京都 株式会社WAHAHA

新規事業を具現化するリソースが不足。
サービス企画に強みを持つプロ人材の支援を受け、
新サービスを3か月でリリース 。

株式会社WAHAHA

Profile

企業

社名:株式会社WAHAHA
所在地:京都府亀岡市
業務内容:パーソナルジム運営
従業員数:50名未満

プロ人材

名前:Yさん(副業)
居住地:埼玉県
本業の業種:IT関連
本業の仕事:ベンチャーでCOOとして勤務。オンライン教育事業の運営に携わる
本業の従業員数:50名未満
<プロ人材としての活動>
業務内容:既存コンテンツを活用した新規サービスの企画立案、集客支援
活動頻度:月30時間程度
活動方法:リモート

  • 新規事業としてアイデアを具現化・運用する
    リソースが不足。
  • サービス企画を担う人材を募集、
    40名の応募に嬉しい驚き。
  • 最初の1か月で内容を決め、
    3か月で新サービスをリリース。
  • 少人数の組織で事業成長させる際、
    プロ人材の受け入れは有効。

1)プロ人材の活用背景

新規事業としてアイデアを具現化・運用する
リソースが不足。

 当社は、パーソナルジム「WAHAHA fitness」を京都・大阪で展開している企業です。ジムの運営以外にも、一人でも多くの方が「健康な人生」を手に入れられる未来を目指し、これまでにサブスク型のオンライントレーニング事業や、メンタルトレーニングなどを指導する研修事業も展開。さらには、健康と食は切り離せないことから、地元・京都府産野菜の販売事業も開始しました。
 パーソナルトレーニングに対する価値理解は年々進んできていますが、一方で、費用面をはじめハードルが高いのも事実であり、広くご利用いただく難しさを感じています。2022年の設立以来、事業活動を通して、運動面・食事面・心理面と多角的に健康を保つお手伝いをする当社のサービスは、あらゆる人に必要なものだと確信しています。これまでも裾野を広げようとジムでのパーソナルトレーニングだけでなく、オンラインやグループレッスンなどいくつかチャレンジしてきました。ただ、それぞれのサービスにつながりがなかったため、「点」を「線」にしてつなげるような総合的なサービス展開ができないかと考えるようになりました。
 既存事業での経験や実績を活かしながら、総合的なサービスを作るという方向性は見えていました。とはいえ、アイデアを具体化して運用・集客まで持っていくのは、現在の社内リソースでは難しい状況でした。ちょうどその頃、取引先でもある金融機関のセミナーで「HiPro」を知り、サービス企画の支援を依頼できるのだと驚きました。プロ人材活用は初めてでしたが、現状を打破するためにお願いすることに決めました。

2)応募状況・決め手

サービス企画を担う人材を募集、
40名の応募に嬉しい驚き。

 求めていたのは、無形サービスやオンラインサービスの企画立案などの経験があり、できればヘルスケア領域に関心のある方でした。マーケティング戦略、運用実務のご経験があれば、さらによいと考えていました。
 昨今の人材不足や当社のパーソナルトレーナーを募集した際の状況を鑑みても、応募はあまり来ないのではないかと想定していました。ところが実際には40名ほどの応募があり、これほど多くのプロ人材の中から選べるのかと嬉しい驚きでした。
 すべての方の応募書類にしっかり目を通し、最終的に4人の方と面談しました。それぞれに強みが違うので非常に悩みましたが、最終的にご依頼を決めたYさんは、本業でCOOをされている方です。実績だけで見れば他にも経験豊富な方はいましたが、Y さんは、本業で立ち上げた女性向けオンライン・コミュニティをうまく運用されている実績があり、当社にはない発想をしてくれる方ではないかと感じられました。新しいサービスには新しい発想が必要だと考えていましたし、ターゲットも女性を想定していたため、Yさんの経験を活かしていただけるのではないかと期待しました。

3)依頼した業務、業務を進める上での工夫

タスクの可視化がプロジェクトを
スムーズに進行するポイント。

 当社の既存事業を土台にしながらも、ターゲットにとって魅力的なサービスになるよう作り込み、できるだけ早期にリリースして運用を軌道にのせる。これが今回のプロジェクトで成し遂げたいことでした。プロジェクト開始後、まずは当社が想定しているサービスの大枠と、既存事業について伝え、コンセプトをすり合わせました。そこから、ターゲットとなるお客様に喜ばれるアイデアをディスカッションしたり、当社にはない視点での提案をいただきながら、新サービスの内容を詰めていきました。
 プロジェクトを進めていく上では、まず早い段階でスケジュールを決めて共有したことがよかったと考えています。3か月後に新サービスをリリースすることを目標に、リリース前は事前セミナーを複数開催することを先に決め、そこからサービスの内容を詰めていきました。お互いのタスクを決め、週に一度の定例ミーティングで進捗状況を確認していきましたが、Yさんは多数のタスクを可視化してまとめ、当社との認識ずれが起きないよう工夫してくれました。当社でも細かく期限設定していったので、ストレスなく協働できたと思います。

4)得られた成果

最初の1か月で内容を決め、
3か月で新サービスをリリース。

 Yさんに参画いただいてから、約1か月で新サービスの内容が決まりました。コンセプトは「健康美」です。健康習慣を始めたいけれど何から手をつけたらよいかわからない人をターゲットに、複数のコンテンツをパッケージ化。トレーニングや食事改善を続けていくことが「健康美」を目指す上での一番の課題になるため、そこに着目して、一斉参加型のオンライントレーニングや京都府産野菜の定期便など、習慣化を促すためのコンテンツを盛り込みました。
 2か月目以降は集客のための仕掛けについてアイデア出しを実施。リアル開催のセミナー、オンラインセミナー、定期便でお届け予定の野菜の試食会も含めたセミナーなど、さまざまな施策が決まり、3か月目からは実際に集客を開始しました。
 そして、支援開始から丸3か月が経ったタイミングで、新サービスをリリースできました。

セミナーの様子

対話でアイデアが明確に。
頼れるプロ人材の重要性を実感。

 Yさんに参画いただいてよかったと感じることの一つは、スピード感です。もともと当社は「じっくり慎重に考えるよりも、とりあえず行動してみる」という文化がありますが、Yさんの行動力と判断の速さは、それ以上でした。資料一つとっても非常に早く提出してくださるので、効率的にプロジェクトが進んでいきました。
 また、これまでは新しいことを始めたいと思っても、そのアイデアを相談する相手がおらず、代表が企画から推進まで一人で担ってきました。今回、プロジェクトを通して何度もYさんとディスカッションしたり相談したりしましたが、そうやって対話することでアイデアを整理することができ、大変ありがたかったです。プロ人材の活用は初めてでしたが、頼れるところは力を借りることの重要性を実感しました。

少人数の組織で事業成長させる際、
プロ人材の受け入れは有効。

 今回参画いただいたYさんは本業でCOOを担っており、また他の企業でも業務委託として代表を支えるナンバー2のような業務をされているようです。そうしたポジションを担える人材を育てるには、時間もコストも手間もかかります。とはいえ、採用するのも容易ではありません。だからこそ、今回のように経験やスキルを豊富に持つ方にプロ人材として参画いただけるのはとても魅力的です。少ない人材で事業を成長させることに難しさを感じている経営者の方には、ぜひこの選択肢を知ってもらいたいと思いました。
 新サービスを軌道に乗せるため、さらなる集客にむけて注力していく予定ですが、今後もぜひプロ人材に参画いただきながら、サービスを成長させていきたいと考えています。