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【弁護士監修】フリーランスのNDA(秘密保持契約)とは?締結の流れや確認ポイントを解説

NDA(秘密保持契約)のイメージ

本記事では、フリーランスが押さえておくべきNDAの基礎知識から、トラブルを回避するための具体的なチェックポイントまでを解説します。リスクを正しく理解し、対等なパートナーとして安心して契約を結ぶためにも、ぜひ参考にしてみてください。

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NDA(秘密保持契約)とは?基本情報を解説

NDAは、フリーランスが企業と取引を行う際に、締結を求められることの多い契約の一つです。

ここでは、NDAの基本的な定義や、企業が重視する理由、類似する契約との違いについて解説します。なぜNDAが必要とされているのかという背景も併せて確認しておきましょう。

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NDAとは|秘密情報の適切な取り扱いを定める契約

NDA(Non-Disclosure Agreement)とは、取引を通じて知り得た相手方の「秘密情報」について、第三者への開示や目的外での利用を行わないことを約束する契約です。

一般的には、業務委託契約を締結する前の段階、または契約と同時に取り交わされることが多く見られます。

特にフリーランスが企業の内部情報や未公開情報を扱う業務に関わる場合、NDAは重要な役割を果たします。秘密情報の範囲や管理方法、万が一情報が漏洩した場合の対応などをあらかじめ取り決めておくことで、双方にとってのリスクを抑えることができます。

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企業がNDAの締結を重視する理由

企業にとって、独自のノウハウや顧客データなどの秘密情報は、競争力を支える重要な要素です。そのため、これらの情報が外部に漏洩した場合、事業運営や信頼関係に影響を及ぼす可能性があります。

近年は、専門性の高い外部のプロフェッショナル人材を活用する企業も増えていますが、その一方で、情報管理に対する不安が生じやすいのも事実です。そこで、NDAを締結することで、情報の取り扱いルールを明確にし、トラブルを未然に防ぐ必要があるのです。

HiProが発表した「副業・フリーランス人材白書2025」によると、フリーランス人材を活用する企業のうち約10%が「情報漏洩」に不安を感じているというデータがあります。

出典:副業・フリーランス人材白書2025(HiPro)

このデータからも分かる通り、企業はリスク管理に敏感です。そのため、NDAを適切に理解し遵守できるフリーランスは、それだけで「リスクの低い安全なパートナー」として評価されやすくなるでしょう。

NDAと業務委託契約書の違い

NDAと業務委託契約書は、目的とカバーする範囲が異なる契約です。

業務委託契約書は、「どのような業務を行うのか」「その対価としていくらの報酬が支払われるのか」といった、仕事の内容や条件を定めることを主な目的としています。一方、NDAは「情報の取り扱い」に焦点を当てた契約であり、業務の内容や報酬とは切り離して考えられる点が特徴です。

実際には、業務委託契約書の中に秘密保持条項が含まれているケースも多く見られます。ただし、より機密性の高い情報を扱う場合には、秘密情報の範囲や管理方法を明確にするために、別途NDAを締結することもあります。

それぞれの契約が果たす役割を理解したうえで、内容を個別に確認することが大切です。

NDAとCAの違い

NDAとCA(Confidentiality Agreement)は、実務上はほぼ同じ意味で使用されることが多い言葉です。どちらも「秘密保持契約」を指しており、効力や目的において大きな違いはありません。

一般的に、日本国内の取引では「秘密保持契約書」や「NDA」と呼ばれることが多く、外資系企業や海外取引においては「CA」という呼称が使われる傾向があります。

そのため、名称の違いにとらわれるのではなく、契約書の中で「どの情報が秘密情報に該当するのか」「どのような義務が課されるのか」といった条文の内容そのものに目を向けることが重要です。呼び方が異なっていても、求められる守秘義務の考え方は基本的に共通している点を押さえておきましょう。

フリーランスにNDAが必要な理由

NDAは「企業側がリスクを管理するための契約」と捉えられがちですが、フリーランスにとっても一定のメリットがあります。

ここでは、フリーランスの視点から見たNDAの必要性を3つの側面から解説します。

クライアントからの信用につながるため

NDAを締結することは、情報の取り扱いを重視している姿勢を示す一つの要素となります。

特に、コンサルタントやマーケターなど、企業の戦略や内部情報に関わる職種では、情報管理への意識が信頼感に影響することも少なくありません

契約内容をしっかりと確認し、不明点を質問する姿勢を見せることで、ビジネスリテラシーの高さをアピールすることが可能です。逆に、内容を十分に確認せずに契約を進めてしまうと、セキュリティ意識が低いとみなされかねません。

NDAは契約であると同時に、信頼関係を築くための一つの機会と考えることもできます。

成果物・ノウハウの権利関係が明確になるため

NDAの中には、秘密情報の定義に加えて、業務を通じて生まれた成果物や知的財産権の取り扱いに触れている条項が含まれる場合があります。こうした条文を確認しておくことで、自身が提供したノウハウやアイデアの扱いについて、認識のズレが生じるのを防ぎやすくなります。

特に、独自のフレームワークや手法を持つ専門職の場合、どこまでがクライアントに帰属し、どこまでが自身の知的資産なのかを整理しておくことは重要です。

契約を通じて権利の範囲を明確にしておくことで、将来的なトラブルの防止や、自身の知的資産の適切な管理につながります。

再委託・外部ツール利用の線引きが明確になるため

業務効率化のために、外部パートナーへの依頼や、クラウド型のAIツールを活用したいと考える場面もあるでしょう。ただし、NDAの内容によっては、こうした行為が「第三者への情報開示」と判断される可能性があります。

あらかじめ「事前承諾があれば再委託可能」「利用可能な範囲」などを確認・整理しておくことで、安心して外部リソースを活用しやすくなります。自身の業務フローに照らし合わせながら、情報共有の範囲を把握し、必要に応じて条件の調整を相談することも検討するとよいでしょう。

こうしたプロセスを経ておくことで、契約内容への不安を減らし、業務に集中しやすい環境を整えることができます。

フリーランスがNDA締結を求められる主なケース

すべての案件で厳格なNDAが求められるわけではありませんが、扱う情報の重要度が高いほど締結の必要性は高まる傾向があります。

ここでは、特にNDAの締結が必須となる代表的なシーンを紹介します。主なケースは、以下のとおりです。

  • 企業の内部情報(経営戦略・顧客データ)にアクセスする場合
  • 新規事業・サービス開発のプロジェクトに関わる場合
  • 企業の業務フローや重要なノウハウを扱う場合

自身の業務内容と照らし合わせ、該当する場合は契約内容をより慎重に確認するとよいでしょう。

企業の内部情報(経営戦略・顧客データ)にアクセスする場合

経営コンサルタントやマーケティングディレクターとして参画する場合、非公開の情報や詳細な顧客リストにアクセスする機会が増えます。これらの情報は、取り扱いを誤ると企業の競争力や信頼に影響を及ぼす可能性があるため「営業秘密」として厳重に管理されることが一般的です。

そのため企業側は、情報管理に関して明確なルールを設け、NDAの中で責任範囲や対応方針を定めることがあります。

自分が扱う情報の重要性を理解したうえで、パソコンのセキュリティ対策やデータの保管・破棄方法なども含め、契約内容を遵守できるか確認しておくことが大切です。

新規事業・サービス開発のプロジェクトに関わる場合

新規事業の立ち上げや新サービスの開発プロジェクトでは、公開前のアイデアや構想そのものが重要な価値を持ちます。PM(プロジェクトマネージャー)や事業開発支援として関わる場合、リリース前の仕様やコンセプトの取り扱いには、特に注意が求められます。

このような案件では、秘密保持義務に加えて、プロジェクト終了後一定期間、類似事業への関与を制限する「競業避止義務」が設けられることもあります。契約終了後も秘密保持義務がどの程度続くのかについて、条文を丁寧に確認しておくことが重要です。

企業の業務フローや重要なノウハウを扱う場合

業務改善コンサルタントや社内システムの導入支援などを行う際、企業の独自の業務フローや製造ノウハウ、特殊な技術情報に触れることがあります。これらは企業が長年かけて蓄積した独自の資産であり、外部への流出が経営上の課題になることもあります。

NDAがない場合、業務を通じて得た知識のうち、どこまでが一般的なスキルで、どこからが企業固有の秘密に該当するのか判断が難しくなることがあります。

契約書の中で「秘密情報」として指定される範囲が具体的か、自身の汎用的な知識や経験まで過度に制限されていないかを確認することが重要です。

フリーランスがNDAを締結する流れ

NDAの締結は、一般的に契約交渉の初期段階で行われます。スムーズに手続きを進めるため、基本的なフローを理解しておきましょう。

ステップ

アクション

具体的な内容・注意点

STEP 1

契約書案の受領

クライアントからNDAのドラフト(案)が送られてきます。

メールや電子契約システム経由で届くのが一般的です。

STEP 2

内容の確認・精査

条文を隅々まで読み込みます。特に「損害賠償」「競業避止」「有効期間」の項目は、内容をよく理解しておくことが大切です。

不安がある場合は、この段階で弁護士や法務の専門家に相談することも検討しましょう。

STEP 3

修正の依頼・交渉

不明瞭な点や、業務に支障が出そうな条項があれば、修正の依頼や交渉を行います。

STEP 4

合意・締結

双方で内容に合意できたら、署名・捺印を行います。

近年はクラウドサインなどの電子契約を利用するケースも増えています。

STEP 5

契約書の保管

締結済みの契約書は、契約終了後も保管しておきましょう。

秘密保持期間が終わるまで、いつでも確認できるようにしておきましょう。

契約内容に大きな不安を感じる場合や、損害賠償額の上限が設定されていない場合などは、サイン前に専門家へ相談することが望ましいケースもあります。

フリーランスがNDAを締結する際に確認したい8つのポイント

NDAは、署名・締結することで法的な効力を持つ契約です。締結後に「想定していなかった」とならないよう、事前に内容を確認しておくことが大切です。

ここでは、特にフリーランスが不利な立場になりやすい8つのチェックポイントを紹介します。実際の契約書と照らし合わせながら確認してみてください。

1.「秘密情報」の範囲は明確か

まず確認したいのは、どの情報が「秘密情報」に該当するのかという点です。

「一切の情報」など、定義が曖昧で広範すぎる場合、すでに公開されている情報や日常的な会話まで対象になる可能性があります。「秘密と明示されたもの」や「書面で開示されたもの」に限定されているかを確認しましょう。

口頭情報についても、後に書面化されたものに限るといった規定があると、認識のズレを防ぎやすくなります。範囲が広すぎると感じた場合は、対象を明確にするよう修正を求めましょう。

2.秘密保持義務の「有効期間」は適切か

秘密を守る義務がいつまで続くのかといった、有効期間も確認しましょう。「契約終了後も永続的に」と定められている場合、将来の活動に影響が出る可能性があります。

一般的には「契約終了後1〜3年」など、一定の期間が設けられることが多く、情報の性質や業界特性に照らして、現実的な期間かどうかを確認することが大切です。

3.情報漏洩時の「損害賠償」の範囲・上限は適切か

万が一、情報漏洩が起きた際の賠償責任についても、注意しておきたい項目の一つです。「一切の損害を賠償する」となっている場合、企業の逸失利益なども含めた想定以上の金額を請求されるリスクがあります。

「直近3か月分の報酬額を上限とする」や「契約金額を上限とする」といった、賠償額にキャップ(上限)が設けられているかを確認しておきましょう。また、賠償の範囲が「直接かつ現実に生じた損害」に限定されているかも重要なチェックポイントです。

4.過度な「競業避止義務」が含まれていないか

競業避止義務とは、ライバル企業との取引や、同種の事業を自ら行うことを禁止する条項です。期間や範囲が広すぎる場合、フリーランスとしての活動に制約が生じることがあります。

期間・地域・対象業務が必要最小限に設定されているかを確認し、違和感がある場合は慎重に検討しましょう。

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5.「実績(ポートフォリオ)」の公開は可能か

フリーランスにとって、過去の実績は次の案件を獲得するために重要な要素です。

NDAによって「取引の事実そのもの」が秘密情報に含まれると、ポートフォリオに社名やプロジェクト名を記載できなくなる可能性があります。完全に公開不可なのか、事前承諾があれば可能なのかなど、条件を確認しておくと安心です。

もし公開不可の場合でも「特定の固有名詞を出さない範囲なら可」などの妥協案を交渉できる余地がないかを探しましょう。

6.情報を利用できる範囲は明確か

秘密情報の「開示」だけでなく、「利用」まで制限されていないかも確認が必要です。

業務を通じて得た知見やノウハウまで使用できなくなると、今後の活動に影響が出る可能性があります。自身がもともと持っていたスキルや一般的な知識まで制限されていないか、条文を丁寧に読みましょう。

7.契約違反に対するペナルティは妥当か

違反時において、どのような場合に契約を解除できるか、また解除される可能性があるかも確認しておきましょう。

実際に秘密を漏洩していなくとも「漏洩の恐れがあると判断した場合」などの抽象的な理由で一方的に即時解除できる内容は、不安定な地位に置かれるリスクがあります。

解除の前に一定の催告期間(改善を求める期間)があるか、解除の要件が具体的かを確認しましょう。また、契約解除後も秘密保持義務が続くのかどうかも、併せて確認しておくべき点です

8.「管轄裁判所」が一方的に不利でないか

万が一トラブルになり裁判を行う際、どこの裁判所で審理するかも確認が必要です。

クライアントの本社所在地(例:東京)の裁判所が専属的合意管轄となっている場合、地方在住のフリーランスは、裁判時の時間や費用の負担が大きくなる可能性があります。

遠方のクライアントと契約する場合、もし可能であれば、自分の居住地に近い裁判所にするなど、公平な設定にできないか交渉することも視野にいれるとよいでしょう。

フリーランスにありがちなNDAのトラブル例

NDAの内容を十分に確認しないまま契約を進めた結果、後になって想定外の制約やトラブルにつながるケースも見られます。ここでは、フリーランスが実際に陥りやすいトラブル例と、その対処法を紹介します。

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過度な競業避止義務により、同業の案件が受けられなくなるケース

競業避止義務の範囲は、フリーランスのはたらき方に大きく影響する項目です。この条項が広範囲に設定されていると、契約終了後も一定期間、同ジャンルや競合他社の仕事が受けにくくなるリスクがあります。

契約締結時に、競業避止の対象範囲を明確にすることが重要です。不安を感じる場合は「競合他社」の定義を具体的にリストアップする、制限期間を「3か月」や「半年」などの短期間に短縮するなど、クライアントと相談しながら内容を検討しましょう。

実績として公開できず、次の案件獲得に影響が出るケース

秘密保持の定義が厳しすぎると「企業と取引した事実」さえも公表できなくなる場合があります。これにより、自身のスキルや経験を客観的に証明できず、新規案件の獲得において機会損失を生む可能性があるため注意が必要です。

契約時に「ポートフォリオへの掲載可否」を必ず確認しましょう。全面公開が難しい場合でも「パスワード付きの閲覧制限下でのみ開示可能」や「社名や詳細を伏せれば可能」などの条項を入れられるか提案してみることが大切です。

業務で得た知識や人脈を利用し、違反を指摘されるケース

業務を通じて得た情報や人脈を、無自覚に別のビジネスへ活用してしまうこともトラブルの原因となります。「情報の目的外利用」や「引き抜き行為」とみなされる可能性があります。

トラブルを防ぐためには、「情報の目的外利用の禁止」の条項を正しく理解することが大切です。業務で得た人脈やデータは、あくまでその業務を遂行するためだけに使用が許されています。

ビジネスや他案件で転用したい場合は、必ず事前にクライアントの承諾を得るようにしましょう。

フリーランスがNDAに違反するとどうなる?リスクを解説

NDAに違反した場合、フリーランスは法的な責任を問われるだけでなく、業務やキャリアに影響が及ぶ可能性があります。

ここでは、NDA違反時に想定される主なリスクについて整理します。

損害賠償請求

企業が情報漏洩などによって損害を被った場合、その損害について金銭による賠償を求められることがあります。

情報漏洩の影響は、事業停止や取引先からの信頼低下などにつながることもあり、

請求額が高額になるケースも考えられます。

契約内容によっては、個人での負担が大きくなる可能性があるため注意が必要です。

差止請求

秘密情報の利用や公開を続けている場合、

裁判所からそれらの行為を停止するよう命じられることがあります。

たとえば、自身のサービスやコンテンツ、出版物などに関して、使用停止や公開中止を求められ、業務の継続に影響が出る可能性もあります。

信用の低下

情報の取り扱いに問題があったという評価は、取引先や同業者の間で共有されることがあります。

一度信頼を損なうと、その後の案件獲得や継続的な取引に影響が及ぶ可能性があるため、慎重な対応が求められます。

刑事罰の可能性

不正競争防止法違反などに該当する場合、民事上の責任だけでなく、刑事罰(懲役や罰金)の対象となるケースも稀に存在します。

出典:不正競争防止法(e-GOV法令検索)

NDA違反による影響は、金銭的な負担にとどまらず、業務の継続や今後のキャリアに影響する可能性もあります。だからこそ、締結前に内容を十分に理解し、無理のない範囲で契約することが重要です。

フリーランスのNDAに関するよくある質問

最後に、NDAに関してフリーランスの方からよく寄せられる疑問に回答します。

Q1.電子契約でNDAを締結しても問題ない?

一般的には、電子契約でNDAを締結しても問題ありません。電子契約によるNDAも、紙の契約書と同様に法的な効力を持ちます。

また、電子契約では「いつ・誰が・どの内容に合意したか」が記録されることが多く、管理や証拠面でメリットを感じるケースもあります。契約書の保管や検索もしやすいため、状況に応じて活用を検討するとよいでしょう。

Q2.業務委託契約書に秘密保持条項があればNDAは不要?

基本的には、業務委託契約書内の秘密保持条項で十分な場合もありますが、ケースによります。

業務委託契約書内の条項で十分な内容であれば問題ありません。しかし、機密性が極めて高い案件の場合、より詳細な規定を設けるために、別途NDAを締結する方が望ましいケースもあります。

両方を締結する場合は、内容に矛盾がないか確認することが重要です。

Q3.フリーランス同士の契約でもNDAは必要?

フリーランス同士であっても、業務上の情報を共有する場合には、NDAを締結しておくと安心です。チームを組む場合や業務の一部を再委託する場合など、後々のトラブルを防ぐためにも、情報の取り扱いルールを明確にしておくことが望ましいでしょう。

Q4テンプレートを使用する際の注意点は?

インターネット上のテンプレートをそのまま使用する場合は、注意が必要です。自分の業務内容に合っていない条項が含まれていたり、一方に有利な内容になっていたりすることもあります。

テンプレートを利用する場合でも、必ず条文を確認し、自身の仕事内容やリスクに合わせて調整することが重要です。

NDAについて理解して、フリーランスのキャリアを安全に構築しよう

NDAは、フリーランス自身とクライアントの双方を守るために必要な契約です。契約内容を正しく理解し、適切な条件で合意することは、プロとしての信頼を築くうえで重要な要素といえます。フリーランスとして長く活躍するためには、リスクをコントロールすることも大切です。

まずは、手元の契約書をもう一度見直すことから始めてみましょう。

(監修日:2025年12月12日)

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【監修者】河野 冬樹 法律事務所アルシエン|弁護士

法律事務所アルシエン(https://www.kawano-law.net/ )|弁護士

弁護士として、主にクリエイターの方をメイン顧客とし、著作権、フリーランス法務、エンターテイメント法務などを取り扱っております。 情報発信にも力を入れており、Xのフォロワー数は1万人を超えております(@kawano_lawyer)。

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