ペット関連産業の変革を目指すスタートアップ。
4名のプロ人材を重要ポジションに迎え、
サービスグロースを加速。

プロ人材 A
名前:Lさん(副業)
居住地:東京都
本業の業種:IT・通信業
本業の仕事:Web・アプリ開発
本業の従業員数:10,000名以上
<プロ人材としての活動>
業務内容:BizDevとして幅広く担当。プロボノで参加
活動頻度:月20時間程度
活動方法:リモート
プロ人材 B
名前:Iさん(副業)
居住地:東京都
本業の業種:HRテック
本業の仕事: PM、PdM
本業の従業員数:300~500名未満
<プロ人材としての活動>
業務内容:PdMとしてプロダクトの機能追加・改善プロジェクト進行の全工程を統括
活動頻度:月60時間程度
活動方法:リモート
プロ人材 C
名前:Uさん(副業)
居住地:東京都
本業の業界:Web
本業の仕事:新規事業開発
本業の従業員数:1,000~2,000名未満
<プロ人材としての活動>
業務内容:BizDevとして東京方面の営業推進やカスタマーサクセスを担当
活動頻度:業務量に応じて実施
活動方法:リモート・対面
プロ人材 D
名前:Hさん(フリーランス)
居住地:東京都
経歴:M&Aや子会社経営企画業務に従事し、独立。数値管理業務に加えて、渉外交渉なども経験。
<プロ人材としての活動>
業務内容:BizDevとして東京方面の営業推進やカスタマーサクセスを担当
活動頻度:月40時間程度
活動方法:リモート・対面
- サービスをグロースするタイミングで、重要ポジションを担う人材が不足。
- 人選で重視したのは、スタートアップ文化へのフィットとミッションへの共感。
- サービスのグロースに欠かせないBizDev、PdMの業務を依頼。
- 高い専門スキルを持つ人材4名が参画。次々と課題を解決。
1)プロ人材の活用背景
サービスをグロースするタイミングで、
重要ポジションを担う人材が不足。
当社は、2021年に立ち上げたスタートアップです。「データを活用し、ペット関連産業に変革をもたらす」をミッションに掲げ、ペットとの暮らしにおける課題解決に取り組んでいます。現在、開発・展開しているのは、犬の鼻紋(鼻のしわ)を認証するアプリ「NoseID」です。鼻紋を始めとするさまざまな個体情報を登録、データを活用することによって、迷子犬の防止をはじめとする新しい価値を提供し、行政も含めたペット関連業界に変革を起こそうとしています。2022年にテスト版をリリースし、2024年10月に有料版をスタート。現在は各地のペットショップ(クライアント)との連携を広げている段階です。
当社では正社員の他、積極的に外部人材を活用してきました。とりわけ専門的なスキルを要する部分は、副業やフリーランスの方々に参画いただいてきましたが、サービスをグロースさせる大事なタイミングで、「NoseID」の開発を支えてきたPdMが急遽プロジェクトから抜けることになりました。
迫る問題として、機能追加をはじめとする開発を進めることができるPdMが早急に必要でした。また、サービスを拡大するための営業活動やカスタマーサクセスにも力を入れなければならず、事業開発や事業拡大業務を広く担える、いわゆるBizDev(Business Developmentの略称 ) も必要でした。
そうした中、「HiPro」を知る機会があり、すぐにお願いすることにしました。もともと、副業やフリーランスの方々と協業することには慣れていたため、懸念はありませんでした。

2)応募状況・決め手
人選で重視したのは、
スタートアップ文化へのフィットとミッションへの共感。
BizDev、PdMはサービスグロースに欠かせない重要ポジションのため、いずれも正社員に近い要件で募集しました。それでも、BizDevは24名、PdMは5名(うちオファー3名)の方にご応募いただき、特にBizDevへの応募の数と質には驚きました。
当社のようなスタートアップでは、限られた人員で活動していることもあり、丁寧に業務を説明したり、指示したりすることが難しい状況が多々あります。そのため人選にあたっては、「自主的にキャッチアップして業務に取り組めること」「やりきる力を持っていること」を重視していました。そして、当社としてはスタートアップで思いっきり力を発揮したい方に参画してほしいという期待がありました。
加えてBizDevのポジションに応募された方には、ペットを飼った経験の有無も問いました。サービスの詳細を詰めるときに、ペットを飼った経験があるのとないのとでは、業務に対する姿勢やエンドユーザーへの配慮も変わってくるはずですし、「ペット関連産業に変革をもたらす」という当社のミッションに共感していただけることが重要でした。
一方、PdMのポジションは実績やスキルを重視しました。応募してくださった方に加えて、スキルと実績の条件を満たす方にもオファー。結果的に、「この方がいないと困る」というほど業務にコミットしてくださる方と出会うことができました。
3)依頼した業務、業務を進める上での工夫
サービスのグロースに欠かせない
BizDev、PdMの業務を依頼。
「NoseID」は、ペットショップと提携を結び、ペットショップからご案内いただくことで、ペットの飼い主の皆さんの利用を広げています。BizDevとして依頼した内容は、提携先となる新規クライアントの拡大に向けた営業推進と、既存クライアントとの関係性を強めるカスタマーサクセスです。BizDevの2人(UさんとHさん)は東京在住のため、CEOが東京にいくタイミングで対面し、引き継ぎをしました。自主的に動いてもらうことを前提としているため、当社からはゴールとスケジュールをお伝えし、具体的な行動はお任せしています。もう1人のBizDevのLさんは、他の2人と比べて活動時間は長くありませんが、クライアント対応をはじめさまざまな業務をお任せしています。
PdM業務をお願いしているIさんには、クライアントから上がってくる要望などをもとに、開発チームと連携しながら新機能の設計・構築や改善などを推進いただいています。
プロ人材同士の密なコミュニケーションで
スピーディにプロジェクトを推進 。
繰り返しになりますが、サービスグロースにおいてはBizDevもPdMも重要なポジションです。だからこそ、外部人材ではありつつも、常に当事者としてプロジェクトに参画してほしいと強く想っていました。そのため、コミュニケーションの回数と深さを心掛け、定例ミーティングを行う際には、クライアントから得た情報や改善点は細かくシェア。何かを決める際は決定事項のみを伝えるのではなくディスカッションから入っていただくようにし、当事者として取り組みやすいような環境づくりに留意しました。
また、プロ人材の皆さんにはそれぞれ本業があり、経験してきた業務や企業文化に違いがあります。用語一つとっても使い方が異なる場合があるため、重要なことは言葉だけでなく視覚的にも表現するなど、認識のすり合わせをしています。
加えて、スムーズにプロジェクトが進行するよう、プロ人材同士でも密なコミュニケーションをとってもらっています。たとえばBizDev業務の中でキャッチアップした改善点を開発チームにつなげる際も、特に問題がなければ、PdMのIさんと直接連携いただいています。当社のメンバーやCEOが間に入らずとも密に連携できる体制を構築したことは、スピード感を持ってPDCAを回し、サービスをよりよくすることにつながっていくと考えています。
4)得られた成果
高い専門スキルを持つ人材4名が参画。
次々と課題を解決。
PdMとして参画いただいたIさんには、業務開始とともに開発チームの課題をキャッチアップいただきました。結果として、複数名で同時に開発を進めるためのフレームや海外のエンジニアともスムーズに開発できるスキームの構築、また、スケジュールや進捗管理を最適化・見える化するなど、これまで山積みだった課題を次々解決してくれました。
また、開発チームの既存メンバーのモチベーション向上にも寄与してくれました。事業が大きくなるにつれて求められるスキルが変わっていくことから、当社のエンジニアはスキルよりもコミット力を重視して採用してきました。もちろん、技術力はありますが、それを使いこなしサービスに活かすことは容易ではありません。そのため、開発を進めるにあたって、悩みや不安を覚えることもあったと思います。そこに今回Iさんという優れたPdMが入り、上手に既存メンバーをリードしてくれました。Iさんという力強い存在によって心理的安全性も担保され、チーム全体の士気も上がったと感じます。これまでと比較すると、開発チームの仕事の流れは圧倒的によくなっています。
BizDevポジションとして参画いただいているプロ人材の方々には、現在進行形で新規クライアントの開拓とカスタマーサクセスに挑戦していただいています。参画いただいてから間もないため情報をキャッチアップするだけでも大変だと思いますが、立ち上がりは早く、すでに東京方面の業務はお任せしている状況です。課題の一つにサービス登録数の向上がありますが、KPIの設定からお任せし、達成のために何をすべきか考え動いていただいています。目に見える成果が出るのはこれからですが、「NoseID」にとって大事なこの時期に、それぞれのスキルや経験を活かし、プロジェクトを推進してもらっていると感じています。
プロ人材と共に挑戦し続ける。
フェーズごとに求める専門性が変わっていくスタートアップにおいて、スポットで必要なときに必要な人材に参画いただける仕組みは魅力的です。現在は、既に参画いただいているプロ人材の皆さんでポジションは充足していますが、フェーズが変わればまた異なる専門性を有したプロ人材を必要とすることは間違いありません。「データを活用し、ペット関連産業に変革をもたらす」「真に価値のあるサービスを提供する」という当社のミッションやバリューに共感していただける方は大歓迎です。プロ人材の活動を通して「挑戦したい」「成長したい」と考える方には、スタートアップという環境は合っていると思いますので、一緒に挑戦いただけるプロ人材との出会いを、今後もつくっていきたいと考えています。