自分に合った副業の探し方とは?選ぶ際のポイントや注意点も解説
副業に興味があるものの、「探し方が分からない」「どのような基準で選べばよいか分からない」という方は多いのではないでしょうか。
本記事では、自分に合った副業の探し方や選ぶ際のポイント、注意点についてまとめて解説します。副業探しで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
副業案件の探し方4選
副業案件の具体的な探し方として、以下の4つを見ていきましょう。
- 副業マッチングサイトに登録する
- クラウドソーシングサイトを利用する
- 知り合いに紹介してもらう
- SNSで検索する
それぞれの方法には異なるメリットとデメリットがあります。自分の理想とする副業スタイルに合うものがあるか、チェックしてみてください。
副業マッチングサイトに登録する
まず、「副業を探す個人」と「副業人材を探す企業」をつなぐ副業マッチングサイトを利用する方法が考えられます。業務内容や報酬など、副業するにあたって必要な情報が網羅されていることが多く、効率的に副業案件を探せるのがメリットです。リモートワークの可否や職種など条件を絞って検索できるサービスも多く、便利です。
特に、本業でこれまで培ってきた経験やスキルを活かしたいなら、プロフェッショナル人材を求める企業が多数登録する副業マッチングサイトは、有力な選択肢になるでしょう。あらゆる業界が人手不足に直面するなか、特定分野のスペシャリストに対し、スポットコンサルなどを活用し専門家に相談したい企業や、メンバーとしてプロジェクトに参画してもらいたい企業は少なくありません。
営業やマーケティング、人事、ITなど、これまで特定の領域で経験を積んできた方は、マッチングサイトで自身に合う案件があるかどうかチェックしてみてください。たとえ自分では特別なスキルや経験がないと思っていても、他の企業から見れば貴重な人材として高く評価されるケースがあります。
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングサイトは、企業が不特定多数の個人に対して業務を依頼するプラットフォームです。デザインやライティング、プログラミングなどWebスキルをお持ちの方におすすめです。
求められるスキルレベルの幅が広く、初心者でも対応できる案件も掲載されているため、Webデザイナーやライターとして一歩を踏み出したい方は検討してみるとよいでしょう。ただし、初心者向けといっても一定のスキルは求められます。そのため、スクールなどに通って基礎を習得してから案件を受注する方もいます。
知り合いに紹介してもらう
人材を探している企業がないか知り合いに聞いてみるのも、副業探しの一つの方法です。同じような業界や職種に知り合いがいる場合は、一度相談してみましょう。企業のニーズにマッチすれば、直接案件を獲得できる可能性があります。
ただし、条件が合わなかった場合は断る必要があるため、辞退の可能性も考慮したうえで相談する相手を選びましょう。
SNSで検索する
近年では、人材を募集する企業がSNSで情報を発信する例も少なくありません。SNSで希望する副業の募集がないか検索してみましょう。SNS投稿から代表者の人柄や社風、事業内容などが分かるケースも多く、案件選びの参考になります。
ただし、副業マッチングサイトなどとは異なり、情報が十分に網羅されていないこともあるため、お互いの認識がずれたまま業務を開始し、後々トラブルになるリスクがあります。業務内容や報酬、勤務スケジュールなどについて、認識の相違が生じないように注意しましょう。
なかには、違法なアルバイトの募集も見受けられるため、十分な注意が必要です。「仕事内容に対して報酬が高すぎる」「連絡のやり取りがダイレクトメールのみ」などの募集内容には特に注意しましょう。
副業探しのポイント
副業マッチングサイトやクラウドソーシングサイトなどで探す際、数ある案件の中からどのように選べばよいのでしょうか。
ここでは、副業探しのポイントとして以下の5点について解説します。
- 経験やスキルを活かせるか
- 本業に支障が出ないか
- スキルや労力に見合った収入が得られるか
- 副業先の期待に応えられるか
- どの程度のコストがかかるか
経験やスキルを活かせるか
一つ目のポイントは、本業で培ってきた経験やスキルを活かせる案件かという点です。
本業で培った経験やスキルを活かして副業に取り組むと、収入を得ながら新たなスキルを獲得できる可能性があります。副業を通じて本業とは異なる経験ができれば、本業での業務や将来的な転職、独立の際に役に立つことがあるでしょう。また、本業と同じ分野であれば、案件に応募した際にも高い評価を受けやすいでしょう。
副業案件を探す際は、これまでの経験やスキルを活かせる案件がないかという観点でぜひ探してみてください。
本業に支障が出ないか
副業案件を選ぶ際には、本業に支障が出ないかよく検討する必要があります。副業に多くの時間を割きすぎると、体調を崩して本業が疎かになることが考えらます。本業での評価が下がれば、せっかく副業を始めてもデメリットが上回ってしまうかもしれません。本業の繁忙期などを考慮したうえで、無理のないスケジュールでスタートすることを心がけましょう。
スキルや労力に見合った収入が得られるか
副業案件のなかには、自身のスキルやかける労力と報酬金額が見合っていないと思われる案件もあるでしょう。
特別なスキルが必要なく、誰でも応募可能な案件などは単価が低い傾向にあります。未経験職種の「業務経験を積む」目的で、こうした案件を戦略的に獲得することも重要ですが、自身の能力や時間の価値を客観的に捉え、それに見合った報酬を得られる案件の獲得をおすすめします。
労力に見合った収入を得たいのであれば、活動の条件や報酬水準などをよく確認しましょう。
副業先の期待に応えられるか
副業案件に応募する際には、自身が得られるメリットだけでなく、企業の期待に応えられるかという視点も重要です。案件を募集している企業が求めているスキルや成果物のレベル、スピード感などを理解し、その期待に応える必要があるためです。
どのような役割や知見が期待されているのか、それを自分が提供できるのかという視点で案件をチェックしましょう。お互いにメリットがある状態でなければ、継続案件の獲得は難しくなります。
どの程度のコストがかかるか
副業案件によっては、ソフトやツールの購入などで初期費用やランニングコストがかかるものもあります。特に、デザインや動画編集などWebスキルを要するものでは、専用のソフトやツールを使うことが少なくありません。
また、ソフトやツールを使いこなすためにスクールに通ってスキルを習得するといったコストも考えられます。新たに購入が必要なものがないかなど、コストの観点からも案件を精査しましょう。
副業を選ぶ際の注意点
最後に、副業を選ぶ際の注意点として、以下の3点を確認しておきましょう。
- 手数料がかかるサービスもある
- 業務内容や報酬があいまいな場合がある
- 詐欺のような案件も存在する
それぞれの注意点について詳しく見ていきます。
手数料がかかるサービスもある
副業マッチングサイトやクラウドソーシングサイトを利用する場合、手数料がかかることがあり、取引額に掛かる手数料率もさまざまです。表示されている報酬額からいくら手数料が引かれるのか、事前に確認したうえでサービスを利用しましょう。
副業案件を募集している企業が提示する金額には手数料が含まれている場合があるため、自身の受け取り金額がいくらになるのか確認しておくことが大切です。明記されていない場合は募集元の企業や利用サービスの運営会社に問い合わせましょう。
業務内容や報酬があいまいな場合がある
副業の案件によっては、業務内容や報酬の記載があいまいなケースがあります。副業を早く始めたいあまり、認識に乖離があるまま業務を受託してしまうと、あとでトラブルになる可能性があります。特に、認識していなかった業務をあとで依頼され、想定以上に工数がかかったというのはよくある失敗です。
自身の担当範囲がどこまでなのか、それに対していくらの報酬が支払われるのか、事前に認識をすり合わせておきましょう。
詐欺のような案件も存在する
副業案件の募集のなかには、業務の量や質に対して報酬が低すぎたり、最初に教材の購入を求められたりするなど、悪質な案件が掲載されている場合があります。初心者歓迎と書かれているにもかかわらず報酬が高いケースなど、怪しいと感じたら内容をよく確認しましょう。トラブルを回避するためには、信頼できるサービスを利用することも大切です。
まとめ
本記事では、自分に合った副業の探し方や選ぶ際のポイント、注意点をまとめて解説しました。
副業の探し方としては、マッチングサイトやクラウドソーシングサイトの利用、知り合いによる紹介、SNSでの検索などがあります。効率よくスキルや収入をアップさせたいのであれば、プロフェッショナル人材の募集が多いマッチングサイトを利用するのがおすすめです。営業やマーケティング、広告、人事など、特定の分野で経験がある方であれば、対応できる案件が見つかる可能性は高いでしょう。
▼関連記事
副業でフリーランスというはたらき方のメリットや注意点、始め方について解説
パラレルワークと副業の違いは?急増の理由とメリット・デメリットを解説
この記事が気に入ったら「シェア」