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副業から起業するメリットやデメリットは?法人化のタイミングを紹介
将来的な起業を踏まえて、リスクヘッジ策として挙がるのが副業からの起業です。しかし、スモールスタートで起業の準備を進めようと考える一方で、「そもそも副業からスタートして、起業まで持っていくことができるのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。副業でビジネス基盤を形成してから起業する場合、退職後すぐに起業するよりもリスクを減らすことが可能です。本コラムでは、副業で起業することのメリットやデメリット、副業をベースに起業する方法をご紹介します。「副業に興味がある」「副業から始めて将来は起業したい」と考える方は、ぜひ最後までお読みください。
パラレルワークと副業の違いは?急増の理由とメリット・デメリットを解説
近年、パラレルワークという言葉を聞く機会が増えています。パラレルワークと似た意味で副業という言葉もありますが、明確に異なる点もあるため、本記事ではパラレルワークと副業の違い、メリット・デメリット、パラレルワークにおすすめの職種についてご紹介します。 パラレルワークを検討している方はもちろん、パラレルワークが注目される背景や具体的な仕事の種類が知りたい方はぜひ本記事を参考にしてください。 パラレルワークとは パラレルワークとは、2種類以上の仕事を同時に手がける働き方のことです。パラレルワークのパラレル(parallel)は「並行」という意味で、並行して複数のワーク(work)をするという意味になります。 ただし、パラレルワークは、必ずしも営利目的の仕事を指すわけではありません。研究、社会貢献、ボランティアなど、自分自身が主体的に行う活動全般が含まれます。 つまり、パラレルワークは、報酬の有無に関わらず、仕事と並行して人生を豊かにするもう1つの活動に取り組むことなのです。 副業とパラレルワークの違い パラレルワークと似た意味の言葉が「副業」です。よくパラレルワークと同じものとして混同されますが、明確な違いがあります。 副業は、本業の他に仕事を持つことです。本業の収入を補う意味合いが強く、サイドワークとも呼ばれます。本業がメイン、副業をサブと区別していることが、パラレルワークとの明確な違いです。 増加するパラレルワーカーの背景 近年、パラレルワークを実践する人が増えています。その背景にあるのが以下の3つの要素です。 働き方の多様化 終身雇用制度の終焉 将来の収入が不安 それぞれ詳しく解説していきます。 働き方の多様化 新型コロナウイルス感染症の影響によってテレワーク/リモートワークが注目を浴び、ニューノーマルな働き方が浸透しました。ITやWebなど、限られた業界で推進されていた働き方が一般化したことで、働き方に対するニーズが多様化し、スキルやキャリア、プライベート活動に対する考え方にも変化が生まれています。 さらに、政府による副業・兼業の推進もパラレルワークの実践を後押しするかたちとなり、時短勤務、ジョブ型雇用、在宅勤務(テレワーク/リモートワーク)など、さまざまなニーズに対応する企業が増えています。 終身雇用制度の形骸化 終身雇用制度の形骸化も、パラレルワークを実践する人が増加する要因の1つです。 終身雇用制度とは、企業が正規雇用した従業員を定年まで雇用する制度のことです。終身雇用制度の代表的な仕組みに年功序列型賃金があり、年齢や勤続年数に応じて賃金や役職を決定することで、収入の安定化や勤続価値を見出していました。 かつて日本の高度経済成長期を支えた終身雇用制度ですが、欧米企業では成果主義・ジョブ型雇用・パラレルワークなどが主流となっており、日本企業も終身雇用を見直す企業が増えています。 さらに、時代の移り変わりが早く、企業の平均寿命が短くなっている現在では、1つの企業に定年まで在籍する魅力が薄まっている状況です。企業にとっても従業員にとっても終身雇用を前提とする考えは、メリットが少なくなりつつあります。 将来の収入が不安 将来の見通しが極めて不透明な時代で、少子高齢化による年金問題も相まって、将来の収入に対する不安は強くなる一方です。人生100年時代と呼ばれ、長期的に働くことが求められるなか、右肩上がりに賃金を上昇させていく難易度は上がっているといえるでしょう。 また、働き方改革によって残業時間が減少し、会社員は収入の減少も余儀なくされます。さらに、2019年に金融庁が公表した報告書「高齢社会における資産形成・管理」から、「老後の生活では約2,000万円が不足する」という試算が話題になりました。 ※出典:金融審議会市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」(金融庁) だからこそ、年収に対する不安を解消する方法として、パラレルワークのニーズが増しているのです。 パラレルワークのメリット パラレルワークのメリットには、主に以下の4つがあります。 幅広い経験が得られる 幅広い業種の人とつながれる スキル向上にも役立つ 収入が増える それぞれ具体的に解説していきます。 幅広い経験が得られる 旧来の考えでは、新しい仕事に取り組むために今の仕事を辞めることが一般的でした。終身雇用制度によって転職が現代ほど浸透していなかったなかで、企業を辞めるのは大きな決断で、かつリスクの高い行為だったのです。 しかし、パラレルワークであれば退職せずに、複数の仕事に携われます。また、パラレルワークでは1つの仕事だけでは得られない経験ができ、スキルも磨けるでしょう。 幅広い業種の人とつながれる パラレルワークのメリットは、普段出会えないような人ともつながれることです。 1つの組織だけに留まっていると、どうしてもプロダクトや業界に閉じた関係性になりやすい傾向にあります。しかし、パラレルワークではさまざまな業種の人との会話を通じて、新しい視点や気づきを得る機会があり、結果として仕事の視野や幅が広がることもあるでしょう。 また、パラレルワークにより幅広く人脈を築けられれば、キャリアアップにつながる出会いもあるかもしれません。 スキル向上にも役立つ パラレルワークで得た知識やスキルの多くは、結果的に別の仕事でも役に立つケースが多いです。 例えば、ライターは雑誌や書籍の執筆、Web上の記事を作成するなど、多岐に渡る仕事です。ライター業で培った文章作成スキルは、別の仕事でも求められます。 他にもパラレルワークは売上や経費の管理も自分で行うことになるため、経理や会計の知識も学べます。これらの知識はどの業界でも役立ち、複数の業務で活かせる知見になるでしょう。 収入が増える ボランティアなどの営利目的でない活動以外のパラレルワークであれば、基本的には収入を得られるため、働いた分だけ収入の増加を実現可能です。 また、パラレルワークで複数の収益源があると、収入がゼロになるリスクを分散できます。仮に所属企業の経営状況が悪化し、給与の支払いが難しくなったとしても、別の仕事から収入を得られるためです。 加えて、パラレルワークによって多様な経験やスキルアップを図ることは、将来収入を増やすきっかけとなるでしょう。 パラレルワークのデメリット パラレルワークのデメリットは、主に以下の3つです。 就業規則に注意する 他の仕事に支障が出ないようにする ワークライフバランスを確保する パラレルワークに取り組むと、自分自身だけでなく周囲に迷惑をかけてしまう可能性もあります。迷惑をかけないために、次に紹介するデメリットを理解しておきましょう。 就業規則に注意する パラレルワークの実施前に確認したいのが就業規則です。企業によっては、パラレルワークと副業を同義として表現していることもあります。パラレルワークの場合、収入をともなわない社会貢献活動なども含まれますが、収入をともなう場合は特に注意が必要です。 就業規則で副業禁止と明記されている場合には、パラレルワークであっても就業規則違反になる可能性があります。まずは勤務先の就業規則をよく確認してから、パラレルワークに取り組みましょう。 他の仕事に支障が出ないようにする パラレルワークで注意したいのが、長時間労働です。休みを設けずにいると、疲労が蓄積し、寝不足になると仕事のパフォーマンスが低下することもあります。 また、パラレルワークで重要なのが、スケジュール管理です。複数の仕事に携わると、どうしてもスケジュール管理が煩雑になります。適切にスケジュールが管理できないと、パラレルワークを続けることは難しいでしょう。 自分自身が請け負える業務量を理解し、無理のない範囲で業務を遂行することが大切です。 ワークライフバランスを確保する パラレルワークで多岐に渡る仕事を請け負うと、家族や友人との時間も自由に取れなくなってしまう可能性があります。プライベートも重視したい人は、仕事と休暇のバランスを考慮し、適切に業務量を調整しましょう。 また、パラレルワークでは依頼を抱え込みすぎてしまうこともあります。過労による心身のトラブルが起きた場合は、仕事で関わる人だけでなく家族や友人とのトラブルにも発展しかねません。身体が資本であることを忘れず、自己管理を徹底することが大切です。 パラレルワーカーにおすすめの職種 パラレルワークにおすすめの仕事を5つご紹介します。 システムエンジニア・プログラマー Webディレクター ライター 動画編集・制作 フードデリバリー システムエンジニア・プログラマー システムエンジニアやプログラマーなどのIT関連人材は不足しており、パラレルワークを活用して人材を獲得しようとする企業が増えています。また、IT業界ではテレワークを導入している企業が多いため、システムエンジニアやプログラマーはパラレルワークに挑戦しやすい職種でもあります。キャリアアップのために未経験の言語に挑戦するのもよいでしょう。 ただし、実務経験がない状態からすぐにエンジニアとして働くことは難しいものです。オンラインのプログラミングスクールなどでスキルを身につけ、実務経験を積んでから挑戦してみましょう。 Webディレクター Webディレクターの仕事内容は、Webサイト制作やその他Webに関連するプロジェクトの監督・指揮・管理です。 クライアントの意向をヒアリングし、ライターやデザイナーの作業進捗や品質を管理しながら、各プロジェクトを指揮・監督します。トラブルへの対応力や、高いコミュニケーション能力が求められるポジションです。 Webディレクターは、一般的に複数のプロジェクトを並行して管理する仕事であり、社内のリソースを確保する目的で業務を外注するケースがあります。そのため、パラレルワークで仕事を獲得しやすい職種です。 ライター ライターは、副業やパラレルワークで働いている人が多い職種です。ライターの仕事内容は文章を書くことで、何らかの資料の文章を執筆する、インタビュー内容をもとに記事を作成するなどのタスクが該当します。 ライティングスキルを求められますが、文章は仕事だけでなく生活の中でも必ず関わるものです。多くの人にとって始めやすい職種でしょう。 特に、専門知識や資格を持っている場合は、その経験や知見をもとに希少性の高いライターとして活躍できるかもしれません。ライティングは多くのビジネスで役に立つため、その他の職種でも相乗効果を生みやすいスキルの1つです。 動画編集・制作 SNSでの配信や動画広告のニーズが高まる昨今では、動画編集・制作の人材を求める企業・個人も増えています。動画編集の主な仕事内容は、動画のカットやテロップ入れ、BGMの挿入などです。簡単な編集であれば、スマートフォンのアプリでも行えるでしょう。 高度な編集をする場合は、一定の経験やスキル、場合よっては企画力も求められます。また、動画制作であれば、企画や編集に加えて、現地での撮影など、幅広い領域を求められる傾向にあり、著作権をはじめとする法律的な知識も必要です。 一方でSNSの普及によって個人の発注ニーズが増えたことで、動画編集・制作はパラレルワークが可能な求人も増えてきています。 フードデリバリー フードデリバリーは、新型コロナウイルス感染症による外出自粛の影響で、急速にニーズが高まった宅配ビジネスです。少しの隙間時間を活用できるため、パラレルワークにおすすめの職種といえます。 また、フードデリバリーは個人事業主として登録するため、経理や確定申告などを学ぶ機会にもなるでしょう。特別なスキルを必要とせず、気軽に始められるため、すぐにパラレルワークをしたい方にも適しています。 まとめ 本記事ではパラレルワークに取り組む人が増加し始めている背景や、パラレルワークのメリットやデメリットを解説しました。 近年、働き方改革や社会構造の変化によって、働き方は多様化しています。政府の後押しもあり、複数の職場でスキルを磨くことも、着実に一般化へと近づいている状況です。 数ある働き方のなかでも、パラレルワークは副業のように収入だけに着目するのではなく、目的を持って自分のやりたいことをできるのが魅力です。パラレルワークに取り組み、スキルアップ・キャリアアップを実現すれば、将来の選択肢が広がり、収入の不安も軽減できるでしょう。 過労で体調を崩さないように自己管理しながら、パラレルワークに挑戦してみてください。
フリーランスのはたらき方とは?特徴やメリットとデメリットを解説
コロナ禍でニューノーマルなはたらき方が普及して以降、フリーランスというはたらき方はより身近になっています。しかし、フリーランスとしてはたらきたいとお考えの方も、多くの疑問や不安があるのではないでしょうか。 フリーランスというはたらき方は、会社員とは大きく異なります。「収入が上がりそう」「自由にはたらけそう」というメリットだけにとらわれることには注意が必要です。 当記事はフリーランスとして独立したい方向けに、フリーランスのはたらき方や必要な知識を紹介します。独立の不安を軽減し、行動に移すための参考になれば幸いです。 フリーランスとは? フリーランスとは会社や組織に属さず、個人で仕事を契約し、収入を得ている人のことです。はたらく場所や時間を自身のライフスタイルに合わせて選択できる特徴があります。 フリーランスと会社員との違い フリーランスのはたらき方には、就業時間や出勤などの概念がありません。契約した期日までに仕事を遂行できるのであれば、時間に縛られず、自由にはたらけます。 一方、会社が決めた就業規則を守ってはたらくのが会社員のはたらき方です。フルフレックスなどの制度が採用されていない場合、会社員は決められた時間に出勤し、業務を開始することが求められます。 また、もうひとつの違いが給与面です。会社員は固定給制が一般的ですが、フリーランスは成果に応じて変動する傾向にあります。 フリーランスと個人事業主との違い フリーランスと似た意味で使われる言葉に個人事業主があります。似ているようで異なるため、違いを理解することが大事です。 はじめに、フリーランスは人やはたらき方を指します。雇用関係はなく、個人事業主、法人であってもフリーランスと呼称できます。 一方、個人事業主は税務署に開業届を提出し、事業を法人ではなく、個人として営む人のことです。税務上、法人とは明確に区分して扱われます。 フリーランスのはたらき方の特徴 フリーランスのはたらき方は、会社員と異なります。独立前にフリーランスの特徴やはたらき方を理解しておきましょう。 はじめにフリーランスのはたらき方の特徴は、以下のとおりです。 契約形態が会社員と異なる 労働基準法が適用されない 取引先を自分で探して獲得する必要がある 確定申告を自身でおこなう必要がある フリーランスと会社員ではたらき方や契約形態、手続きなど、どのような点が異なるのかを具体的に解説していきます。 契約形態が会社員と異なる フリーランスと会社員の主な違いは、契約形態です。フリーランスは「業務委託契約」、会社員は「雇用契約」を結びます。 業務委託契約とは、受託案件ごとにクライアントと契約期間や報酬、業務内容を定めた契約です。フリーランスとしてはたらく場合は、継続的に案件が発生するわけではなく、案件ごとに業務委託契約を結びます。 一方、雇用契約とは、雇用主と労働者の間で結ばれる契約です。会社の就業規則に従った労働を提供することで報酬を得ることを指します。 労働基準法が適用されない フリーランスというはたらき方の場合、労働基準法が適用されないことがあります。労働基準法が適用されるために必要なのが、労働関連法令における「労働者」に該当すると判断されることです。 厚生労働省が発表したフリーランスの働き方に関するガイドラインでは、労働者に該当するための要素が主に3点示されています。 案件の依頼や指示に対する拒否ができない場合 業務の内容や遂行方法に関して発注者等から指揮命令を受けている場合 発注者等から勤務の場所や時間が指定され、管理されている場合 ※出典:フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン(概要版)(厚生労働省) 他にも事業者性や代替性のなさ、専属性の高さが当てはまると、労働者に該当する場合があります。これは正社員に関わらず、契約社員やアルバイト、パートであっても同様です。 自分で取引先を開拓する フリーランスのはたらき方では、取引先を自分で探して獲得する必要があります。なぜならフリーランスは、会社員のように会社から業務内容を指示されるはたらき方ではないからです。 そのため、フリーランスとして仕事を始める際は、取引先を探す負担を減らすために、案件を紹介してくれるクラウドソーシングの使用も視野に入れるとよいでしょう。 確定申告を自分で行う 会社員は税金関係の手続きを年末調整というかたちで会社が代行しますが、フリーランスとしてはたらく場合、確定申告や納税を自身で行う必要があります。 自身で請求書の発行から入金確認、会計ソフトなどでの帳簿管理、確定申告書を作成するといった事務作業が多いのも、フリーランスのはたらき方の特徴です。 確定申告などの手続きは、税金に関する知識がないと苦労します。事務作業に時間を取られて本来の業務が滞る場合は、経費と割り切って税理士に依頼するのも選択肢の1つです。 フリーランスのはたらき方のメリット フリーランスのはたらき方の代表的なメリットを3つご紹介します。 収入や業務量をコントロールできる はたらく時間を選べる 年齢やキャリアによる制限を受けにくい フリーランスのメリットを理解し、ぜひ実際にフリーランスになる際の検討材料にしてみてください。 収入や業務量をコントロールできる フリーランスのメリットは、収入や案件数をコントロールできることです。 仮に1ヵ月で3ヵ月分の報酬を得られれば、約2ヵ月間は仕事をしなくても問題ありません。つまり、収入をコントロールできることは、スケジュール調整がしやすいことを意味します。混雑している曜日や時間帯を避けることで、効率的に時間を使えるでしょう。 また、フリーランスは、スキルや実績次第で案件単価が大きく上がることがあります。スキルや実力主義の側面が強く、仕事の成果が報酬や案件獲得に直結しやすいです。 一方、会社員は、基本給やボーナスの上限値が決められているケースもあり、昇給幅も規定があることが多く、収入には一定の限界があります。 フリーランスの収入 会社員の収入 成果に応じて報酬単価が変動する 固定給の会社が多い はたらく時間を選べる 職種によりますが、フリーランスはある程度はたらく時間を自由に選べます。エンジニアやデザイナー、Webライターなどのフリーランスは、納期こそ決まっているものの、納品までのはたらき方は決められていないことが一般的です。 フリーランスには就業時間が定められていないため、起床時間は自由で、平日に休暇を取得することも可能です。もしフリーランスの業務スケジュールやキャッシュフローが安定しているのであれば、長期休暇も実現できます。 年齢やキャリアによる制限を受けにくい フリーランスは年齢やキャリアに関係なく、スキルがあれば活躍できるはたらき方です。 たとえば学生のうちからフリーランスとして安定的な収入を得られれば、会社に就職せずにフリーランスとしてはたらくこともできます。また、定年退職後でもフリーランスとして活躍するケースもあるでしょう。 フリーランスのはたらき方のデメリット フリーランスのはたらき方は、一見メリットが目立ちます。しかし、デメリットも知っておくことが重要です。代表的なデメリットは以下の通りとなります。 収入やはたらき方が安定しにくい 事務処理が煩雑になる・各種審査が通りにくい 収入やはたらき方が安定しにくい フリーランスは、会社員のように安定した収入を得るのが難しいことがデメリットです。努力次第で高収入が狙える反面、収入の変動が起こりやすいリスクもあります。 たとえば、ある月が高収入だったとしても、翌月には契約が打ち切りとなり、収入が下がることもあるでしょう。また、体調不良や、災害・不慮の事故によって仕事ができない場合、成果物の提供が難しく、結果的に報酬が下がります。 対処法としては、フリーランスになる前に十分な預貯金を蓄えることや、複数の取引先を確保して、リスクを分散することです。 複数の取引先を開拓するときには、取引先との信頼関係を築くことが求められます。長期的な関係を築くには、成果物を納品するだけでなく、クライアントや取引先の要求に応えることが重要です。 事務処理が煩雑になる フリーランスは、確定申告をはじめとした事務処理が煩雑になりやすいのがデメリットです。特に経費や税金について、会社員時代には意識しなかった方も多いのではないでしょうか。 経費の管理や、見積書や契約書、業務委託契約書の作成、確定申告などの事務作業をフリーランスはすべて自身で対応します。 事務処理の労力を軽減するためには、税理士への依頼や会計ソフトの導入などの方法があります。しかし、費用がかかるうえに税理士への依頼も自分で行うことになるため、やることが全てなくなるわけではありません。 近年では、フリーランスの事務・経理処理をサポートしてくれるソフトやクラウドサービスがあるため、使いやすいものを導入して作業の効率化を検討すると良いでしょう。会計クラウドサービスは月額費用が発生するものの、本来の業務と直接関係ない事務処理を軽減できるため、コストパフォーマンスを考慮することが大切です。 各種審査が通りにくい フリーランスは、会社員と比較すると住宅ローンやクレジットカードなど、各種審査が通りにくい場合があります。フリーランスは収入の不安定さゆえに継続的な安定収入が見込みにくく、会社員や公務員に比べて支払いが難しいのではないかと判断されてしまう可能性があるからです。 これによって独立後にクレジットカードの発行や銀行口座を開設しようとしたものの、なかなか審査に通らないといったケースも見受けられます。 もちろん、フリーランスだからといってクレジットカードや住宅ローンの審査が通らないわけではありません。また、フリーランス市場の拡大にともなって、フリーランス専用のクレジットカードや保険、シェアハウスなど、フリーランスのはたらき方に配慮したさまざまなサービスが整備されつつあります。 フリーランスになる際に必要な手続き フリーランスになるには、以下の手続きが必要です。 国民年金や国民健康保険への加入 開業届を出す必要がある それぞれ解説していきます。 国民年金や国民健康保険への加入 フリーランスとして独立した場合、国民年金と国民健康保険への加入が必要です。国民年金への加入は、お住まい付近の市区町村役場でおこなえます。 手続きに必要なものは、以下のとおりです。 年金手帳 退職・離職証明書 社会保険の資格喪失書 退職後はできるだけ早く、手続きをしましょう。 また、フリーランスになると会社に所属しなくなり、年金や健康保険の取り扱いが異なります。会社の健康保険を2年間任意継続する方法もありますが、最終的には、国民健康保険への加入が必要です。 手続きの方法次第で支払う保険料は異なるため、事前に調べてから進めるようにしましょう。 会社員が加入する健康保険、厚生年金保険は、会社が半額負担する仕組みになっていますが、フリーランスの場合、社会保険を全額自分で支払う必要があるため、金銭的な負担が増加します。 フリーランスの社会保険料は、会社員時代と比べて約2倍支払うと試算しておきましょう。 開業届を出す必要がある フリーランスとして独立し、事業として活動を実施する場合は、個人事業主と同様に開業届を提出しましょう。 開業届は原則、事業開始後1ヵ月以内に届け出る必要があるため、早めの手続きが必要です。開業届を提出すれば、特別控除を受けるための青色申告が利用可能になります。 フリーランスになる前にやっておくべきこと 最後に、フリーランスになる際にやっておくべきことを紹介します。事前にできることを進めてから独立しましょう。押さえておきたいポイントは以下のとおりです。 必要な審査を済ませる 事業用の口座を作る それぞれ解説していきます。 必要な審査を済ませる フリーランスになる前に、必要な審査を済ませておきましょう。前述の通り、フリーランスは、会社員と比較すると審査に通りにくい傾向にあります。 そのため、クレジットカードの作成や住宅ローン・賃貸契約の審査が必要な場合は、フリーランスになる前に済ませておいたほうが良いでしょう。 事業用の口座を作る 事業用のお金と個人用のお金を分けて考えておかなければ、経理の作業が煩雑になるため、事業用の口座を作っておくことも重要です。 事業用の口座があることで、確定申告や経費の計算、税金納付において収入と支出を明らかにした際、個人用と事業用で収支が混同することを避けられます。 また、事業用の口座を作るメリットには、税務調査に対応しやすい点があげられます。税務調査とは、税務署が確定申告の内容を調べ、誤りがあるのであれば納税者に通知する調査を指します。 税務調査が行われる場合、通帳や資料を提出しなければなりません。この場合に、個人用の支出が事業用の通帳に記入されていた場合、私的に経費を計上しているのではないかと疑われる可能性があります。 事業用口座と個人用口座を区分していれば、仕分け作業が容易にできるため、青色申告をスムーズにおこなえます。 フリーランスとしてはたらくポイント フリーランスとしてはたらく際、特に重要なポイントとなるのが、「業務委託契約書を結ぶ」「コミュニケーションスキルを身に付ける」の2点です。 業務委託契約書を結ぶ クライアントとのトラブルを未然に防ぐため、業務委託契約書を結びましょう。また、正しく契約を結ぶためには、業務委託契約の種類を理解することが重要です。 業務委託契約には、「委任契約」「準委任契約」「請負契約」の3種類があります。それぞれの違いをまとめると以下のとおりです。 委任契約 準委任契約 請負契約 法律行為を受託する契約 業務の処理を受託する契約 仕事の完成を請け負う契約 委任契約 委任契約とは、委託者が法律行為を受託者に委託することです。法律行為とは、意思表示で権利の発生や消滅などの法的効果が生じる行為を指しています。 準委任契約 準委任契約は、委託者が法律行為以外の仕事を受託者に委託することです。委任契約と準委任契約の共通点は「業務遂行」で、結果が出なくても業務を遂行した場合は契約履行とされます。 たとえば、ITコンサルタントとして準委任契約を結び、戦略策定やIT課題分析や提案などのコンサルティング業務を提供した場合、準委任契約では高度なサービスを提供することが契約の目的になるため、コンサルティング業務での成果にかかわらず報酬が発生します。 請負契約 請負契約とは、受託者が成果物を納品して、その対価として委託者が報酬を支払う契約するはたらき方です。委任契約や準委任契約と異なる点として、請負契約では仕事の完成が求められます。 そのため、成果物を納品できない場合、報酬は発生しません。また、契約で定めた内容通りの成果が達成されていない場合も、報酬が支払われないことになります。 たとえば、フリーランスのプログラマーがアプリケーション開発の請負契約を結ぶ場合、成果物はアプリの完成です。しかし、期日までに成果物を納品したものの、アプリがバグだらけで使い物にならない状態であった際は、契約で示した成果物が納品されるまで、フリーランス側には改善対応が求められます。 コミュニケーションスキルを身に付ける フリーランスとして収入を増やすには、営業スキルも重要です。どれほど専門性のある業務ができたとしても、コミュニケーションが上手くいかない場合、結果的にコミュニケーションコストが肥大化するため、委託者としても単価を上げにくい傾向にあります。 そのため、フリーランスはコミュニケーションスキルを身に付けたほうが、継続的な契約はもちろんのこと、人脈の形成や単価のアップにも有利にはたらくでしょう。スムーズなコミュニケーションが評価され、契約先から別の案件を紹介されるケースも出てくるかもしれません。 コミュニケーションはあらゆるスキルの土台であるため、フリーランスとして生き残るためにもコミュニケーションスキルは必要です。 まとめ 本記事ではフリーランスのはたらき方の特徴やメリット・デメリットなどを解説しました。会社員とははたらき方が大きく変わるため、フリーランスのメリットだけを考えて安易に独立することはおすすめできません。 そのため、デメリットも適切に理解し、活動に必要な準備を済ませてから、フリーランスになりましょう。 HiProでは、フリーランスの案件獲得を支援するサービスを複数ご用意しています。 HiPro Biz(経営支援サービス) HiPro Tech(IT・テクノロジー領域特化型エージェントサービス) HiPro Direct(マッチングプラットフォームサービス) 特に幅広い業種・職種の案件を確認したい場合は、HiPro Directがおすすめです。当サービスでは新規事業企画、営業支援、マーケティング、人事など、多種多様な案件の中からご自身のスキル・経験に合った案件を選ぶことができます。 フリーランスとしての一歩を踏み出す際、案件獲得の手段としてぜひご活用ください。




