるため注意が必要です。 ▼関連記事 【税理士監修】会社員の副業には確定申告が必要?20万円以下でも申告する必要があるケースとは 本業を第一に考える 副業を解禁している企業は、あくまでも重要なのは本業であることを前提に、副業を容認することが一般的です。副業の方に本業以上のリソースを割いてしまった場合、本業でのパフォーマンスが低下し損失となってしまうためです。 あくまでも副業はサブとしての活動であることを念頭に置いておくとともに、本業と副業の注力バランスが逆転しないよう注意が必要です。 仕事の管理は自己責任 何らかのトラブルや不調によって、仕事が進捗通りに進まない場合でも、自分で収拾させなければなりません。たとえば体調不良となった時、会社であれば、他メンバーに代理対応を依頼し休むことができますが、副業フリーランスの場合は自分で事情説明から納期交渉を行う必要があります。 副業フリーランスのはたらき方の例 1回きりのスポット案件を受ける いわゆる単発の案件(1回の活動で完結する案件)を指します。コンスタントに携わる案件と異なり、スケジュールに融通が利きやすいメリットがありますが、内容がシンプルであることが多く、報酬額も控えめとなりやすい傾向にあります。 週1.2回空いた時間のみの仕事を受ける コンスタントに活動する案件の中でも、週の内1~2日を利用し作業を行うスタイルです。休日などを活動日に充てられれば、本業とのすみ分けを行ったまま、空き時間を有効活用できます。 平日夜や土日を活用し、コミットする 本業の就業後、副業に時間を割くスタイルです。就業後にも仕事を行うことになるため、本業に影響が出ないよう注意する必要がある一方、クライアントと長期的に契約を結ぶことが多く、安定収入を得やすいスタイルともいえます。 副業フリーランスにおすすめの職種 副業フリーランスに向いている職種の傾向として、デバイスとネットワーク環境があれば成立する職種が挙げられます。当項では、該当職種の一例をご紹介します。 営業 営業職には、テレフォンアポインターやメール営業などのインサイドセールスの案件があり、副業フリーランスとしてもはたらけます。ライフスタイルに合わせて業務時間や日数を決められ、はたらき方の自由度が高いのが特徴です。 営業経験を活かし、副業フリーランスとしてはたらきたい方におすすめの職種です。 ▼関連記事 フリーランスの営業職とは?仕事内容やメリット、注意点を解説 ITエンジニア ITエンジニアは需要が高いことから案件も多く、副業フリーランス向きの職種だといえます。独学からでもスタートを切りやすく、簡易的な案件であれば、数か月程度の勉強で引き受けられる人もいるようです。 ライター Webサイトやサービスにおける、コンテンツの文章制作が該当します。一口にライティングといっても、SEOのための記事から、インタビューを伴う記事までさまざまです。専門知識を必要とせず、構成の指定がある案件や、ライティングのマニュアルが整備されている案件であれば、比較的初心者でも引き受けやすい案件といえます。 編集者 こちらは、先ほどのWebサイト・サービスコンテンツのディレクション側に立つポジションです。コンテンツの構成や内容、コンセプトを決めることとなるため、特定の専門知識を有していたり、編集経験を積んでいたりする方がスムーズに推進できるでしょう。 デザイナー デザインには、Webサイトやサービスの印象に直接寄与するグラフィックデザインや、実用性を追及するUI/UXデザイン、異なるデバイスでの利用を想定し表示を検討するレスポンシブWebデザインなどの種類があります。これらの案件は、デザインやマーケティングなどの専門スキルと知識が求められるケースが一般的です。 動画クリエイター 昨今はYouTubeをはじめとする、動画を活用したプロモーションの人気が高まっており、動画制作・編集を担うクリエイターの存在は需要が高まっているといえます。あわせて動画制作のみならず、動画間で放映される動画広告などの案件もあります。 会社員のままフリーランスで副業するときのポイント 就業規則の確認・会社へ副業する旨を報告をする 法律上では会社への報告義務はありません。しかし、就業規則に副業の認可や、副業の範囲について記載がなされている場合があります。仮に禁止されていた場合、違反するとペナルティを受ける可能性があります。 また仮に規定通りに行っていても、報告せず活動した場合、万が一副業が発覚した際の心象はあまりよいものとはいえません。リスクヘッジのためにも、会社に報告しておく方が賢明です。「副業を行うことでスキルが身につく」など、副業によって本業に還元される点を抑えて伝えておくとよいでしょう。 開業届を提出する 副業による収入の場合、一般的に雑所得として分類されます。しかし、継続的に行われる案件の場合、事業所得として認識される場合もあります。この場合は「開業届」の提出が必要になります。 青色申告の申請をする 先項における「事業所得」として認められる場合、青色申告の申請が可能となります。青色申告の場合、確定申告における特別控除などの優遇措置が受けられます。 請求書と領収書を保存する 確定申告の際に、直接領収書や請求書を提出する義務はありません。しかし、税務調査などの際には経費計上の証明として役割を発揮するため、保存は必須といえます。また確定申告を終えた後も、7年間保管することが義務づけられています。 帳簿を作成する 「帳簿」は、正規の簿記の原則に従い、記帳を行うことが求められています。市販の会計ソフトを利用することで、簡単かつ負担なく記帳が可能です。 (参照:国税庁ホームページ) ▼関連記事 副業でも個人事業主になれる?メリット・デメリットをまとめて解説 副業の案件を探す方法 クラウドソーシング クライアントとフリーランサーのマッチングサービスを指します。クライアントは不特定多数の人に公募型で依頼先を募り、フリーランサーは応募する形で依頼を受けます。 とりわけ大型のクラウドソーシングサービスでは、案件の母数そのものが多く、特にスポットでの案件が割合を占める傾向にあるようです。そのため、未経験からスモールステップで副業を始めたい方でも、手が届きやすい案件に出会いやすい方法といえるでしょう。 求人サイト・求人検索サイト 数は少ないですが、フリーランス向けに「業務委託」で募集をかけている企業もあります。求人サイト上での募集の場合、継続的な案件が多い傾向にあるようです。 専門エージェント クライアントのニーズとフリーランサーのスキルをもとに、適切な案件を第三者であるエージェントがマッチングするサービスです。フリーランス側は仕事探しの工数を削減できるメリットがあります。また、自分のレベルにあわせて適切な経験を積むことができ、ゆくゆくは高単価な案件にチャレンジできる(紹介を受ける)メリットもあるといえます。 知人・友人からの紹介 縁故で案件を受ける方法です。地道ではありますが、人脈を広げることで、市場に出回っていない案件受託のチャンスが広がるメリットがあります。 ▼関連記事 自分に合った副業の探し方とは?選ぶ際のポイントや注意点も解説 まとめ 少ないリスクで収入減を増やせる副業フリーランスですが、案件の責任はすべて個人で管理することが求められます。とくに未経験の領域で副業を始める場合は、小規模の案件からスタートし、成功体験を積み上げていくと堅実でしょう。









