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フリーランスの年収はいくら?年収実態・手取りを徹底解説!

フリーランスの年収のイメージ画像

フリーランスとしてはたらくことに興味があるものの、「実際の年収はどの程度なのか」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?フリーランスは会社員と比べて収入が不安定になりがちです。本記事では、フリーランス全体の年収実態から年収1,000万円を目指すための戦略まで、具体的なデータとノウハウをご紹介します。

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フリーランスの年収実態

フリーランスとしてはたらく上で、気になるのはやはり年収です。会社員のように毎月決まった額が支給されるわけではないので、収入の安定性や将来設計に不安を感じる方もいるかもしれません。ここでは、フリーランスの年収について、解説します。

データで見るフリーランス全体の年収

フリーランスの年収を把握するために、まずは全体の年収を見ていきましょう。ただし、フリーランスというはたらき方は多様であり、職種、経験、スキル、はたらき方によって収入は大きく異なります。そのため、年収はあくまで参考として捉えるとよいでしょう。

「令和4年度フリーランス実態調査結果(中小企業庁)」によると、直近1年間のフリーランスの収入は、約50%が300~400万円未満。一方で、1,000万円以上稼ぐ人は3.4%となっています。

出典:令和4年度フリーランス実態調査結果(中小企業庁)

次項では、フリーランスが実際に手にする「手取り年収」について、詳しく解説していきましょう。年収から税金や国民年金保険料、国民健康保険料が引かれることを考慮し、よりリアルな収入を把握してください。

フリーランスの「手取り年収」はいくら?年収別の計算例とシミュレーション

フリーランスとしてはたらく上で、年収だけでなく「手取り」を把握することは非常に重要です。会社員と異なり、税金や国民年金保険料や国民健康保険料などを自分で納める必要があるため、実際に使える金額を理解しておく必要があります。ここでは、フリーランスの手取り年収について詳しく解説していきます。

年収と手取りの違いとは?フリーランスが引かれる税金・保険料

年収とは、1年間の収入の総額のことですが、実際に自由に使えるお金ではありません。フリーランスの場合、年収から以下の税金や保険料、必要経費が引かれ残った金額が実際の手取りとなります。ただし、必要経費は個人差が大きいため、ここでは省いて考えます。

所得税

1年間の所得に対して課税される税金です。所得が多いほど税率が高くなります。

住民税

住んでいる都道府県や市区町村に納める税金です。前年の所得に応じて金額が決まります。

国民健康保険料

住んでいる市区町村に納める保険料で、前年の所得に応じて金額が決まります。

国民年金保険料

老後の生活を支える基礎年金制度の保険料です。日本国内に居住している20歳以上60歳未満の方は、国民年金の被保険者(加入者)となり、金額は一律です。

個人事業税

個人で事業を行っている人(個人事業主)に対して課される地方税(都道府県税)のことです。

出典:20歳になったとき(日本年金機構)

これらの税金や保険料は、会社員の場合は給与から天引きされますが、フリーランスは自分で計算して納める必要があります。そのため、年収だけでなく手取り額をしっかり把握しておくことが大切です。

【年収別】手取り早見表(300万・500万・800万・1,000万円の場合)

ここでは、年収別に手取り額の目安をシミュレーションしてみましょう。ただし、個々の状況によって金額は異なりますので、あくまで参考としてください。

【計算の条件】

  • 青色申告65万円控除を適用
  • 年齢:20~39歳
  • 配偶者:なし
  • 扶養家族:0人
  • 国民年金:あり
  • 介護保険:なし
  • 経費計上:なし
  • 個人事業税:なし
  • 消費税:なし

年収

月収

手取り額(年間)

手取り額(月額)

300万円

約25万円

約229万円

約19.1万円

500万円

約41.6万円

約374万円

約31.2万円

800万円

約66.6万円

約560万円

約46.7万円

1,000万円

約83.3万円

約694万円

約57.8万円

※上記はあくまで概算であり、実際の金額は異なります。必要経費や控除額によって大きく変動しますので、ご注意ください。

年収が上がるほど、税金の負担も大きくなることがわかります。フリーランスとして収入を増やしていくためには、節税対策も重要になってきます。日々の必要経費をしっかりと管理し、利用できる控除を把握しておきましょう。

より正確な手取り額を知りたい場合は、税理士に相談することをおすすめします。税理士は、個々の状況に合わせた節税対策や税務申告のアドバイスをしてくれます。

フリーランスの年収はどう決まる?単価の決め方と単価交渉術

フリーランスとしてはたらく上で、年収は非常に重要な要素です。会社員のように固定給ではないため、自分のスキルや経験、交渉力によって収入が大きく変わってきます。ここでは、フリーランスの年収がどのように決まるのか、単価の決め方や交渉術について解説していきます。

自分の市場価値を把握する方法とは?スキル・経験の棚卸し

まず、自分の市場価値を正確に把握することが、適切な単価設定の第一歩です。そのためには、以下のステップでスキル・経験の棚卸しを行いましょう。

スキル・経験の洗い出し

これまで培ってきたスキルや経験を細かくリストアップします。得意なプログラミング言語、デザインツール、マーケティング手法など、具体的なスキルを書き出しましょう。

実績を整理し、過去のプロジェクトや業務で達成した成果をまとめます。売上向上率、コスト削減額、顧客満足度など、具体的な数値で示せる実績は、市場価値を高く評価してもらう上で非常に有効です。

強み・弱みの分析

自分のスキルや経験の中で特に強みと言える部分、逆に改善が必要な部分を分析します。強みを伸ばし弱みを克服すれば市場価値を高められるでしょう。

自身のスキルから現在の市場価値を把握

自分のスキルや経験をもとに、市場での価値を客観的に見つめ直しましょう。その中で特に強みとなる要素や、今後の成長に向けて改善が必要な点を洗い出すことが重要です。

市場ニーズの調査

現在、市場でどのようなスキルが求められているのかを調査します。案件情報やフリーランス向け案件サイトなどを参考に、需要の高いスキルを把握しましょう。

これらのステップを通じて、自分のスキル・経験が市場でどの程度評価されるのか、客観的に把握できます。自分の市場価値を理解すれば、自信を持って単価交渉に臨めるでしょう。

案件の報酬・単価の相場と決め方のポイント

自分の市場価値を把握したあとは、適正な案件の報酬・単価の相場感を掴むことが重要です。相場を知らずに単価を決めると、スキルに見合わない水準での受注となり、適切な対価を得られない可能性があります。一方で過度に高単価を設定すると、発注側とのミスマッチが生じ、案件獲得の機会を逃すおそれもあります。

案件の報酬・単価の相場を調べる際には、以下の方法が有効です。

フリーランスマッチングサイトの案件を参考にする

多くのフリーランスマッチングサイトでは、案件ごとに報酬・単価が明示されています。自分のスキルや経験に近い案件を探し、相場を把握しましょう。

エージェントに相談する

フリーランスエージェントは、業界の報酬相場に精通しています。自分のスキルや経験を伝え、希望するはたらき方を伝えれば、適切な報酬・単価を教えてもらえます。

同業のフリーランスに聞いてみる

SNSやコミュニティなどで、同業のフリーランスに報酬・単価について質問してみるのも有効です。ただし、具体的な金額を聞き出すのは難しい場合もあるので、あくまで参考程度に留めておきましょう。

単価を決める際には、以下のポイントも考慮しましょう

スキル・経験

経験:高度なスキルや豊富な経験を持つ場合は、相場より高めの単価を設定できる可能性があります。

案件の難易度

難易度の高い案件や、専門知識を要する案件は、単価も高い傾向にあります。

納期

短納期の場合や、緊急性の高い案件は、通常の単価に加えて報酬を高く設定できる可能性があります。

クライアントの規模

大手企業や予算が潤沢なクライアントの場合は、単価を高める交渉ができる可能性があります。

これらの情報を総合的に判断し、自分のスキル・経験、案件の難易度、納期、クライアントの規模などを考慮して、適切な単価を設定しましょう。

収入アップに繋がる単価交渉のコツとタイミング

適切な単価を設定したら、次はクライアントとの単価交渉です。単価交渉は、フリーランスにとって収入アップの重要なチャンスです。ここでは、収入アップに繋がる単価交渉のコツとタイミングについて解説します。

単価交渉のコツ

自信を持つ

自分のスキルや経験に自信を持ち、堂々と交渉に臨みましょう。

実績を具体的に示す

数値や成果物で裏付けられた具体的な内容を示すことで、交渉相手の納得感を高められます。

相手のニーズを理解する

クライアントがどのような課題を抱えており、どのような成果を求めているのかを理解しましょう。

代替案を提示する

希望する単価が難しい場合でも、代替案を提示することで交渉の余地を残しましょう。たとえば、業務範囲を調整したり、納期を調整したりする方法があります。

感情的にならない

交渉がうまくいかない場合でも、感情的にならず冷静に対応しましょう。感情的になって自分自身の意見ばかり伝えてしまうと、最悪の場合、案件終了になる可能性もあります。

単価交渉のタイミング

契約前

業務範囲や成果物の内容や定義を明確にしたうえで、契約前に、単価交渉を行いましょう。契約後は単価交渉が難しくなる場合があります。

プロジェクトの途中

プロジェクトの途中で、当初の想定よりも業務量が増えたり難易度が上がったりした場合には、報酬見直しの相談を検討しましょう。

契約更新時

契約更新時には自分のスキルアップや実績をアピールし、単価アップを交渉しましょう。

単価交渉は、フリーランスにとって重要なスキルです。積極的に交渉に臨み、自分の価値を正当に評価してもらいましょう。フリーランスとして年収を増やすには、時間単価を最適化し、売上を最大化するはたらき方が重要です。自身のスキルやこれまでの経験をもとに単価を設定し、クライアントと有利に交渉できるよう備えておきましょう。

【はたらき方別】フリーランスの年収の違い

フリーランスというはたらき方を選択する際、本業として行うか、副業として行うかで、年収は大きく変わってきます。ここでは、それぞれのはたらき方における年収の違いと、注意すべき点について解説します。

本業フリーランス(専業)の年収

一般的に本業フリーランスの年収は、経験やスキル、職種によって大きく異なりますが「令和4年度フリーランス実態調査結果(中小企業庁)」では、約50%が300~400万円未満というデータがあります。ただし、このデータには副業フリーランスや始めて間もない方も含まれているため、実態はさらにばらつきがあると考えられます。

本業フリーランスとして安定した収入を得るためには、以下の点が重要です。

専門性の高いスキル

専門性の高いスキルを身につけることで、高単価の案件を獲得しやすくなります。

継続的な学習

常に最新の情報を仕入れてスキルを磨き続けることで、クライアントの満足度につながったり、他のフリーランスとの差別化につながったりします。

人脈の構築

クライアントや他のフリーランスとの繋がりを大切にすることで、仕事の紹介や協力を得られる可能性があります。

収入源の多様化

複数のクライアントと契約したり、オンラインコンテンツを販売したりするなど、収入源を分散すれば収入が大幅に下がってしまうリスクを軽減できます。

副業フリーランスの平均的な収入と注意点

副業でフリーランスとしてはたらく場合、本業の収入があるため、比較的安定した収入を得ながらスキルアップや収入増を目指すことが可能です。

転職サービスdoda(デューダ)の調査では、2023年の副業月収の全体平均は65,093円という結果になっています。

引用:転職サービスdoda「副業の実態調査【最新版】

副業フリーランスとしてはたらく上で、注意すべき点は以下の通りです。

本業への影響

副業に時間を使いすぎると、疲れや睡眠不足などにより本業に支障をきたす可能性があります。本業に集中できるよう時間管理を徹底しましょう。

就業規則の確認

会社によっては副業を禁止している場合があります。事前に就業規則を確認し、副業の申請など必要な手続きを行いましょう。

確定申告

副業での所得が20万円を超えると確定申告の対象となります。忘れずに申告を行いましょう。

情報漏洩

「本業の機密情報を副業先へ、もしくは副業で得た情報を本業へ持ち込むこと」も情報漏洩として問題となる可能性があります。情報管理には十分注意しましょう。

副業フリーランスは、本業の安定収入を維持しながら、自分のスキルを活かして収入を増やせる魅力的なはたらき方です。一方で、時間の使い方や情報の取り扱いには注意が必要です。

出典:No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人

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年収1,000万円は可能?フリーランスで高収入を目指すための具体的戦略

フリーランスとしてはたらく上で、年収1,000万円を目指すことも十分に可能です。自身のスキル努力次第では、会社員よりも高い収入を目指せる可能性を秘めているのがフリーランスの魅力の一つです。

実際に令和4年度フリーランス実態調査結果(中小企業庁)では、年収1,000万円以上のフリーランスは3.4%もいることがわかっています。

しかし、年収1,000万円を達成するには戦略的な行動が不可欠です。ここでは、フリーランスとして高収入を実現するための具体的なステップを解説します。

Step1:専門性の習得と強化

高収入を得るための第一歩は、市場価値の高いスキルを身につけることです。需要の高いスキルや専門知識を持つフリーランスは、高単価の案件を獲得しやすくなります。たとえば、ITエンジニアやビジネスコンサルタントは、フリーランス市場において高収入を得やすい職種として注目されています。常に最新の技術や知識を学び続け、自身のスキルをアップデートしていくことが重要です。

具体的には、以下の点を意識しましょう。

需要の高いスキルを見極める

IT業界であれば、AIやクラウドコンピューティングなどの分野は、今後も高い需要が見込まれます。こうした需要の高い分野のスキルは高収入につながる可能性が高いと言えるでしょう。

※経済産業省の報告では、2030年には12.4万人のAI人材が不足すると予想されています。(AI人材の生産性が0.7%上昇し、かつ、AI需要の伸びが「平均」の場合)

専門性を深める

特定の分野に特化すれば、その分野における第一人者としての地位を確立し、高単価案件を獲得しやすくなります。

資格取得

関連する資格を取得すればスキルを客観的に証明でき、クライアントからの信頼を得やすくなります。

※【出典】経済産業省「ーIT人材需給に関する調査ー調査報告書

Step2:実績作りとポートフォリオの充実

スキルを証明するためには、実績を示すことが不可欠です。過去のプロジェクトや成果をまとめたポートフォリオを作成し、クライアントに自身の能力をアピールしましょう。ポートフォリオは、単なる成果物の羅列ではなく、それぞれのプロジェクトにおける自身の役割や貢献度、解決した課題などを具体的に記述することが重要です。

ポートフォリオ作成のポイントは以下の通りです。

成果を定量的に示す

売上向上率、コスト削減額など、具体的な数値を用いて成果をアピールしましょう。

プロジェクトの背景を説明する

どんな課題に対して、どのようなアプローチで解決を図ったのかを明確にすることで、自身の問題解決能力を効果的にアピールできます。

クライアントの声を紹介する

推薦のコメントや感謝の言葉など、クライアントからの評価を掲載することで、第三者からの信頼性ある評価を伝えられます。

Step3:高単価案件の獲得ルートを開拓する

高単価案件を獲得するためには、効果的な営業戦略が不可欠です。フリーランスマッチングサービスやエージェントを活用するだけでなく、積極的に直営業を行うことも検討しましょう。エージェントは、あなたのスキルや経験に合致した案件を紹介してくれるだけでなく、単価交渉のサポートも行ってくれます。直営業では自身のスキルや実績を直接アピールすれば、より高単価な案件を獲得できる可能性があります。

Step4:継続的な価値提供とリピート・紹介の獲得

クライアントとの関係を良好に保ち、継続的な案件の獲得を目指しましょう。質の高いサービスを提供し、クライアントの期待を超える成果を出すことで、リピート依頼や紹介に繋がる可能性が高まります。クライアントとのコミュニケーションを密にし、ニーズを的確に把握すれば、より価値の高いサービスを提供できます。

Step5:業務効率化と事業拡大(外注活用、チーム化など)

収入を最大化するためには、業務効率化も重要な要素です。ルーティンワークや得意でない業務は外注し、より自分自身が価値を出せる業務に集中すれば、収入アップに繋げられます。また、将来的には、チームを組んで事業を拡大することも視野に入れましょう。チーム化すれば、より大規模なプロジェクトに参画できるようになり、安定した収入基盤の構築にも繋がります。

業務効率化と事業拡大のポイント:

タスクの洗い出し

業務内容を細分化し外注可能なタスクを洗い出しましょう。

外注先の選定

クラウドソーシングサービスや知人の紹介などを活用し、信頼できる外注先を見つけましょう。

チーム化

スキルや経験が豊富なメンバーを集めチームとして活動すれば、より高度なサービスを提供できるようになります。

フリーランスは、自身の努力次第で収入を大きく伸ばせる可能性を秘めたはたらき方です。ぜひ、積極的に挑戦してみてください。

収入アップに直結する!フリーランスマッチングサービス・エージェント活用術

フリーランスとして収入の安定を図り、さらなる向上を目指すためには、フリーランスマッチングサービスやエージェントの活用は非常に有効な手段です。これらのサービスは、案件探しから契約、報酬の受け取りまで、フリーランスの活動を幅広くサポートしてくれます。ここでは、マッチングサービス・エージェントの活用術について詳しく解説します。

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フリーランスの案件獲得術|高単価案件の探し方や長期で受注するための方法を解説

マッチングサービス・エージェントの種類と特徴

フリーランスマッチングサービス・エージェントは、大きく分けて以下の3つのタイプがあります。

  • マッチングプラットフォーム型:サイト上に案件(仕事内容・報酬・はたらき方など)が一覧で掲載されており、フリーランスが自分で応募できます。
  • スキルシェア型:個人のスキルを販売する形式で、得意なことを活かして収入を得られます。
  • エージェント型:専門のエージェントが希望やスキルに合った案件を紹介してくれます。高単価案件が多いですが、ある程度の経験やスキルが求められます。

それぞれの特徴を理解し、ご自身のスキルや経験、希望するはたらき方に合ったサービスを選びましょう。

マッチングサービス・エージェントの選び方

数多くのマッチングサービス・エージェントが存在するため、どのサービスを選べば良いか迷ってしまう方もいるかもしれません。以下のポイントを参考に、自分に合ったサービスを選びましょう。

案件の種類と数

自分のスキル・経験に合った案件が豊富に掲載されているか確認しましょう。

報酬単価

希望する報酬単価の案件が多いか確認しましょう。

サポート体制

案件の紹介だけでなく、契約や報酬に関するサポートが充実しているか確認しましょう。

手数料

サービス利用にかかる手数料を確認しましょう。

口コミ・評判

実際にサービスを利用した人の口コミや評判を参考にしましょう。

複数のサービスを比較検討し、自分に最適なサービスを見つけることが重要です。

マッチングサービス・エージェント活用のメリット

マッチングサービス・エージェントを活用すれば以下のようなメリットが得られます。

メリット

詳細

案件獲得の効率化

自分で営業する必要がなく効率的に案件を探せます。

高単価案件の獲得

タスク単位ではなく、プロジェクト単位での募集が多く、より高い単価で案件を獲得できる可能性があります。

マッチングサービス・エージェント活用の注意点

マッチングサービス・エージェントは便利なサービスですが、利用する際には以下の点に注意しましょう。

手数料

サービスによっては、報酬から一定の手数料が引かれます。手数料の有無や割合を確認しておきましょう。

契約内容

契約内容をしっかりと確認し不明な点は必ず質問しましょう。

担当者との相性

エージェント型の場合、担当者との相性が重要です。相性が合わない場合は担当者の変更を依頼することも検討しましょう。

年収から考えるフリーランスが法人化するタイミング

フリーランスとして活動していき、ある程度の年収を超えると「法人化」という選択肢が現実味を帯びてきます。しかし、法人化はメリットばかりではありません。ここでは、所得を目安に、法人化を検討するタイミングについて解説します。

法人化を検討すべき所得の目安

一般的に、フリーランスが法人化を検討すべき所得の目安は、800万円~1,000万円と言われています。これは、所得税率と法人税率の違い、必要経費として計上できる範囲の拡大など、税制上のメリットが大きくなるためです。

ただし、所得だけで判断するのではなく、以下の要素も考慮に入れる必要があります。

  • 事業の安定性:安定的に一定以上の収入が見込めるか
  • 事業規模の拡大:今後、事業を拡大していく予定があるか
  • 節税効果:法人化によってどの程度の節税効果が見込めるか
  • 社会保険料:法人化すると社会保険への加入義務が生じるため、保険料負担が増加する
  • 事務作業の増加:法人化すると会計処理や税務申告などの事務作業が増加する

出典:事業所が健康保険・厚生年金保険の適用を受けようとするとき(日本年金機構)

法人化のメリット・デメリット

法人化には、以下のようなメリットとデメリットがあります。

メリット

デメリット

節税効果

設立費用・維持費用がかかる

社会的信用度の向上

事務作業の増加

資金調達の選択肢が増える

社会保険への加入義務

事業承継がしやすい

税務調査のリスク

法人化を検討する際には、これらのメリット・デメリットを十分に理解し、ご自身の状況に合わせて慎重に判断することが重要です。

フリーランスの年収に関するFAQ

Q1.フリーランスで年収が高い職種は何ですか?

A.フリーランスで年収が高い職種としては、一般的にコンサルティング業が挙げられます。その他、ITエンジニアやWebデザイナーなどの専門スキルを持つ職種も高収入が期待できます。ただし、スキルや経験、案件の規模によって年収は大きく変動します。

Q2.フリーランス1年目の年収はどのくらいが目安ですか?

A.フリーランス1年目の年収は、個人のスキルや経験、営業努力によって大きく異なります。実績がない状態では、会社員時代よりも収入が下がることを覚悟しておきましょう。まずは生活費を確保できる程度の収入を目標に、実績を積んでいくことが大切です。徐々に単価を上げていくことで年収アップを目指しましょう。

Q3.インボイス制度はフリーランスの年収にどう影響しますか?

A.インボイス制度(適格請求書等保存方式)は、2023年10月1日から開始され、フリーランスの消費税に影響を与えます。また、クライアントから課税事業者になることを求められる場合もあるので、クライアントの方針も確認しインボイス発行事業者になるかどうか検討しましょう。

出典:インボイス制度について(国税庁)

Q4.フリーランスの年収証明はどうすればいいですか?

フリーランスの年収証明は、確定申告書や納税証明書などで行います。確定申告書の控えは、提出時に自分で控えを保存しておく必要があります。e-Taxで電子申告した場合は、そのデータを印刷して利用できます。金融機関からの融資を受ける際など、過去数年分の確定申告書や納税証明書を求められる場合があるので注意しましょう。日頃から正確に帳簿をつけ、確定申告に備えておくことが重要です。

まとめ|フリーランスは正しい知識と戦略で安定した年収を目指せる!

本記事では、フリーランスの年収について、幅広く解説してきました。

フリーランスとして安定した年収を得るためには、まず市場価値を正しく把握し、高単価につながるスキルを習得・強化することが大切です。加えて、実績を積み重ね、高単価案件を獲得するためのルートを開拓することも欠かせません。業務効率化を図り事業を拡大していけば、年収アップを目指せるでしょう。

フリーランスというはたらき方は、時間や場所に縛られない点が魅力ですが、収入が不安定になりがちという側面も持ち合わせています。しかし、正しい知識と戦略を持ち積極的に行動すれば、安定した年収を実現することも可能です。

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